やっぱりブラジルはおもしろい | マツナガのブログ
個人的には、演奏する機会は実はさほどない。
でも、ブラジル音楽が好きだ。

すごく大雑把な括りで「ラテン音楽」と呼ばれてしまうこともあるブラジル音楽なのだが、ブラジルはブラジルで独自のスタイルがあってだな、それ以外の中南米音楽とは違うのだよ。
言うなれば、日本のどっかの民謡とK-Popを「アジア音楽」って括っちゃうくらい雑な話なのだ。

とはいえ、ブラジル音楽の伝統にどっぷりあぐらをかいてるだけの音楽ばっかりじゃつまらん。
いや、つまんなくはないけど、それだけじゃ近いうちに「保護すべき伝統音楽」になっちまう。
時代の流れに合わせて変わっていくのがポップミュージックってもんだ。

おそらくはそんな大義名分と関係なく、いろんな音楽とのミクスチュアを試みてるミュージシャンは結構いる。
そして、当人たちが望んでか否かは知らんが、そこにはブラジルの香りが残ってる。
そんな中で最近気に入ってるのをいくつか。



Bossa Cuca Nova
ボサノバとアシッドジャズ(古いか?)をミックスしたようなサウンド。
ちゃんとボサノバっぽくも聴こえるから不思議。



Banda Black Rio
70'sのブラジルのファンクバンド。
Incognitoがこの曲をカバーしてて、俺はそっちで先に知った。
でも、不思議なことに、Banda Black Rioのバージョンの方がブラジルっぽいのよね。



MPB、でいいのかな。ブラジルの巨匠、Sergio Mendes が、ヒップホップの Black Eyed Peas と組んで作ったアルバムから。
まあ、この三つの中では一番わかりやすいミクスチュアかな。サンバのビートでラップやってるだけだし。



さて、どこまでが「ブラジル」なんだろうねぇ。
上の三つの動画は、ブラジル側から辿って行って見つけた。
でも、ヒップホップから辿っても三つ目のやつには行き着くだろうし、人によってはそれをブラジル音楽としては認識しないかもしれない。
俺には全部、ブラジル音楽に聴こえるんだけどねぇ。

音楽のカテゴライズは、語りだすと一晩じゃ済まないんで別の機会に譲る。
とりあえず、アレだ。

ブラジル音楽、おもしろいよ。