■ライブレポート  2008.6.28 | ベーシストとエフェクター

■ライブレポート  2008.6.28

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忙しい最中、仕事や家族の都合も顧みず先週末ライブを敢行しました。今回も、いろいろと詳細に亘ってレポートを、と思っておりましたが、今回は実は、自分自身あまりテンションが上がらず、非常にクールにライブを「こなした」ように思えるのです。まあ、いろいろと遠因はあるのですが、後味を含め、爽快感が少なかったような・・・  ということで、今回はライブの内容そのものよりも、その遠因たる、今の自分やバンドを取り巻く状況についてお話をさせて頂きたいと思います。


そもそも、前回3月末にライブを開催し、3ヶ月後にライブ、というのは、我々のバンドにとっては異常と言えるショートスパン。通常は月1回のスタジオ練習、がんばっても月2回程度の練習サイクルです。そのような亀の歩みの我がバンドにとって、3ヶ月後に演目を大幅刷新してライブ、と言うのは、実はとてもハードルが高い。


また、今回は、前回ライブ開催のアコースティックユニット「TRIAD」での出演ではなく、4ピースロックバンド「BEL_A」での出演が前提となっていました。ところが、相棒のドラマーが、やむを得ぬ家庭事情により参加が難しいことは、当初からほぼ確定的。いろいろと考えた挙句、ドラムレスのマイナスワンに、TRIADのヴォーカルを追加し、vo+vo+g+bの変則4ピースにすることにより、演出の多様性を確保しようということになりました。


あと、個人的な事情ですが、4月にワタクシKazの仕事絡み(異動)で大わらわ。ビジネス上のキャリアプランとしては希望に沿ったものだったのですが、何せタイミングが悪い。もちろん自分以外のメンバーを同じく仕事をしている訳で、各人各様に忙しいわけですが、そのような事情もあり、最後の2回の詰めの練習に、なんとベーシストである自分が全く参加できないという事態が発生。gのMIKEYとは長い付き合いで、大体のことは呼吸で分かるものの、合わせの最終チェックはまた別問題。スタジオ練習の音源を聞きながら、最後の詰めは個人練習ということに相成りました。


そんなこんなで迎えたライブ当日、追い討ちをかける事態発生。女性vo兼keyのメンバーが楽器搬送の際に、なんとギックリー(ぎっくり腰)に。立つ・歩くの基本動作もままならない状態に。大変申し訳なくも、鎮痛剤投与にてステージに上がってはもらいましたが・・・


とまあ、とにかくいろんなことが起きます。仕事もプライベートも、まあ人生そうそううまくいかないことは分かってるものの、こうもいろいろと重なることはないじゃない、という感じ(涙) トドメは、家を出発するときの「また、好き勝手なことばかりして」の家族の一言(汗) いろいろと書き綴りましたが、まとめると、こんな感じでしょうか。


①練習不足に起因する拭い去れない不安感を抱えながらのステージ。
②最強の相棒であるドラマー不在による、ベーシストならではの空虚感。
③体調不良メンバーを気遣いながらのステージ(無理させてごめんね、MIKAちゃん・・・)


やはり、我々のような社会人バンドにとっては、3ヶ月のインターバルと言うのは、ちょっと厳しかったような気がします。ライブというのは、音楽を趣味にする者にとって、最高のハレの舞台であり、じっくりと仕上げて、自信が相応にある、つまりライブを楽しめる状態でないと、なかなか難しい。今回はライブを楽しむと言うよりは、いかに大過なくやり過ごすか、というような方向に個人的には行ってしまって、楽しめなかった。ライブそのものは、演奏もそうそう失敗しなかったし、それなりにソツなくまとまっていたとは思うのですが。一番申し訳ないなと思うのは、上記の不安感とか楽しめていない、という感覚が多分客側にも伝わっていたのではないか、ということ。少なくとも、ステージ上にいる自分はそう感じてしまい、余計楽しめなかったという状況があります。


音楽は楽しんでナンボ、楽しんでもらってナンボだと思ってますから。ということで、次回の目標は年末辺りに設定し、じっくりと詰めて行きたいと思う次第です。