■ライブレポート  その2 | ベーシストとエフェクター

■ライブレポート  その2

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大荷物を抱えて電車に乗車。身軽であれば、乗り換え2回のルートの方が数分だけ所要時間が短いのだが、30kgオーバーの大荷物を抱えているので、迷うことなく乗り換え1回を選択。乗車から20分で乗り換え地点に到着。エレベーターを使うのは初めてである。乗換駅のエレベーターに程近い所に乗ったものの、エレベータの搭乗口には行列。結局、2回見送って3回目に乗った。エライ時間のロス。次は山手線。山手線ホームまでは距離的には400mほどあったが、基本的には平坦であったのでそれほど苦労せずに乗車。でも恵比寿辺りでちょっと混んで来て・・・ 結構白い目で見られた。渋谷に到着し、ひとまずホームにおりて小休止。エレベータがないことはなさそうだが、多分あってもホームの反対の端。諦めてサム6を背負い、その上からalteregoを背負い、キャビ&アンプが乗った台車を両手で抱え、階段で降りた。途中、危うく荷崩れを起こしそうに・・・ walterwoodsの階段落ちなんかしようものなら・・・ 一瞬脂汗が出る思いだったが、何とか持ちこたえ、地上に降りた。ホッと一息である。


でも改札を出ると、土曜の真昼の渋谷。想定外の混雑。天気も良かったし、それに、大手町~虎ノ門~麹町界隈と割と行動範囲が限られた自分にとって、渋谷はとてもコワイ街(汗)。なので、お気に入りのサングラス(oakley penny X-METAL + ruby)をかけ、気合いを入れて雑踏に踏み込んだ。向かうはライブ会場ではなく、最終確認が必要とのことで予約しておいたスタジオ。普段は5分くらいでいけるのが、これまた15分くらいかかった。しかも、途中で荷崩れを起こし、rubyレンズのoakleyをかけた風貌で、しゃがみ込んで再荷造り、途中で壁に立てかけたalteregoが倒れそうになって慌てて押さえに行ったがために、荷造り中のゴムひもがビロロ~ンと戻ってしまうという、絵に描いたようなカッコ悪さである。やっとの思いでスタジオに到着し、メンバーと合流。ホッと一息、lunchを共にする。


スタジオ入り。練習の時はなかなか機材を持っていけないので、実はこのスタジオ入りが初めての本番フル機材でのリハ。いつもエレキベースで演っていたフレーズも、alteregoで弾くと、印象がだいぶ変わるらしく、他メンバーに若干の戸惑い。最初は焦ったが、すぐに一同慣れる。それよりも、rolandの改造キャビがアンサンブルの中でも予想以上にシッカリと鳴ってくれることに大満足。ところが、やはり四十路前後が主体のメンバー。毎度のことで、最近は特に驚きもしないが、一週間前の決め事を忘れている。紙に書いて覚えたつもりになってるが、結局その紙を見ないと思い出せない。もう一度、譜面を確認しながら構成やキメのチェック。練習で出来ないことは本番では絶対に出来ないし、練習で出来ても本番で出来るとは限らない、というのが自分の身上。練習でキワドイ(技術的に難しく、自分の許容範囲いっぱいいっぱいで弾いている)部分を何度か繰り返し練習する。満足は出来ないが、まあ、今の時点での精一杯を確認し、time's up。終了時間ギリギリでしたので、ケースにも入れず、楽器をそのままスタジオの外へ、周囲の注目(白い目?)を浴びつつ、そそくさと解体・収納。缶コーヒーを飲みながら、最終打合せを済ませ、メンバー全員で程近くのライブ会場(ハコ)へ。


ハコには予定時間より30分早く到着するも、既にエンジニアが入っており、機材を運び込む。僕らのユニットは1番目ということであったので、逆リハでしばらくやることがない。いずれにしてもアコースティックユニットらしからぬボリュームの機材であるため、早速開梱。こんなに持ち込んじゃって、迷惑かけちゃったかなーと思っていたら、今回のイベント主催者のバンドが到着。ボーカル・ギターは機材が少ないものの、パーカッショニストがおり、その機材ボリュームに圧倒される。なんだー、epifani 210持ってきても全然大丈夫だったなー(ヘタに電車で来てしまったことが、この感情に一層拍車をかける)、などと後悔するも後の祭り。この主催者バンドがトリと務めるとのことで、早速リハの準備。他の出演者はピンでしたので、リハはリバーブの確認くらい。すぐさま我々のリハ。


機材をステージに運ぶ。大荷物と思っていた割には開梱すると、結構すんなりとステージの要所要所にはまっていく。アンプの位置、babyegoの置き場所なども、迷うことなく決められた。早速リハーサル開始。ギターとボーカルはPAから、ベースはアンプのみから音出し、というスタイル。今までも無かったわけではないが、難しいのは、自分の音がモニターから返ってこないので、客席側でどういうバランスで聴こえているかが分からないこと。卓のエンジニアからは「もうちょっとベース上げてください」と言われるんですが、ステージにいる限りは「こんなにベース上げちゃっていいの?」って思うくらい、大きい。エンジニアを信じ、ステージ上でのモニターバランスをとるため、ギターとボーカルの返しを大きくしてもらった。(結局、客席ではどのように聴こえていたのか、分かりません・・・ どなたか、簡単でよいので教えてください・・・) ドラムがいると、リハはもうちょっと時間を要すると思いますが、3ピース構成のため、リハはあっけなく終了。それでは本番、よろしくお願いします、ということで終了。オープンまで1時間以上あったので、近くのスタバで美味しいコーヒーをすする。こういうときは、決まってバンドや音楽の話にならない。「自分の同僚はゲイだった」、「ゲイって、基本オシャレだよね」、「腹筋割れてる人多いしね」、「オマエなんでそんな腹筋のことまで知ってるの?」とか、なぜかそんな話に花が咲く。あっという間に時間が過ぎ、途中で、荷物運びで疲弊したカラダを癒すために(実は電車で来たことを後悔していたのは自分だけではなく、ギタリストもそうだった・・・)栄養ドリンクを購入し、ハコに戻った。


しばらくすると、お客さんが入ってきた。懐かしい顔が集う。ホントは、当blogを通じていろいろと教えていただいているshinmeiさんと是非お話をしたかったのですが、名前とお顔が一致せず(涙)、断念。というところで、いよいよshow time。サングラスをpennyからjulietに換えてステージへ。ちゃんとした(といってよいか分からないが)ステージは実に2年ぶりである。知人ばかりだし緊張するとは思っていなかったが、やはりいささか緊張するものである。babyegoを構え、他メンバーの準備完了を待つ。


また長くなってしまったので、これを第2弾とさせていただき、次回、最終回(そんなに、興味ないか・・・)