■マラソン日記 | ベーシストとエフェクター

■マラソン日記

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このタイトルでのエントリーは初めてです。ブログジャンルから外れますが、「速くなりたい」というのと、「巧くあるいはカッコよくセンスよく弾きたい」という目標に向かって、試行錯誤しながら、その目標達成に至るまでのプロセスを設計し、地道に努力する、という点についてはマラソンもベースも自分にとって基本は同じだったりします。(もちろん、道具に対するコダワリも・・・笑)あと、基礎体力の向上は、重いベースをぶら下げてステージに立つ我々ベーシストの大いなる課題でもあります(笑い) ということで、少々お付き合いのほどを。


以前にもお話したことがあると思いますが、幼少期にとった杵柄で数年前にサッカー復帰したものの、あまりに走れぬ自分の体を憂い、並行して走り込みを開始しました。最初は大変。なんせ、走るとき片足には自分の体重の最大3倍の負荷がかかると言われるので、普段何もしてないと、走る自分を支え続けるだけの筋力そのものが不足ししているため、すぐに膝が痛くなって、走るどころではなくなる。結局、ストラップにも使われる伸縮素材イソプレン製の膝サポーターの力を借りて、騙し騙し走った結果、半年くらいで、ようやく普通に走れるだけの筋力が付きました。そこから距離を徐々に伸ばしはじめ、サッカーでも多少は走れるように(そもそも、自分は右サイドバックなので、マジメにやると走れないと使い物にならない)。で、そうこうするうちに「走ること」そのものの虜になってしまい、昨年秋から大会に出たりしている始末です。


昨年はじめて出場した大会は10kmロードレース。結果は、出場カテゴリー中、ちょうど上位20%。初めての大会出走であること、それに年齢別となっている出場カテゴリーで最年長であったこと(こういうことを言うと歳が分かりますよね・・・ ちなみに当該カテゴリーの最年少は18歳)、本業がミュージシャンであること(?)も勘案すると、まずまず満足できる成績。


10kmで実績ができると、今度は欲が出て、いよいよフルマラソン!と思ったのですが、家族の大反対に遭い、結局段階的に距離を伸ばしていくことに。ということで次の大会は2月、21.1kmのハーフマラソンです。


僕はマラソンに関しては全くの素人で本やネットを見ながらの独学ですが、数値ではなく体感的に体得したことがあります(間違ってるかも知れませんが)。走り続けると、自分のカラダは大別して2つの面で辛くなります。1つが「筋力」、もう1つは「呼吸(心拍)」です。速いペースで走り始めると、「筋力」はまだまだ余裕があるのに「呼吸」が一杯一杯になってすぐに限界が来てしまいます。逆に、ペースに一定以上落として走ると「呼吸」に余裕があるものの、先に「筋力」に疲れが出てきます。つまり、ベストタイムで走るためには、そのレースの距離に応じて、あらかじめ「筋力」と「呼吸」の限界が同時に来るバランシングポイントを見定め、それを限りなくゴール地点に近づける必要があるわけです。そのためには、この距離だとこのくらいのペースで、というのをカラダにしっかりと覚えさせておかなければならないと思っています。


というわけで、三賀日は通算50kmを、いろんなペースで走ってみて、なんとなくそのポイントが見えてきたような気がします。天候にもよりますが、当日は楽しく走ってそれなりの結果がでればいいなーと思ってます。


目下、決まってないのが、どのシューズを履くか。どのベースで、どんなエフェクターを使ってステージに立つかというのと全く同質な、道具バカならではの楽しい悩みです。