■機材の棚卸し | ベーシストとエフェクター

■機材の棚卸し

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みなさま、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。


さて、新規エントリーについては長らくご無沙汰をいたしておりましたが、新春早速、機材整理のお話からさせていただきます。


実は昨年の暮れから、かなりの勢いで機材(にかかわらず、持ち物全般)の整理に勤しんでおります。理由は1つ、仕事とシュミばかりに明け暮れあまり省みることのなかった伴侶に、十余年の感謝の意を込めて、ここは1つ恩返しをせねば、ということで思い立ち、資金作りを開始した、といういささか消極的な事情でございます。(オークションを多用しておりましたので、次回のシステム利用料請求がコワいと思うほどの金額になってしまいました・・・汗)


まあ、それは美辞麗句的な後付要素でありまして、昨夏から断続的に行っていた相棒追求の旅、率直に言えば膨張一辺倒であった機材群スリム化の結果、たまたまそう思い立った、という表現の方が正確かも知れません。いずれにせよ、現在、手元にある(既に手放すことを決めたものも除く)主要機材は以下の通りとなりました。


<本体>
WARWICK THUMB BASS 6st custom shop
WARWICK THUMB BASS 6st fretless
STATUS GRAPHITE STEALTH-2 6st
Alter Ego baby ego


<アンプ>
WALTER WOODS M-300
epifani T210UL


<エフェクト類>
RavenLabs MDB-1(mixer)
dbx MC6(comp)
Roland GR-20(guitar synth)
Digitech WH-1(whammy)
ZOOM B2(multi fx)


その他にも、BOSS RC-2やErnieBall 6168、CAJ AC/DC、他のコンプ機等々、まだまだありますが、使う場面が限定されていたり、めったに使わなかったりする小物も多くありますので、それらは割愛させて頂きます。


結局、想定通りのあり姿になった、という印象を強くしています。


まず、ベース本体については、不動のメインはサムベース6弦(フレッテッド、フレットレス共に)に帰着。'89サム4弦も大切にしており、今でもあのサウンドが大好きなのですが、家で気が向いたときに爪弾く以外に持ち出すことがまずない、という現実、ドラムレスの小編成ユニットを組んでいる都合上(正しくは、自身の力量不足が主因)、6弦以外はなかなか活用の途が見出せない、という事情があります。これだけの名器を自分の手元で持ち腐らす訳にはいかず、悩んだ末、断腸の思いで手放しました。幸い、とてもよい方にお譲りすることができました。


baby egoは、使う場面が限定されてはいるものの、サム6FLをもってしても表現し得ないニュアンスを出すため、今のところ手放すには至っておりません。ただ、サム6のフレッテッド&フレットレスの2本で何でもこなす、という自分にとってもの「究極のスタイル」がある程度確立できたとの「自己満足の境地」に近付いたと思った際は、この限りではないかも知れないと思っています。


STATUSについては、コンパクト&軽量故、持ち出しに極めて便利ということで、最近のスタジオ練習はずっとコレ1本で通してますが、実態はサム6弦の予備機的な位置付けに甘んじています。ただ、グラファイト特有の硬質でリニアなサウンドと唯一無二のインパクトあるルックス・質感も手伝い、今のところこのSTEALTHを手放そうという気にまではなかなかなれません。


エフェクト類は、波乱万丈・紆余曲折・七転八倒(?)を経て、ここにたどり着いた印象です。ベースの本数が減ったため、RavenLabsの3chミキサーをそのうちプリアンプに入替えるかも知れませんが、それ以外は、おそらく当面は変わらないものと思います。コンプはいろいろ使ってみたものの、このdbx MC6が最大公約数的に一番しっくり来るので、ほぼ固定化。Whammyは、一般には飛び道具的存在と思いますが、ずっと使い込んで慣れ親しんだせいか、自分にとってはもはやなくてはならない存在で、手放せません。ただ、壊れたときのことを考えると、今後ますます価格高騰するようなら今のうちに予備機を、と真剣に思案中です。あとは、機種そのものにコダワリはないものの、機能にコダワリがあるものとして、シンセ:GR-20とマルチ:ZOOM B2。自分の演奏表現上大事なものですが、これに関しては、更に上を行く新機種、あるいは上位機種があれば、乗り換えることになるかと思います。


悩ましいのはアンプです。今現在、自分の中でWALTER WOODS + Epifaniの組み合わせを超えるものはないかな、と思っていますが、リハの度に持ち出す楽器と違い、年に1-2回あるかないかのLIVEと自宅練習でしか使っていない、というのが現実である一方、価格が高すぎるというジレンマ。クルマも現金払いで買うくらい自分はローンが嫌いなので、もちろんアンプも資金負担が続いているわけではないのですが、冷静に考えると、この使用頻度では、コストパフォーマンスが悪すぎる、と思うわけです。また、自分としてはウッディ・アコースティックといった印象を狙っている訳ではなく、あくまでも目指すは完全ニュートラル。その意味でWALTER WOODSはその広い懐で自分の希望をパーフェクトにかなえてくれてはいるものの、極論するとAnthony Jacksonのようにパワーアンプ直結システムの方が良いかも知れないと思っています(問題は重量・・・)。また、そういう視点でスピーカーシステムも見直してみると、bose、JBL、EVなど、新たな選択肢も出てきます。


あ、でも、こんなことを考えていたら、整理するつもりの機材がいつの間にかまた増えかねません。うーん、悩ましくも、楽しい、試行錯誤の旅、まだまだ続きそうです・・・