Status Graphite STEALTH-2 Headless 6st. その2 | ベーシストとエフェクター

Status Graphite STEALTH-2 Headless 6st. その2

STEALTH-2


STEALTH2が我が家に到着してから、まだ2週も経ってないのですが、一応家に帰ってから毎日数分は弾くようにしてます(アンプから音を出せる時間には残念ながら帰れませんが)。出音のイメージも耳が覚えているようになりました。やはり音は非常にフラット。生音も結構大きめで、ボディがちゃんと鳴ってる感じがします。フラットな特性は木質ボディではないからなのかはわかりませんが、やっぱりいろんなベースを弾いてきた中で、このベースにしか出せない音というのはあるような気がします。


PUはSTATUSオリジナルのハムキャンセリングになります。他のPUを乗せたことがある訳ではないので、ボディ材の影響度合いは不明ですが、印象としてはEMGのPUに近いです。bartoliniっぽさはない。サーキットもSTATUSオリジナルのもので、他のプリアンプのようにポッドとジャックがボディに固定されていて、プリアンプとはポッドがポイント配線されているというタイプではなく、サーキットが1つの大きい基板になっていて、ポッドもそこに直付けされ、ポッドを本体に固定することによって、サーキットボード全体がボディと固定されるという仕組みになっています(アイデアとしてはTUNEのサーキットに似ている)。


コントロールはvolume、PU balancer、treble、bass、それにスイッチ式のtreble boosterがついています。treble boosterがオフの状態でも結構トレブリーなので、これを使うことは自分はないと思います。また、他のベースでもそうですが、自分はEQはほぼフラットにしていて、いじるとしてもmidをほんの少しだけあげるだけなので、EQを使うこともほとんどないと思います。PU balancerはちょっと変えるだけで、音のキャラがけっこう大きく変化します。今のところ、スラップサウンドはほんのわずかにフロント寄りにset、指弾き・ピックはほんのわずかにリア寄りにsetするのがbestのようです。


あと、最初に音出しをするときに思ったのですが、音質がフラットでクリアであるためか、エフェクトのかかり具合が想定以上にいい感じがします。コンプなども、他のベースでは問題なくても、同じセッティングだと(inputゲインのみ楽器に合わせて調整)思った以上に潰れてしまう。スラップなどは、コンプをかけなくても十分にダイナミック感やドライブ感が出せるし、手元でのダイナミズムのコントロールも思いのまま。すべてのニュアンスがビビッドに出音に表れます。そういう意味では、ライブパフォーマンスを強く意識したであろうことを強く感じるアーキテクチャながら、純粋に楽器として、相当優秀で高いレベルにあると思います。ただ、前にも言いましたが、ミッドもフラットなので、サムベースなどと比べると、絶対値として音の重さが若干足りない感じもします。フラットな特性なので、コード弾きの音とかはすごくキレイで、それはそれでよいのですが、やっぱ「べエス」なんで、ちょっとだけミッドを上げてやる必要があるようです。


チューナーの仕組みは、弦によってはお尻からねじが飛び出していることから察するに、とても単純そうです。今度、弦交換でもする際に、詳しく見てみたいと思います。