Welcome Back! WARWICK Thumb Bass 6st Fretless | ベーシストとエフェクター

Welcome Back! WARWICK Thumb Bass 6st Fretless

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先週後半、よくやくサムベース修理&フレットレス化から戻って参りました。今回お世話になったリペア屋さんには本当に良い仕事をして頂きました。写真を見るだけでもわかると思いますが、リペア完了の連絡をもらい、お店で実物を実際に手に取った瞬間に、その仕事のすばらしさを実感した次第です。我が家に帰って、完全に自分の好みになるように僅かな微調整をしただけで、セッティングもバッチリ決まってました。


さて、今回の修理&改造内容は以下の通りです。


・プリアンプ交換(純正→AGUILAR obp-3)
・ナット交換(カーボングラファイト)
・フレットレス化(特注仕様)


プリアンプ交換は自分でやりました。フレッテッド状態の時もそうだったんですが、純正プリは音があまりにキレイすぎて(オシャレな感じといえば良いでしょうか・・・)、サム独特のブリブリっとした感じが足りなかったので、交換しました。いろいろと情報収集をしてAGUILAR obp-3をチョイスしましたが、大正解でした。ミッドの効き具合もサムとベストマッチ。HIGH-LOWが2連スタック、MIDの周波数切替がプル式ノブという仕様ものもで、サムに穴を追加することなく収まりも良いです。唯一、HIGH-LOWの2連スタックポッドのノブにサム純正を流用できないので別途調達したという点以外は本当にマッチングが良いです。


次はナット交換。これはリペア屋さんにてやってもらいました。もともと、ビス2本で中に浮いている純正ナットには満足していませんでしたが、たまたま立てかけてあったサムを我が家の三男坊に倒されてナットがイカれてしまったので、良い機会と思い交換しました。素材はブラスとカーボンで悩みましたが、フレットを抜いた後に木肌色+黒の2色でデザイン上で統一したかったというのと、フレットレスにする場合ブラスだとやや固めの音になるということで、カーボンにしました。純正のカーボンと違い、新しく付けたのは炭素繊維が露出しているカーボングラファイトで見た目にもカッコ良いです。


そしてフレットレス化。今回はフレットを抜いた後に、若干ゆがみがあった指板の完全フラット化の為の研磨をしてもらったのと、「ぱっと見ライン無し」にしてもらいました。「ぱっと見ライン無し」というのは、6弦~5弦の真下までだけラインを入れてもらい5弦から先はライン無しにしてもらった仕様です。ライン部分はメイプル、ライン無し部分は機能を考えてカーボン樹脂で埋めてもらいました。デザイン的にも弾き易さの面からも、理想通りの仕上がりとなりました。


サウンドも申し分ありません、最高です。元々自分はサムの音が好きなので、当たり前といえば当たり前ですが、サムベースは本当にフレットレス仕様に向いてる楽器だと改めて思い知らされるような素晴らしい音です。弦は、SMITHのフラットワウンドを張ったので、エアー感は若干抑えた感じですが、ローフレットでブリブリ演奏するときの珠のような音と、ハイフレットでソロを取るときの何とも言えない適度なエアー感がものすごく心地よいです。Walter Woodsとの相性も良く、ROSCOEとはアンプのセッティングが異なるので、2ch独立のWalter Woodsの使い勝手の良さが活きてきそうです。


アコースティックな感じで使うことを想定していましたが、この音ならブリブリ弾き倒すロックでもバッチリ合いそうです。早くライブがやりたい! そんな思いを抱く、今日この頃です。