<Welcome! WALTER WOODS M-300 new アンプヘッド> | ベーシストとエフェクター

<Welcome! WALTER WOODS M-300 new アンプヘッド>

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先日、ROSCOE SKB3006を買ったばかりなのですが、このROSCOEのキレイな高域を活かしたいということで、つい勢いあまってこっちにまで手を出してしました。泣く子もだまるDクラスアンプのド定番、WALTER WOODS M-300です。


もともと、ベースアンプばベース用のアンプらしいセッティングを、というのが自分の好みで、ゆえにAGUILARのフルチューブを愛用しているわけですが、ROSCOEを使ってみると、AGUILARでは再生されないオイシイ部分があるんではないか、と思い至った次第です。


そこで、サブかメイン、どちらかはわかりませんが、とびっきりのトランジスタアンプが欲しくなって楽器店でいろいろと試してみました。いわゆるDクラスアンプをメインに。で、ご想像の通り、最後に残ったのがAcoustic Image(以下、A/I)とこのWALTER WOODS(以下、W/W)。


比べてみると、同じDクラスアンプでも、この2台には結構な違いがあることがよくわかります。誤解を恐れずに一言で言うと、A/IはDクラスであっても「ベースアンプ」、W/Wはお題目の通り「electracoustic」。A/I(特にハイパワー機のFOCUS)はフラット状態で、フラットな印象ながらも、ベースのベースらしい領域が前に出てくるようにセッティングされています。W/Wは、本当のフラットで究極の素っ気なさとでもいいましょうか、そんな感じです。なので、1st impressionとしてはA/Iの方が自分としては好みでした。ただ、よくよく聞いてみると、W/Wの頑ななまでの「フラット」、ナチュラルというよりは「ニュートラル」に対するこだわりというのか、下も上も何も加えず、何も切らずに出してくれているという安心感と、すごく難しいと思われる普通のことを普通に極めて高いレベルで処理しているという信頼感、そして、ウォーム感はAGUILARに任せようという、こちらの機材のバランスも手伝って、W/Wに決めました。


W/Wでももちろんウォーム感は普通以上に充分に出せますが、ホンモノのチューブアンプにはかないません。アンプ1台で全てこなさないといけない、かつベース(エレキ、アコ問わず)にしか使わないということであればA/Iの方がいいかも知れません。ちなみに全然関係ありませんが、自分は新しい機材を手に入れると、音だしをする前にフタを開けたくなる性分なのですが、このW/Wだけは怖くて開けられませんでした・・・


W/WとAGUILARを贅沢にも2台切替えながら音だしをしてみて、W/Wの恐ろしいまでの懐の広さを感じたと同時に、AGUILARのドライブ感やウォーム感、自然で上質なコンプレッションに改めて気づかされ、最高のチューブアンプであることを再認識した次第です。こんな高いもの2台も維持できそうもないけど・・・