スピーカシステム:EBS 611/STAGE | ベーシストとエフェクター

スピーカシステム:EBS 611/STAGE

相棒アンプヘッド、SWR Electric Blueの信号を精緻に音波に変換してくれる女房役、スピーカーキャビネットのご紹介です。ベースアンプ、ベースエフェクト等、ベース専用の周辺機器を手がけるスウェーデンのメーカー、EBS社のEvolution Series 611/STAGEです。

この611を使用する前までは、SWR GOLIATHⅢ jr.という、10"×2+tweeter構成のキャビを使用していました。アンプヘッドとの組み合わせを考えると、このセットで往年のBaby Blue構成になるので悪くはないのですが、今ひとつ低域のパンチが足りないな、って思っていました。

そんなときに、良く行く楽器店で状態の良いモノが入ったとのことで、早速試奏に。スピーカー構成が15"+10"+tweeterの3発仕様のこのキャビは下から上まで、フラットでリニアにアンプの音を再生してくれました。格安だったこともあり、即買。ちなみに、このキャビ、日本を代表するスーパーベーシスト、櫻井哲夫さんの放出品だということもあり、買わずには入られなかった・・・

EBSは、マーカスミラーのエンドースブランドであることもあり、どちらかと言うと「ドンシャリ系」のイメージがあったのですが、この611は、本当に素直な特性だと思います。特に、小規模のハコでPAを使わずにアンプの出音だけで勝負する時は、最高の音を鳴らしてくれます。もちろん、エレキベースのみならず、アップライトベースの音をコンデンサマイクで拾った音も、なんとも艶やかに再生してくれます。

ただ、唯一最大の問題は、その重量。40kg近くあるんです。自分は素人なので、基本的に機材運搬は自分でしなければなりません。でも、ライブ前にこんな重いモンを自宅の2Fから降ろして、クルマに積んで、現場で降ろして、ステージにセットして・・・ ってやると、ライブの前に体力を消耗してしまうんです。なんて考えると、歳もとったし、次はEpifaniのULかな・・・ なんて考えがよぎることも。でも、気に入ってます!

でも、Epifaniとか、BAGENDにも興味はあります。お使いの方、いらっしゃいますか?