ハゲ歴12年。ベーシストのBOHです (ノ´▽`)ノ ⌒(髪)
5/21でメジャーデビュー10周年を迎えます。
これも普段から応援してくださっているファンの皆様や周りの仲間達、アーティストやスタッフ、各企業の皆様のおかげです。
僕は上京したころからセッションミュージシャン(スタジオミュージシャン)志向で、音楽学校(※今はもう無いヒューマンアカデミー・ミュージックカレッジ青山校)
卒業後20歳の頃からベースの講師をしつつ、サポートやバックバンドの仕事をやっておりました。
徐々に仕事が増えてきた中、デビューのキッカケとなったBINECKS(バイネックス)に出会いました。
当初はギタリストのDAITAさんと、ボーカルのKEITAの二人組みのユニット。
初めてDAITAさんに出会ったのは2007年9月。
今でもはっきり覚えています!大雨&台風が吹き荒れる中、渋谷の居酒屋で初対面でした。
DAITAさんがBINECKSのサポートメンバーを探して、様々なベーシストの資料を探っている中、目黒ライブステーションの店長である松谷さん経由で僕の事を知り、僕の演奏が耳に残ってくださっていたみたいで...。
DAITAさんの僕への第一印象は
『だまされたー\(゜□゜)/』
だったようです。
なぜなら資料で渡っていた映像の僕は肩まで髪があるロングヘア。
それが実際会ったらスキンヘッド(笑)
その時はまだ一回も音を合わせていないのに...
DAITA「BOH、お前に決めたから」
BOH「いや、まだ実際にプレイしてないじゃないですかw」
DAITA「会ったらピンと来た!」
BOH「まだBINECKSの音源も聴いてないですよw」
DAITA「大丈夫!...ところでBOHはSIAM SHADEの曲知ってる?」
BOH「し、し、知ってます......あの〜、分数の曲....(汗)」←1/3の純情な感情
DAITA「分数の曲じゃねーよ!お前なめてんのか!」
ヒィー((((B;゜o゜H))))ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
という具合に絶好調な滑り出し─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ←どこがだw
そして、数回BINECKSのライブをサポート。
そうしたらある日突然...
DAITA「メジャーデビューするから正式なメンバーにならない?」
BOH「はっ、はい!」
という事で、セッションミュージシャン業はDAITAさんのソロライブサポートを最後にしばしストップ。
思いがけない展開により、メジャーデビューとなったのでした。
それからBINECKSの活動が休止するまでの約2年半、バンドの正式メンバーとして非常に濃い時間を過ごす事ができました。
それはまさしく学校では教えてくれない大切な事を学ぶ毎日。
音楽理論や演奏技術よりも、もっともっと大切な事を身を以て体験する日々でした。
特に今でも強く意識している『感謝の気持ちと、プロとしての在り方』は全てBINECKSで培ったものです。
そんな中、バンドとして事務所で契約していると外部からのベースの演奏依頼は全てお断りしなければならず、当時の僕にとってはそれがかなりのストレスでもありました。
大きなプロジェクトであろうが、興味深い案件であろうがBINECKSの活動以外は全て事務所NGだった為、もともとがセッションミュージシャン志向で動いて来た自分の中で、その状況に対する大きな葛藤がありました。
自分はなぜベースを弾いているのか...
『僕はもっと色々な人たちと、色々な音楽をプレイしたい!6弦ベースといえばBOHだよね!って言われるようなミュージシャンになりたい』
それだけの理由ではありませんがメンバー間でも色々話し合った結果、ひとまずBINECKSが活動休止という形になったわけです。
メンバー全員、それぞれに活動休止の理由がありましたが、それは決してネガティブな物ではありません。
実際にそれからは、出会いが出会いを呼び、感謝の気持ちが何倍にもなって返って来ています。
フリーランスになってからが本当の意味での僕のデビューでした。
BINECKSで弾いていた事が周囲からの信頼にもつながり、思ってもみなかった素晴らしい状況を引き寄せる事ができた経験は何度もあります。
DAITAさんとは、時々一緒に飲みに行っていて、つい最近もBINECKS時代からお世話になっているレコーディングエンジニアの細井さんや、元マネージャーと一緒に飲みました。
DAITAさんとは『タイミングとスケジュールが合ったら一緒にやろう!』と話したりもしていますヾ( ´ー`)
10年という時の流れの中で、大きく変化した事もあれば、全く変化していない事もあります。
新しく得たものもあれば、残念ながら失ってしまったものもあります。
でもその体験全てが今の自分自身を形成するのに必要だった事だと思えば、全てが財産になります。
ミュージシャンはリハーサル、ライブ、レコーディング以外では一人で作業部屋にこもって譜面を書いたり、スタジオにこもって曲の練習をしたりと、表に出ない孤独な作業をしている時間の方が多いです。
今、目の前にある事にしっかりと取り組んだ先には必ず沢山のハッピーがあるんだ!と思い込んで仕事に挑みます。
時々『苦しい』と思う事もありますが、好きな事を仕事に出来ている喜びの方が遥かに大きい。
自分の仕事に誇りを持って生きて行くのには、ほんのちょっと一歩踏み出す勇気が必要です。
その少しづつの積み重ねが未来で輝けると信じて
途切れないように丁寧に、時には強引に、あらゆる物事から学びながら年を重ねます。
この先、10年20年、どんな風に生きているのかはわかりません。
しかし、いつ何時も”追い風”は吹いているのだと信じて、これからも日々鍛錬!
皆様、引き続き宜しくお願い致します(B・o・H)