PANTAの声、うた。 | basser-t-0407さんのブログ

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他になあぁ~んにもする事がない時、お立ち寄りください。

おはようございます。


少し間隔が空いての更新となりました。実は一昨日まで熱発でコケていた者です。


日曜、目覚めると、胸の奥底、肺と気管のジョイント部にワシャワシャという違和感。喉で止められず病原体が胸まで降りてしまったのを朝から自覚。襲ってくる悪寒と頭(目の奥)・節々の痛み。昼までに順調に熱は上がり38度5分。

月曜、仕事を休み、四度目(カミさん・ムッスメのときも含めると八度目)となる発熱外来へ。メールの問診に答え、基本「クルマで来い」なので病院の駐車場で待つ。コロナもインフルも既に検査は任意、料金も高い。でも受けないわけにはいかないし。

結果が出るまで1時間。天気はメッチャいい。冬至までひと月となったおひさまの角度のせいでクルマの中は陽当たり抜群、暑い!さりとて風がおっそろしく強いので窓を開け放つこともできぬ。結局眠ろうとするならエンジンかけたままでエアコンを入れるしかなかった。

文庫本で眠気を呼び意識を失う。コンコンと窓を叩かれて体を起こすと、鼻に綿棒を突っ込まれるところまでは男の看護師さんだったのが、若い女性に代わってました。それも可愛らしい人☆\( ̄^ ̄)ゞ。

コロナもインフルも陰性でした。なので普通に会計窓口で精算いただいて大丈夫です。お薬、2種類出てまーす。お大事に〜」

あーこれでまた有休使うしかなくなっちまった。癪だけどこれも仕方がない。今季は自分の熱発は二度とも「ただの風邪」、義母の通院やカミさんのコロナも本人でないから有休を充ててまして。寂しい消化だじぇ。

お医者の処方した薬を飲んでも、なかなか熱は下がらず、やっと36度台になった勤労感謝の日までで土曜からの6連休。昨日、1週間ぶりに出勤しました。自分の体でないようなどこかおかしな感覚でしたね、仕事してても。まだ本調子ではありません。早く咳や痰も治まりますように。


もともと平熱が低い(口で測ってもだいたい35度8分)オイラ、普通の人には微熱とされるくらいの体温でも堪える方なのですが、寄る年波のせいかより脆弱になってしまっているようです。悔しいのぉ。

そのせいか、以前は熱が高くて横臥していてもテレビを見るとか本を読むとかが普通だったのに、しんどくなってしまった。

カミさんに「目ぇつむって音楽でも聴いてたら?」と言われ今回は素直に。

美しい曲もあるとはいえ、どちらかといえば安静にすべきときに聴く音楽ではないような気もしますが(笑)。


頭脳警察。「会心の背信」(上)、「東京三部作」(下)。

「会心の背信」は2020年9月26日長野市での「背信」と謳った配信ライブの録音。リリースされていることに気付かずにいて、2ヶ月前に買った。

「東京三部作」は今年6月14日パンタの最後のステージの記録。今月アタマにリリースされた。


Amazonってさ、こちらが用もない商品については購入履歴はもとより閲覧履歴からもやたらめったら「こんなんいかがすかぁ」とメールよこすくせに、肝心なところはしばしばスコーンと抜けている。油断してると逃しちゃいけないはずの大事な情報をこちとらキャッチし損ねる。おすすめ営業のプログラム、見直した方がいいぞ。


すみません。話が逸れました。


「会心の背信」は、パンタとトシ+頭脳警察の現ギタリスト澤竜次という編成。

スタートからまずびっくり。「革命三部作」から始まるんだもん。「頭脳警察1」と一緒なんだよ〜。

「ファースト」はアコギだったけど、こちらのパンタのギターはかなり歪ませたソリッドに感じる音。ジャケット写真のギターかな?グレコのオリジナルとかいう。

それでも、3人だけの音はシンプル。だからうたも剥き出しの裸に近い形で、クる。パンタ、声しっかり出てます。

セットリストも頭脳警察の50年を俯瞰するようなチョイスで◎。


トラック12「落ち葉のささやき」。語りの入る「三番」のバースはオマケかな、というのはともかく、過去、その時々で入れたり入れなかったりする「大サビ」がはっきり聴き取れて嬉しい。

♫この街の裏側は長い熱い夏だろう

から

♫微かな温もり取り戻せ

までの部分ね。テンポは変えない方がよかったけど(ごめんなさい)。

Solidレーベルから1990年に出た「頭脳警察LIVE!」(1975年、解散少し前に録音されたカセットテープ音源らしきものを海賊盤のようにリリースした2枚組)で当時初めて聴いた「大サビありバージョン」のこの曲がメッチャよくって、あれがベストテイクではないかと、オイラいまだに思ってます。もしあのライブが正規に録音されていてしかるべき音質でリリースされていたなら、第一期頭脳警察の曲の数々がアレンジ的に完成されていて集大成となったはず、とありがちなないものねだり。


そして「東京三部作」。

今年2月、鮎川誠の追悼ライブ実施が叶わなかったのも当然、二度も危篤状態に陥っていたというパンタ…。

Youtubeで「生還しました」と語るパンタを見てホッとするやら唸るやらだったオイラ。

最後のステージとなった渋谷duo MUSIC EXCHANGE。

その日、会場に入って開演直前にセットリストを変更し演奏する3曲を決めたとのこと。

パンタ自身、これが最後かもしれないと覚悟していたらしいとも。

「東京オオカミ」

「絶景かな」

「あばよ東京」

3週間後に逝ってしまうとは思えない声、うたです。


ありがとう、パンタ。