改編期雑感 | basser-t-0407さんのブログ

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こんばんは。


昭和の日は土曜に重なり、1日損した気分がどうにも払拭できないまま昨日今日出勤した者です。


えぇっと、今夜もテレ東は「㊙️衝撃ファイル」やってましたね。とりあえず録画しておいたので、後でCMを飛ばしながら見ましょう。鈴木紗理奈の御帰還がちと憂鬱ですが(笑)。


そうそう、テレ東と言えば「ポケットモンスター」。この3月、放送開始満26年にして遂にサトシ&ピカチュウ編が終わってしまいまして。

記憶を辿れば1997年。既に凄まじいブームの中、秋の運動会で小1のムッスメは「ひゃくごじゅういち」を踊ってましたっけ。先が黒くなった黄色い耳と黄色い尻尾着けて。

オイラもムッスメたちと一緒にテレビの放送を見るようになり、サトシとピカチュウという何とも愛らしいコンビにハマってしまいました。

「ポリゴン事件」も3ヶ月の中断で乗り越え、ブームは更にさらに高濃度高熱量で続きましたよね。「TVチャンピオン」、「開運!何でも探偵団」に続くテレ東の大鉱脈だったよなー、と思います。

ひと頃、若い後輩から「Tさん(オイラのこと)は職場で一番ピカチュウを愛してるオヤジですね」とまで言われたオイラ、Nintendo64のソフト「ピカチュウ元気でチュウ」を自分のために買って、夜な夜なプレイ。当時のCMの綿引勝彦よろしく「ピカチュウゥ〜ッ!」と時折りがなりながら(オイラも今よりずっと若かったなー)。


アニメはその後も、ゲームソフトと物語世界をリンクさせ、旅の舞台となる街や村とサトシが出会う登場人物を変えつつ続いていたが、ムッスメたちはゲームはするもののテレビアニメからは徐々に離れていった。オイラも、成長してクソガキじゃなくなったシゲルがサトシと互いに認め合ったあたりまでかな、見てたのは。って相当初期の頃だわ(笑)。


四半世紀以上も続いたシリーズだから、新章に入ると製作スタッフも入れ替わりがある。

作画監督が交代したりしてキャラクターデザインの新調が大幅な改変を伴うと、視聴者側に違和感を生じさせることがあったりもする。既に見なくなっていたオイラですら、CMスポットをみて「えっ?」なことがありましたもん。


↓26年間のサトシのキャラの変遷(画像は借り物ですm(_ _)m)

左上が番組スタート時。下中の「SUN&MOON編」のときが「キャラデザイン崩壊」と称され一番不評だったそう。わっかるわぁ〜。で2019年の揺り戻しへと。

愛すべき敵役ロケット団のムサシも、かつての可愛いさはなぜかどっかへ吹っ飛んでいっちまいました。

↑ビフォー

↓アフター

なしてオバさん化するかねぇ…。


さてさて、サトシとピカチュウ編の最終回、観ました。

冒頭、タケシとカスミが出て来てて、「うわっ!なっつかしー」と素直に思っちゃった。一旦は故郷の我が家に帰ったものの、それで落ち着いてはしまわず、ほどなく再び旅に出て行くサトシとピカチュウを見送って物語はおしまい。エンディングは「タイプワイルド」いい曲でし。

この曲、イントロどアタマに「風といっしょに」のメロディがブルースハープで4小節付いてるのね。で、その「風といっしょに」(小林幸子)というのは劇場版ポケットモンスター1作目「ミュウツーの逆襲」(1998年)のエンディングテーマなわけでして。

ポケモンの劇場版、オイラは3作目の「結晶塔の帝王エンテイ」(2000年)までしか見てない。ムッスメたちがそれ以降見に行かなくなっちゃったから。

まぁ1作目を超えるものはまず出てこないだろうと思ったし思ってます。あの映画のクライマックスでは、映画館がいっとき静まりかえり、そして子供たちの悲鳴と嗚咽で溢れた。あんな体験、もうできないだろうなー。後にこの映画のビデオソフトを貸した職場の後輩の女の子たち、みな「号泣しました」って感想だった。だよねー。


ポケモンの成功は、とにもかくにもピカチュウのかわいさ、でしょう。ゲームボーイのソフトでは「ギギッ」としか鳴かない「でんきネズミ」が、アニメではデザイン、キャラクターともにこの上なく魅力的にブラッシュアップされた。

初めは無愛想でサトシと反目し、徐々に打ち解けやがては揺るぎない友情と信頼で固く結ばれていくという王道の関係性、他のポケモンたちと違ってモンスターボールに入るのを嫌い、しかし自らの意志で常にサトシの傍らにあって旅を続ける独自性。スタッフがどこまで「狙って」造ったのかは分からないけど、日本中、世界中の老若男女がピカチュウに魅了された。間違いなく。これは凄いことですよね。

後々、あっきらかに狙って思いっ切り外したトゲピーあたりを見るに、ピカチュウは奇跡の1匹だったのだとしみじみ思う。




「あまちゃん」再放送、引き続き観てます。やっぱり面白い。いささか、というより相当マンガチックではあるけれど、このテンポのよさ、ドタバタとシリアスさの緩急の振れ具合、お見事。

そしてポケモンのピカチュウ同様、やはりこのシリーズの成功はとにもかくにも天野アキ(=能年玲奈)のかわいらしさだと素直に思う。キャラクターのこの上ないハマり具合は誰もが認めるところでしょう。

↑朝ドラ「純と愛」ヒロイン夏菜から能年玲奈へのバトンタッチセレモニー(2013年3月)。

このときはその後のあの大ブームも、さらにその後の一大トラブルも、誰一人予期していなかったんだろうなぁ…。


今週アキは高校の先輩、潜水工学部の種市浩一(福士蒼汰)と出会います。「笑える初恋」が楽しみです。

今回、「あまちゃん」は映像素材をデジタルリマスター、4K化したものをオンエアしてますね。4Kで受信できなくても画質の向上は歴然としており、ものごっつ鮮明です。ハイビジョンモードでなく標準モードでの録画ですら、市販のDVDソフトの画質を軽く超えてます(というより東映ビデオの画質が劣悪過ぎるのかもw)。

この放送を4Kで録画して保存している方、好い機会に恵まれましたねぇ(今後もし4Kソフトがリリースされたとしても、バッカ高い価格になるでしょうから)。

そしてこのハイビジョン製作の「あまちゃん」、シネライクガンマ加工はされていません。ゆえに画面はザラつかず明るいです。だからこそ、より鮮明です。

BSでは連続してオンエアしている「らんまん」の、ザラついて暗い不自然な画面を見るにつけ、溜息してしまうオイラなのでした。