「世界」は軽くなりにけり | basser-t-0407さんのブログ

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他になあぁ~んにもする事がない時、お立ち寄りください。

こんにちは。

外に出る気もなかったものの、雨が降り出して陰鬱な気持ちになってきた者です。

まずは前々回のカキコの中で不確かだったものを確認しましたので、ここで訂正というか正しい情報をお伝えいたします。

TBSのスポーツテーマ、「コバルトの空」の作曲者はレイモンド服部という方でした。服部氏、古関裕而氏、大変失礼いたしました。

さて、オイラの持ってるCDの中に、映画のサントラってほとんどありませんが、子供の頃見たテレビ番組の主題歌・テーマ(朝ドラ含む)やサントラなどは結構な割合で含まれております。
それと同じような意味合いで、各国の国家(の吹奏)とテレビ局のスポーツテーマ曲集なんてなCDもあったりしまして。
この辺はオイラの愛してやまないボクシングの、世界戦中継それも昭和の頃のあの緊張感を感じたくて、10年ほど前かな、集めたものです。
にもかかわらずTBSのスポーツテーマの作者を憶えてないというお粗末さ。お恥ずかしい限りでございます(実はTBSのそれをあまり好きじゃないせいかも。ごめんなさい)。

NHKの「スポーツショー行進曲」は相撲を除くほとんどのスポーツ中継で使われてましたよね。1962年以来NHKはボクシングを中継していないとのことだから世界戦とは結びつかないけど、高校野球ではおなじみ。

日テレの「スポーツ行進曲」(黛敏郎作・編曲)は巨人戦の野球中継で視聴者に刷り込まれてるはず。
ドリフの「全員集合!」の「スポーツコーナー」で野球ネタのとき、加藤茶と仲本工事は他局のテーマなのに口ずさんでた。
♫チャーン・チャラーン・チャ・ラッチャラッチャラン
この曲、オイラにとってはですね、小林弘が西城正三が大場政夫が柴田国明がガッツ石松がリングに入場する時のテーマ曲なんですよ。いやが上にも高まる緊張と興奮!
ジャイアンツ戦でもジャイアント馬場でもなく(笑)。
現在CD化されてる原曲に忠実(とおぼしき)テイクはテンポの速い演奏で、しかもフルサイズではない。テンポが正しくフルサイズらしいカバーバージョンは編曲が違和感だらけ、という残念な状況です。

TBSの「コバルトの空」は、1970年代にはテンポの速いバージョンしか流れなくなってました。月曜19時の「日本系」キックボクシング番組でお馴染みでしょう。具志堅の頃の世界戦でも使われてた。
フジテレビのかつてのスポーツテーマはオリジナルでなく「ライツ・アウト」というE.E.マッコイという人の曲。放映権がTBSからフジに移って以降、輪島功一はこの曲で世界戦のリングに入場してました。「プロ野球ニュース」のテーマもずっとこの曲だったんだけど、'80年代に入りあの軽い曲に替ってがっかりしたっけ。
テレ朝(旧NET)のテーマは、モスクワ五輪の1980年以降「朝日に栄光あれ」(神津善行作・編曲)とされてますが、'70年代は違ったのかな?
オイラはテンポを速めたバージョンが記憶に残ってます。フルバージョンだと途中に「見よ、勇者は帰る」が入って来るのね。「軍艦マーチ」に「君が代」が入るのと同じようなアレンジ?
テレ朝は2003年にボクシング中継から撤退。

テレ東(旧東京12チャンネル)のかつてのスポーツテーマはかつてのフジと同パターンでオリジナルではなく「パープル・ページェント・マーチ」(C.L.キング)。「全日本系」キックボクシングや一時大ブームとなった「ローラーゲーム」の中継でもテーマとして流れてました。
ルーベン・オリバレス対金沢和良、世界のヘビー級や中量級ビッグマッチの数々をオンエアしてきたテレ東も3年前遂にボクシング中継から撤退。井上尚弥(大橋ジム)の放映権を現在フジが持ってるのはそのせい?それとも原因と結果が逆?
帝拳がプロモートしている村田涼太の放映権もフジが持ってるけど、日テレもボクシングから撤退しちゃうのかな…。
井岡一翔が本当に引退したらTBSもやめちゃうかもしれませんね。

ボクシングの世界戦、テレビ局にとって昔のように美味しいコンテンツではなくなってしまったというのが現実なのでしょう。悲しいことですけれど。