昨年玉砕したGWの琵琶湖に対して大いなる目標を掲げて挑んだのだが。 | FUJI-BLO

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こんばんは。

インドの狂える虎こと
タイガー・ジェット・シンです。
 
またまた行って参りました。
日本一、いや世界一の湖、琵琶湖へ!
 
去年のGWは40↑一匹のみで
長年継続していた50↑連続記録が
途絶えてしまったと思いきや
盆に巻きモノでなんとか50↑が釣れて
やれやれ。
今年も食わへんかったらどうしよう。
と思ってたら本屋でルアマガの
ロクマル特集が目に止まり即購入。
 
そうや。
だいぶ前に50の壁を超えれなくて
もやもやしてた頃スピニング使わず
中途半端な数狙いを切り捨たところ
サイズは上がっていき遠征最終日に
52をゲットしたのを思い出しました。
次のステージへ行かねばならない。
ロクマルの壁を超えるんや。
スイッチが入りました。
 
とは言え目標を定めたところで
簡単に釣れるモノではない。
俺にロクマルなんて無理なんかなー。
いや、釣りに絶対はない。
 セオリーではMAXウェイトは出ない
 故に人と違うことを徹底してやれ
とキムケン師匠もおっしゃっていたので
状況を見ながらフレキシブルに対応し
ドカーンとシビれる一撃を狙うのだ!
 
とは言え無理なものは無理なのだが
最善は尽くそう。
んー、自信なし。
事前情報ではポジティブな感じだけど
アテにはしないつもり。
 
 
 
○day1:晴れ微風
 
駐車場空っぽで誰もいないぞ。
不安を抱きながら所望のポイントへ。
ベタ凪で蒸し暑い。
実績ありクランクと夜用のクランク大と
ヘビースピナベでバチコンと狙います。
思ってたより寒くない。
てか着すぎで暑い。
まずは巻きモノから。
→食わず。
クランク大とクランク小で
飛距離がかわらんのはなんでだろう?
 
キャスト練習と地形確認を兼ねて
あとウィードチェケラのため
キャロでも投げるか。
4時過ぎに夜明け。
夜が明けたら釣り人が増えてきました。
 
ぐんぐん。
キャロにバイト。
待っておりました。
そのリアクション。
ドリャー!
→乗らず。
渾身のフッキングは空振り。
5時前。
焦ったかも。
このバイトは偶然か必然か。
 
隣の人が音楽を聞きつつ
すまほをいじりながら
釣りをしていました。
この人には釣れてほしくないな
と思いました。
自分も釣れてないけど。
 
少し風が出てきました。
6時前。
何も起きず。
いるのか、いないのか?
ここまでキャロでワンバイトのみ。
ん?
なんか絡まっとんな。
根掛かったと思われるラインを回収。
20lb以上のラインに
軽めのシンカーのワイヤーキャロ。
なんちゅーバランスだ。
とりあえず持ち帰って捨てておこう。
釣りの神様は見ている、はず。
だが何も起こらず。

ギヴアーップッ!カンカンカン!

 (ゴングの音)

7時。
 
運転の疲れがあるのに実家から
 京都に遊びに行くでー
と前日に言われ止むなく早上がり。
はよゆーといてくれや。
初日にしてすでにヘロヘロ。
あつー。
夏やな、こりゃ。
 
 
○day2 :曇り微風
 
しんどいからスタメンは
前回のまんまでもええかなー
と思ったけど結果があーだったので
頑張ってスタメンを変更しました。
竿を変えてキャロをパワーアップ。
果たして未踏の飛距離を叩き出せるか?
あと夜用の巻物を
マイナーチェンジしました。
 
今日も一人。
晴れ無風。
必殺のふらふらバイブは
あんまし飛ばない。
夜明け前にワンド側で
ライズがありました。
クランクでも食わない。
キャロのウェイトを上げたのに
思ったより飛距離伸びない。
ただ重たいだけ。
ゴリはいるけど水が悪い状態です。
んー。
5時半。
 
これまで投げる方向間違えていて
貴重な時間を無駄にしました。
あとメカニカルブレーキを
閉めすぎていたのか緩めたら
飛ぶようになりました。
気晴らしにデカめのプロップベイトを
投げるも異常なし。
曇りだして風が出てきました。
スイムベイト、クランクを投げるも
これまた異常なし。
あーあ、やっぱあかんのかな。
6時半。
 
すると。
 セメロ。
 テヲユルメルナ。
 チャンスハカナラズオトズレル。
と天の声が聞こえてきました。
今回はトラブルレスなのだが
全く釣れず。
ゴミが釣れたのできっちり回収。
釣りの神様は見ている。はず。
何も起こらないまま気がつけば8時前。
 
8時までかなーとキャロを投げてたら
ん?
根掛かりか?
なんか重い。
これ魚やな。
デカい。
激しく抵抗するが冷静にいなす。
よし獲ったあ!
 
 
→55cm。
デジタル計りの液晶がバグってて
見えづらいが推定2500g。
やりました!
いつものワーム丸呑み。
安定感抜群のスタメンの打球が
9回にスタンドインしました。
羨望の眼差しを浴びる。
フックを外す足が震えている。
8時前。
 
ファミリーで来てた小学生の
テンションが爆あがり。
 スゲ~!
ロクマルをゲットすべく
あれこれ用意して来たのに
釣れたのはいつものキャロ。
まーええか。
今日はここまでやな。
ギヴアーップッ!カンカンカン!

 (ゴングの音)

8時。
 
よし!
とうとうやりました。
もとい。
喜ぶのはまだ早い。
次はロクマルや。
準備は整った。
実家に帰ってヘラ師の親父と
談笑しながら食べた昼飯のタコ焼きは
いつもより美味しく感じました。
 
 
○day3:雨微風
 
今日は雨+風予報なので巻き倒し。
スタメンにクローム系の
ギンギラスペシャルを抜擢しました。
さらに風に負けたのでは
釣りにならんので全てオンス級の竿、
すなわち強打者を並べ破壊力抜群の
スタメンにしました。
今日もスタンドにぶっこんてやるぜ!
昼飯はいらんと親に告げ長期戦の構え。
 
道中はかなりの雨でしたが
駐車場についたら小降りになりました。
広い駐車場で俺だけ。
現場は北東爆風。
まずはミッドナイトブラック大作戦。
デカめのバイブは引き抵抗軽くて
巻いてて疲れない。
→食わず。
 
夜が明けて少し風が緩んてきました。
ローライトギンギラ大作戦にするか
安定実績のキャロにしようか悩む。
キャロを選択し超絶フルスインガー
森友哉のようにフルキャスト。
 
ベイトが接岸してて
鳥も捕食しています。
重たいのが引っかかりました。
多分根掛かりだろう。
と思ったけどひょっとして…?
あれは何だったのか。
時間をかけてしっかり
確認すべきだった。
ロクマルは未踏なので
どのくらい重いのかわからない。
因みにウィードが豊富だったころ
ウィードに潜られたくなくてゴリ巻きし
ナイロン20lbを切られたことがあって
あれはぐんぐん引かれて重かったな。
6時前に雨風が緩んできました。
 
遠くに釣り人いたけど帰ってもーたな。
と思ってたら別の人が隣に入りました。
巻きで釣れそうな感じなので
スイムベイト投入→食わず。
8時過ぎにお隣さんが40位を釣りました。
 
敵は隣の釣り人ではない。
琵琶湖のバス、そして自分自身だ。
マグナムクランク発動。
マグナムな釣果に期待するも不発。
スイムベイトはノー感じな感じが
あんまし耐えられない感じ。
ミシガン出船。
いかん。腰痛シグナルがイエローだ。
ギヴアーップッ!カンカンカン!

 (ゴングの音)

10時半。
何も起こらず。
くっそう。
 
腹減りが限界なのでココイチに入店。
なにぃぃー!
近江牛カレーが復活しとる。
特選近江牛150g使用とのこと。
でも高いな。1800円から。
だがこのチャンスを逃してはならない。
LLサイズとシーザーサラダを注文。
肉がほろほろの柔らかさでうまいのだが
ノーバイトの完敗だったので
心のなかでは涙が止まらない。
 
食いながら次回の検討。
雨風だからって劇的に釣果が上がる
わけではないのは過去にも経験済み。
晴れの日は朝にバイトが集中するけど
雨の日は分散する傾向があって
ムズかった記憶がある。
雨風なので強く巻いたのだが反応なし。
ちうことで渾身のフルスイングは
空振り三振に終わりました。
雨風のゴリ押し失敗パターンの典型だ。
強さなのか大きさなのかスピードなのか
レンジなのかカラーなのか場所なのか。
ぬー、わからん。
考えてたらあっという間に
近江牛カレーを平らげていました。
 
その後、釣具屋に行ったら、ぬお!
欲しかった竿が中古で
売ってるではないか。
→即バイト。
よし、これで汎用性が増した。
でもよく考えたら春は巻きであんまし
釣ってないんだよな。
あとここまでで確認出来たバスは
二匹だけでいずれもキャロ。
てことは沖なのか。
前回の一発はマグレだったのか?
んー。
考え過ぎて眠くなってきました。
疲労もピークだ。
やれやれ。
 
 
○day4 :晴れ微風
 
ほんとは生野銀山湖に行く予定でしたが
爆風予報のため琵琶湖に変更しました。
 
ここまで3打数1安打で
その1安打はいつものキャロ。
あれこれ変えすぎてしまったかも。
沖にヤマを張るか?
ちうことでキャロをベースにしよう。
巻いても食わへんかったし。
トライ&エラーの繰り返しや。
それしかない。
いつもは4本のうちキャロ一本、
他は巻物って感じにしてたのですが
今日はキャロ2本立てで
キャロのバリエーションを拡大。
いつものキャロは小さめフック。
もう一本は必殺系キャロ。
スタメン固定の岡田方式ではなく
ベストメンバーを模索し続ける
中嶋聡方式である。
フックとワームも各種用意しました。
朝気温低め→急上昇の予報。
バッカンはぐちゃぐちゃのパンパン。
どうか。
 
駐車場に付いたらなぬ!
ウェーダーを履いてる人が準備中。
そしてサタン島田然とした風貌。
装備、車内を見ても手練れの匂いが
プンプンする。
 おはようございます。
 さびーっすね。
と挨拶をするも既にバチバチ感が漂う。
全ての竿にスタメンをリグっている
自分がイニシアチブを取りました。
いつものポイントに到着。
 
未明の巻き物はやはり異常なし。
夜が明けて人が増えてきました。
両隣の方が流行りの
ワームを投げています。
他人の情報を信じてしまう人なのかな
と思ってしまう。
昔の自分もそうだったが。
他の人の釣果を見て、それや!
俺も買わな!みたいな。
最近周りの人の釣りを
観察しなくなってきたことに気づく。
他はどうでもいいというか、
自分の世界に入ってるというか。
これを成長というのかどうか
今の自分にはわからんが。
 
じっくり待つことも必要だけど
その後何も起こらず。
風は吹いたり止んだり。
今日もダメかー
と思ってたらぐんぐん。
お待ちしておりました。
びし。
→46cm1680g。
7時。
必殺キャロも投げたけど
その後は何も起こらず。
ギヴアーップッ!カンカンカン!

 (ゴングの音)

9時。
 
やっぱ小さめワームの底ベタ
=キャロなんかなー。
あれこれ試してはいるのだが
食ってくるのはいつものワーム。
釣れるサイズも頭打ちの感じが
せんでもない。
釣れてるからといって
現状に満足したらあかんのだが。
んー、どうしよう。
 
 
○day5:晴れ弱風
 
駐車場に着いたらバカな!
既に5台くらい止まってる。
でも自分のポイントは空いていました。
晴れ無風。
ミッドナイトブラック大作戦は
今日も不発。
 
今回一番のベタ凪かも。
ベストがパンパンで
重モビルスーツみたいな出で立ちの人に
 おはようございます!
元気よく挨拶されました。
夜が明けて人が増えてきたなー
と思ってたらぐんぐん。
よし。食った。
びしー!
難なく寄せる。
→46cm1540g。
5時前。
これもいつものキャロ。
早めに食ってくれました。
今日は数釣れるかな?
 
必殺ワームも試したけど全然飛ばない。
やっぱ変な形状やし
空気抵抗のせいやろか。
次回はチビワーム系の
2本立てにすべきか。
今日はいっぱい根掛かりします。
5本位やられたのではなかろうか。
 
学生さんらしき釣り人が
根掛かったみたいで回収のお手伝い。
俺もそんな時期があったなー。
釣りの神様見てますか?
その後投げまくるが反応なし。
釣りの神様に邪な下心が
バレてしまったようだ。

ギヴアーップッ!カンカンカン!

 (ゴングの音)

8時。
 
今日は姪っ子たちとBBQ、
すなわちバーベキューなのだ。
他の人より釣れてはいるけど
いつもと同じ釣り方だし
果たしてこれで良いのだろうか?
チャンスは一日一回。
次回はファイナル。
予報は晴れ。
 
 
○finalday :晴れ弱風
 
ここまでは5打数3安打で
1ホームランに2塁打2本。
琵琶湖リサーチTV見たら
スローダウン必須、
横に動かしちゃだめとのこと。
やっぱし。
自分の結果と一致。
ルアマガのロクマル特集では
運も必要だと書いてあったのて
駐車場は7番に止めました。
スタメンは総動員。
 まだだ。まだ沈んてはならん。
 ミサイルを撃ち尽くすまては!
とワッケイン司令も言っています。
バッカンは今日もパンパンだ。
最終打席はどうなのか?
ちうことでいよいよクライマックス。
 
駐車場に着いたら既に3台止まっている。
焦りながらウェーダーを履き
現場に向かうと誰もいませんでした。
夜明け待ちかな。
晴れ微風。
ミッドナイトブラック投げ倒しやー
と思ったら早々に2つもロスト。
ごめんなさい、琵琶湖。
 
夜が明けてきて早めのヘビキャロ投入。
今日は風向きが違うな。
今日は南より。
巻きたてのラインがなくなるところまで
飛ばすことにに成功。
最終日にようやくセッティングが
決まったようだ。
遅いっちうねん。
そしたら、ぐんぐん。
ビシー!
ずし。
重い。
でもむちゃくちゃ重たい
という程でもない。
 
 
→53cm2260g。
5時半。
またいつものキャロで釣れてしまった。
 
釣れたのを見てヘッドホンしながら
釣りしてる人がヘビキャロに変更。
隣のおじいさんが
流れるようなピッチングで
モロコをぴしぴし釣り上げていく。
熟練の技が光っています。
 
チャリンコで来た若いアングラーが
クランクを投げています。
いいぞ。
俺もリグってないけどスタメン候補。
釣れるルアーは多数決じゃないのだ。
 
もふもふの枯れウィードエリアと
コリコリハードボトムでプツプツの
新芽エリアがわかってきた。
無論後者を狙うのだが根掛かりと格闘。
ストックは残りわずか。
 まだだ。まだ終わらんよ。
と大破寸前の百式のコクピットで
クワトロ・バジーナ大尉は言いました。
最後の一発が根がかってしまって

ギヴアーップッ!

カンカンカンカンカン!

遠征終了を告げるゴングが

世界一の湖、琵琶湖に鳴り響きました。

8時半。
あー、終わっちまった。
そして腹も減った。
 
釣具屋に寄って時間を潰した後
天一へダイビングヘッドで入店。
チキン南蛮定食のこってりMAX、
にんにく入りネギトッピングを注文。
完璧だ。
ぬあ!
カバースキャットのこってりネギ大が
売ってるではないかー!
3袋購入。
しばらく行ってない沼で
使ってやろうかな。
 
腹もガソリンも満タン。
外気温は29℃。
まじか。
盆やないんやから。
あしたのジョーの映画を見ながら
栗東インターから帰りました。
ありがとう琵琶湖。
また来るで。
あとたくさん根掛かってごめんなさい。
 
多賀SAで水止めたろかステッカーと
カール、あと学生の頃よく行ってた店の
ラーメンを買いました。
暑いのでチョコモナカジャンボがうまい。
 
帰りながら今回の遠征を振り返るに
6打数4安打で2塁打2本に加え
ホームラン2本。
自分が把握してる範囲では
遠征中に釣られたバスは計5匹。
4本が自分で圧勝ではある。
チビが釣れなかったので
琵琶湖の未来が心配だが
去年よりもだいぶ釣れた。
だがしかし。
ロクマルを釣るという目標は未達。
未達は未達。
ミッションは失敗だ。
釣り方も場所もワンパターンで
このままでええんやろか。
 
矢吹丈は殴られても殴られても
立ち上がりリングに向かう。
俺もそうありたい。
デコってもいいや。
根掛かり上等。
打席に立たねばホームランは打てない。
リングに上がらねば
勝利を掴むことは出来ないのだ。

また来てやる!

それまでそのデカい口を開けて待っていろ。