ベースで音楽理論#5・分数コードとオン・コード | 出張ベースレッスン Boogie Bass School

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サポートミュージシャンとして活動する傍ら、都内、横浜、川崎などで
ベースの個人レッスンをしています。
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今回は分数コードとオン・コードについて。

 

分数コードは、ルート以外の音を

コードの最低音に指定する時に使われます。

 

ベースが最低音を担当する事が一般的なので、

ベーシストにとって

避けては通れないコードですね。

 

〜分数コードとは?〜

 

下のように分数のような表記で

コードが書かれているのを

見たことがあるのではないでしょうか。

 

まっすぐ縦に並べて書くことも

斜線で書くこともありますが、

どちらでも同じ意味です。

 

読み方は「EぶんのC」です。

分数と呼ばれていますが、

何も数学的な計算をするわけではありません。

 

視覚的に見た通り、

最低音(ベース音)の上に

コードが乗っかっているイメージです。

 

分子の部分が(上側)がコード(和音)を、

分母の部分(下側)がベース音を表します。

 

ベース音は単音を表していることに注意してください。

 

〜オン・コードも同じ意味〜

 

オン・コードも書き方が違いますが、

分数コードと同じ意味で使われます。

 

「CおんE」と読みます。

 

E(ベース音)on(の上に)C(コード)

と、そのままの意味ですね。

 

声に出したときは、

「EぶんのC」=「CおんE」

と、順番が逆になるので注意しましょう。

 

分数コードの方が、書くのも楽で、

見た目にもすっきりしているので、

分数コードで書かれることの方が多いです。

 

〜ベースは分母に注目!〜

 

「C/E」となっている場合は、

コードCの構成音は、ド、ミ、ソですが、

最低音はEが指定されているので、

ベースは「ミ」を中心に演奏することになります。

 

コードが「C」であれば、

ベースはルートの「ド」が中心になるので、

ベースラインも変わってきますね。

 

ギターなどの他の楽器でも、

ミ、ソ、ドのように最低音がEになる形

(転回形)で演奏しますが、

ベースに最低音は任せてしまって、

普通にCコードを弾く場合もあります。

 

〜コード・トーン以外を指定〜

 

分数コードでは、コードの構成音以外の音が

ベースに指定されることもあります。

 

例えば、「Am/D」の場合。

やはり、ベースは分母に注目します。

「レ」を中心に演奏しつつ、

動くときにはAmのコードトーンを意識して

ベースラインを組み立てます。

 

〜注意するべき使い方〜

分数コードで間違いやすい用法を紹介します。

 

ピアノの人なんかがコードに疎いと、

こういう間違った使い方をしがちです。

 

例えば、「C/A」という使い方。

 

ピアノの右手でド、ミ、ソ、

左手でラを押さえていたりすると、

こうやって書いてしまいがちですが、

よく考えてみてください。

ラ、ド、ミ、ソは「Am7」ですね。  

 

無理に分数コードで書くと

読みづらくなるだけなので注意しましょう。

 

そして、こういう間違いを見つけたら、

「あ、Am7のことだな」

と、優しくフォローしてあげましょう(笑)

 


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