5月13日、八王子市の 片倉城 を攻める。
京王線の京王片倉駅から見た片倉城。 小高い平山城です。
京王片倉駅から入城。
国道16号線に沿って南下。 京王線の線路をくぐります。
城址の手前にある 湯殿川。 この川も堀の役割を果たしていたのでしょう。
現在はカルガモとコイがいっぱい棲んでいます。
片倉城がある住吉神社。 でもここから入らずに、少し先から入った方がいいです。
数十メートル先に 片倉城跡公園 の表示。
ふり返って見ると、もっと大きな表示。
公園名は城址ではなく城跡なんです。
ここに湧水についての解説があります。 これ、城址を知る上で重要。
公園全体MAP。 下(京王片倉駅方面)が北になることに注意。
入ったすぐの場所は駐車場と、彫刻広場。
しばし彫刻を鑑賞。
ダースベイダー?
あ~ん 💛
ダンシングオールナイト という作品。
もんたよしのり?
ポケモンGOのポケストップになっていました。
これは迫力ある作品。
そして、このあたり(城址の南側)には池と湿地が広がります。
昔はもっと水がある池が広がっており、堀の役割を果たしていたらしい。
湿地の一部は菖蒲園。
湿地の一部には水車小屋。
ポケモンGOのジムになっています。
さて、いよいよ入城してみましょう。
片倉城跡公園の全景。 下方のジムとポケストップは彫刻広場のもの。
左のポケストップ3つが城址と神社。
城跡公園内にはルート案内もありますが、まともなのはこれだけ。
まぁ、二の丸広場を目指します。
住吉神社についての解説パネルを横目に直進。 長い階段は嫌だけど。
左の階段へ。
階段の先も急坂。 平山城です。
見上げると急峻。
ほどなく住吉神社へ着。 二の丸の下にある曲輪です。
住吉神社はポケストップ。
ようわからんけど・・・
片倉城主の長井大善大夫道弘が1372年に造った神社なのかな。
つまり城はもっと以前からあったもの。
神社周辺には新しい巣を作ろうとするスズメバチの女王が飛んでいました、
6月~10月は要注意地点です。
神社裏手。 二手に分かれているが、自分は左へ。
左側は土塁なのでしょう。
すぐに本丸(一郭)広場に出ました。
緑がキレイだが、特に何の解説も無い。
数段の階段と、橋がある。
本丸(一郭、手前)と、二の丸(二郭、向こう側)を繋ぐ橋です。
橋の下は空堀。 昔はもっと深かったらしい。
空堀の橋とは反対側。
空堀の橋とは反対側の延長上。 堅堀になって下まで落ち込んでいます。
二の丸(二郭) 本丸より広い。
ベンチや東屋があり、人々がくつろいでいました。
二の丸から見た橋。
中世の人もこんなコンクリート製の橋を造ったもんだな。
じゃなくて、これは現代の人が造った橋。
当時は木の橋? それとも土橋。 今となっては不明。
橋の右には小さな解説パネル。
14世紀末に大江備中守師親が住んでたらしいが、15世紀後半以降に城として整備され、16世紀末に廃城と推測されます。地理的に八王子城の近くなので支城なのかな。八王子城にいた後北条氏が1590年に豊臣秀吉に攻め落とされたことを考えると、それまでには廃城だったのでしょう。
解説パネルはポケストップ。
橋の下の空堀。
二の丸広場の先(南側)には より深い空堀や土塁があります。
向こうは土塁。結構高さがある。
東方向へ伸びる空堀。
西方向へ伸びる空堀。
西へ伸びる空堀を歩いてみます。
平坦地へ出ました。 三の郭です。 一部は畑になっている。
二の丸へ戻ります。 少年たちがサッカー練習中。
よく見ると公園案内図があった。
本丸と二の丸の間の空堀へ降りて、西へ。
休憩広場と呼ばれる平地に出ました。 小高い曲輪です。
おそらく物見やぐらがあったのでは。
休憩広場の下は急峻。 でも実は人工的に掘削したのではなく、川によるものです。
休憩広場の西側。 急な谷の底には橋が。
ところどころに案内があるが、向きが不正確なので安心ならない。
全部同じ方向を向いているように見えるし。
奥の沢の橋まで下りてきました。
橋のすぐ南)(上流)側。 水が湧き出ていて沢を形成しています。
何ヶ所も沢があり、これは片倉城の北側を急峻な斜面にしているのでしょう。
奥の沢の北(下流)方向。 空堀に見えますが、自然の沢みたいです。
沢の下流はすぐに湿地帯へ。
水車小屋の場所へと続いているのでした。
他に幾筋も沢がありました。なので城址の南側は急峻なのでしょう。
帰りはJR横浜線の片倉駅へ。
JR横浜線の片倉駅から見た片倉城。
片倉城は土塁や空堀が良く残っていて、石垣が造られる以前の城の入門として最適です。
スズメバチの危険が無い11月~5月がオススメでしょう。
位置関係はここ。
上2つの赤線は、京王八王子駅と、JR八王子駅。
下2つの赤線は、京王片倉駅と、JR横浜線の片倉駅。
そして下の矢印が片倉城跡公園。
片倉城の攻略に成功!