コンサルティングを生業としているわけではないが、仕事柄似たようなことを行うことが多い。その中で少し行き詰まりを感じ、本書を手に取った。

本書では私が**の仕事をしていく上で目の前の案件を正しく適切に捉えることができるようになるための7つのポイントを探すために読了した。

1つは、現地現物にこだわれというものだ。コンサルティングでは感じる力が大切だとし、それには自分の足で現地に行き、自らの目で見て、耳で聴き、肌で感じる現地現物という一次情報を得る必要があると説く。

2つめは、知的体育会系のスタンスでというものだ。コンサルティングというと机上で精緻な論理を組み立てると考えられがちだが、やはり現場の視点から物事を考え、論点をあぶり出すという泥臭い作業こそが必要だからこそ面倒臭がらずに現場に行けと説く。

3つめは、自分の立ち位置を変えるというものだ。とにかく精神的にも物理的にも動き回り、見える風景を変え、そこで感じることを大切にせよとする。

4つめは、書き言葉しか信用しないというものだ。自社でのミーティングを紹介しながら、言語化を繰り返すことにより考える事が深まると説く。

5つめは、ロジックと組み立ては全くの別物だということだ。ロジックは単なる理屈になりがちだが、組み立てとは「思考の道筋」であり「こういう事実を得て、このように考えたから、この結論になった」というものと定義する。そして、ロジックはこの「思考の道筋」の一部に過ぎないから、ロジックに頼り切ると無理が出るとする。

6つめは、仮説思考に振り回されるな、というものだ。前提知識があるならまだしも、知識がない分野について無理に仮説を作り出す時間があるならまずは動き現場を見ることこそが大事だと説く。

7つめは、サンプルの数を増やすというものだ。とにかく数多くの現場を回りサンプルを増やすことが自身の価値向上に繋がると説く。

本書は自分にとって衝撃の一冊になった。情けないが、本書を読むまでは論理が全てとロジカル~、といった本を読みあさり仕事でも論理中心に進めていた。しかし、それでは結果が出ず悩んでいた際に、現場に出よと一貫して主張する本書に出会い、実践することで少しずつだが仕事の達成度も向上しつつあるように感じはじめている。これは今後も手元に置き繰り返し読む私のバイブルになるだろう。
ビジネスパーソンとして日々働いていると、つい日常の忙しさに目の前の仕事をこなすことだけに頭がいきがちになってしまう。そんなとき、ふと「この仕事は本当に意義あるものなのか」「何のためにこの仕事をしているのか」が分からなくなってくる。

そんな状態に陥りつつあったので、私がビジネスパーソンとして会社を客観的に見つめるための5つのポイントを見つけるために読了した。

1つは、会社は不祥事を起こしやすい宿命を負っているというものだ。

本書では会社を「カイシャ君」と呼ぶが、会社はあくまで経済合理軸だけで動くためにその過程でついつい法律などを破ってしまう、だからこそ会社にかかわる人は会社は頻繁に間違いを起こすもので次第に社会と感覚がズレていくもの、理解すべきと説く。

2つめは、組織の問題は「人」ではなく「間」に起こる、というものだ。

会社では「上下間」「左右間」のコミュニケーション不全が起こることにより組織の問題が起こると説く。

3つめは、課長と部長とでは、見ている「視界」が異なることを認識せよというものだ。

それぞれの役職やポジションの視界で見る事によって、物事に対処すべき正解が変わっていくと説明し、自分がどの視界で見るのが適正なのか、常に把握しておくべきとする。

4つめは、石を積んでいるだけか、教会を造るための作業をしているのかというものだ。

旅人が街で石を積んでいる人に質問をしたときのエピソードを紹介しながら、自分の仕事が社会の中において意味のあるものだと認識することが大切だと説く。

そして5つ目は、「自分株式会社」を傷つけるようなことをしてはいけないというものだ。

働く上では、自分を一つの株式会社に見立て、自分を経営していくという意識の下でキャリアを形成すべきと説く。そのため働く上で企業がおかしな事をする場合は、自分株式会社自体にも傷がつくことになる、としそのような事が内容に自己を律しろと説く。

本書は、既に終身雇用が崩れた時代にどう個人が生きるかという一つの指針を示しており、これからの自分を考える上では参考になる1冊である。
就活時に味の素の面接でTOEICのスコアを話したら鼻で笑われ、その程度でうちを受けたの?とコケにされた。今考えれば鼻で笑われるスコアなのだが、その時は悔しくて、帰りの電車で図らずも涙を流した。

そして、次の日から英語の勉強を再開し、25歳で英検2級に合格した。しかし、それでも英語に対する自信はない。話せといわれても話せないのは明らかで、英検2級合格を期に英語の勉強は中断した。

しかし、近時仕事柄英語を本気でやらないといけなくなってきたため、また再開しようと考えた。しかし、前の勉強法はあまりに負荷がかかりすぎるため他の方法を模索する中で、本書を手に取った。

私は、本書を通じて英語の勉強をするときの参考とするための5つのポイントを見つけるために読了した。

1つは、英文を読むときは後戻り・息継ぎ禁止。ひたすら前へ前へと読む、というものだ。とにかく一度英文を読みはじめたら読み切るようにさせることが大事だと説く。

2つ目は、単語は丸暗記しない。毎日会って頭に入れる、というものだ。著者は単語を一つ一つ丁寧に読み解くのではなく「ひたすら眺め」全ての単語を見る事が非常に大事だと説く。

3つ目は、熟語・イディオムは捨てる、というものだ。著者の経験上、熟語などを意識する場面はほぼ皆無だというところから説く。

4つ目は、テキスト類は一切見ない。そして、息を止めて聴く、というものだ。教材など日本文が附属されていても、それは決して読んではいけないとする。最低挿絵をチラ見する程度に留める、と説く。

そして、最後は自分に関する100の話題を丸暗記する、というものだ。これは外国人とざっくばらんな会話をするときのためには、ある程度自分の情報を仕込んでおくべきと説く。

本書はこれ以外にも具体的な参考資料、手法を紹介している。おそらく資格試験向きの内容ではないがあくまで実践に!という人には打ってつけの入門書ではないだろうか。