人間関係にうんざりしたときに読む本/杉本 良明
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 くだらないことにこだわる人間は正直面倒くさい。合理的に考えれば正しいことは明白なのに、その過程や形式にこだわり、物事が進まなくなることが多い。ステレオタイプ的に言えば官僚的な人間が多いのだろう。自分の場合、様々なパーソナリティテストでも出るが超合理的なタイプなので、正直理解ができない。そのため、それで何度も衝突し、時には無理矢理に屈服させられたことがある。そんな風に私からみればどうしようもない連中を今後どう扱っていけばいいのか正直困っていた。

 わたしは、もっと自己中になるための3つのポイントを大切に生きていくということを学んだ。

 1つ目は他人の目を気にしないで生きていくためには、苦情処理係としてやり過ごすということが重要であると学んだ。

 なぜだか知らないが周りには自分とは決して相容れないようなタイプの人間が多い。そして、巷にあふれる本には相手を変えてしまえ的なことが書かれている。当初はそれを鵜呑みにして相手を変えるように努力していた時期もあった。それは結果大失敗に終わったわけだが、結局相手を変えるにはものすごい労力と時間がかかる。しかも、それでいて成功するか、仮に成功しても自分とまったく同じパーソナリティーとなるかは分からない。であれば、もともと相容れない人間の戯言などまともに受け取るのではなく、そのままはいはいと聞き流してしまい、やり過ごし、裏で実を取ればよいということに考えを改めることとした。そして、そのためには相手の理解不能な要求についてとりあえずは淡々とはいはいと答え、相手をすっきりさせてあげることが大切だと学んだ。

 2つ目は、自分の心のスタンスとして相手には最初から健全な絶望感を抱くようにし、過度に期待してその落差にショックを受けないようにするということが大切だという。

 自分にとって当たり前のことが相手にとって当たり前ではない。これは分かっていたつもりであった。しかし、こんなことまでこだわるのかい、というようなことが多くあり、正直相手に失望や怒りを覚えたこともあった。

 このことは私が相手に対して「当然これくらいしてくれるだろう」という自分を基準とした考え方?があり、それが裏切られることでショックを受けていたということになるのであろう。

 だからこそ、今では私はほとんど相手には期待をしない。自分にとって理解不能なことを言って当たり前、これくらいなら分かってくれるとも思わない、そうすることで多少のズレがあっても何も驚かずにやり過ごすことができるようになってきた。

 3つ目は、自己承認を繰り返し自分に自信を持つということだ。

 人は承認を得ることで生きていくことができる生き物だという。そして、まずは自分が自分に対してどんな小さなことでもいいので何かできたら自分を認めるということを繰り返し、自分を認めていくようにすることが重要であるとする。

 たとえば、今こうして少し放置していたブログを書いている自分は偉い、と褒めるように、些細なことでもいいから自分を褒めるようにすることが重要であるという。

 おそらく、自分は前にも増してドライな人間に見えているだろう。しかし、決して自分とは相容れない人間と接触することで自分を疲弊させることだけは避けたいので、今はこういうスタンスで生きているようになった。結果、個人的にはすごく楽になった。

 本書は人間関係で我慢ならない奴がいる、等我慢の限界に達しているような人はぜひ一読するべき本である。

脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)/築山 節
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 感情の起伏はどちらかというと大きい方だと思う。短気ですぐに怒ったり、カーッとなったりする。そうなると、やはり気持ちに波が出てしまい、落ち着いて仕事をすることができなくなってしまうことがある。それはやはり損だ、と感じるようになった。

 気持ちを落ち着けて生活するため、どのような方法があるかを検討し、私は次の3つを発見し、そのうちの一つを実践していくこととした。

 本書では様々なアドバイスが紹介されている。

 悲しい話は夜しないというものは面白いが、確かにそうかもしれないと感じる。夜は人間も感情的なるため、夜にそのような話をするとずるずると引きずってしまうという。

 他人の脳で考える、というのもなかなか参考になるアイデアであると思う。何か自分にとって予想できないような出来事、むかついた事や困ったことが生じたときにどうするかである。こういう時は一度自分の中で「もし、あの人だったらどう考えるか」として考えるということだ。そうすることで一度自分からその目の前の出来事を切り離すことができ、冷静に物事を考えることができるようになるという。一度いざ試そうとしたが、カッとなってしまうとこれを思い出すことも忘れてしまうのでその日のうちに挫折したが。

 そして、私が実際にやろうとしたものはテキパキと動く、というものだ。

 これは字のごとく何かするときはテキパキとやるということだ。これは脳をリフレッシュさせる方法として紹介されているものの中で紹介されていたが、要は短い時間で終わる、しかしある程度の集中が必要なものを行っていくことで脳が刺激を受けて良い効果をもたらすというものだ。

 今までどちらかというと上記のようないわゆる雑務に近いものはちんたらやることで息抜きしていた感があったが、これは逆であるということが分かり、参考となった。そして、今はテキパキと物事を処理するようにしているが、なんとなくだが、悪い気持ちはしないのを感じている。

脳が冴える勉強法―覚醒を高め、思考を整える (NHK出版新書 369)/築山 節
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 睡眠時間を削って勉強するということが美談にされていた時期もあるが、今はそうは思われていない。睡眠時間を削ったところで頭はぼーっとするし、集中力は続かない。おそらく自分の自己満足を達成させるということ以外、ほとんどメリットはないであろう。

 効率良く勉強してスムーズに学習しようとしてもではどうすればよいのか。下手をすると単に勉強時間が不足するだけということにもなりかねない。そのため、素人は専門家にその技術を教えてもらうことが大切になってくるのだろう。

 私は、効率良く学ぶための3原則として次の3つを挙げることとした。

 まず1つは、集中するためには目的を持つ、というものだ。人間は元来怠け者であり、何もないとどんどんダメになっていく。それは、なんとなく自分にはそれが当てはまると考えていたが、同様の趣旨のことが本書にも書かれていたのでみんな同じではないかと安心してしまった。

 そして、人間の集中にはピークとそうでない時があり、それぞれが一日の中でリズムのようにやってくるため、今自分がどの場面にあるのかを考えた上で物事を進めていくとよいとのことであった。また、さらには自分自身を追い込む方法としては何をするにも時間制限を設けて強制的に時間に追われるようにすることが大事ということだという。

 私自身はすでに何かをするときには時間を決めて行動するようにしており、後者はできていると思うが、自分の中でピークとそうでない時がそれぞれあるというのは初めて知ったものなので、うまくその辺りを意識しながら進めていくようにしたい。

 2つ目は、処理を良くするには繰り返しを徹底させることだという。たまに、何でも1回読めば覚えられるという異常な頭を持つ人がいるが大多数の人間は決してそうではない。やはり何度も何度も繰り返して頭に叩き込むことが必要となる。

 本を読むときの紹介としては、「教科書を13回読むことで優秀な成績を収めた著者の同級生」「読書の回数に応じて読み方を変える」等を紹介し、何かを理解するときには自分の言葉でまとめるということが必要であるということを紹介する。

 ここで紹介されていることは決してぶっ飛んだモノではなく、いわば王道に近いものである。だからこそすたれてしまった感もあるが、こうして専門家に改めて紹介されることでその信憑性も増してくると感じてしまう。

 そして、最後は眠気をどう処理するかだが、これは15分の仮眠である。結局眠い時にどんだけ効率良い方法で何かを学んでも頭には入ってこない。だからこそ眠気にどう対応するかが実は最重要なのではないかと感じる。

 本書では、眠い時はとにかく15分程度寝てしまうことが一番であるとする。そうすることで、頭もすっきりとし、うまく頭を働かせることができるとしている。

 これも私は毎日職場で行っており、確かに昼休みに寝ることで、午後のいちばん眠い時間帯にもそれなりの集中度で仕事をすることができており、その効果は実感している。

 ただ、がむしゃらに頑張るだけでなく、いかに効率よく学ぶかということを知った上で何か重要な知的作業に向かうことは決して遠周りにはならないと思う。本書は決して突飛なことも言わない、いわゆるテッパンネタの内容であるが、だからこそ安心感をもって試すことができるのではないだろうか。