嫌いな人はいません、なんて聖人君子みたいなことは言わないし、そんなことをいう人間は逆に信用できない。性格が一人一人違うわけだから、当然相性の悪い人、いい人様々いるであろう。

 しかし、仮に嫌な人でもあっても一緒に折り合いをつけていかなければならない場面というのは必ず出てくる。そんなときにあからさまに嫌悪感をぷんぷんさせてしまってはうまくいくものもうまくいかなくなることは目に見えている。

 そこで、私は、私が少しでも嫌いな人を少なくなるようにしてストレスを軽減させて生きていくための5つのポイントを探すため、本書を読了した。

 1つ目は、「指先の極意」というものだ。

 ここではボディランゲージの一環として指でも自分の感情は伝えることができるとし、それを具体的な写真を利用して紹介している。そして、その感情は主に「硬い感情」と「柔らかい感情」に分けられ、それぞれを矢沢永吉流、宝塚流と名付け紹介している。

 2つ目は、「まゆ毛を上げるとあなたの印象は良くなる」というものだ。これは文字通り心の中では腹立たしいことであっても無理にでもまゆ毛を上にあげるようにすると、外見上怒っているようには見えなくなる、というものだ。

 3つ目は、「あいづちの「あいうえお」」というものだ。具体的な相槌の方法には「あいうえお」をキーワードに次のような方法があると説く。

「あ」:あ、なるほど

「い」:いいですねぇ

「う」:うーーん、さすがです

「え」:えっ!

「お」:おぉぉぉぉ

 単純だが、意外と使えます()

4つ目は、「人を動かす3択提案法」というものだ。

何か具体的な提案をするときは、3つの選択肢を用意した上で相手に提案という形で持っていき、自分の本命以外の二つは選択肢としてあり得ないものとしておくことで、相手が文句を言うことですっきり、自分が選んだという満足感があるので、うまくことが進みやすいというものだ。

 本書は、嫌いな人がいなくなる、というタイトルではあるが、内容的には、相手から嫌われない、相手を怒らせないというポイントからの話が多いように感じる。そのため、これらのテクニックを駆使することによって相手とのあからさまな衝突は避けることはできるかもしれないが、自分の中で変なストレスがたまらないように気をつける必要はあるであろう。

 実際の私を知っている人は私のことを「結構細かいね」ということが多い。事実そうだから、何も言えないが。特に私の場合、特に身の回りの道具にこだわりそれは仕事でも然りである。

 使いにくいペンや、力のいるホチキスなどは使っているだけで気持ちが萎えてくるたちなので、自費ででも使い勝手の良いものをそろえてしまう。そういうところから余計なストレスをためないようにしていきたいと考えている。

 そこで、私は私がうまく整理できる人になるための9つのポイントを探すために本書を読了した。

 1つ目は、「使いやすいモノだけが、必要なもの」ということだ。

 まだ使えることは使える、でも個人的には使いたくない、というときにその文具を処分するか否かという一つの判断材料としてこの言葉を紹介している。使えるけれども、使いにくいものは自分にとって必要なものではなかったのだから、思いきって廃棄してしまえばよいと説く。

 2つ目は、「相手の顔が思いだせない名刺はどんどん廃棄する」というものだ。

 仕事をしていれば、どうしても名刺交換をする機会は多くなり、なんかよく分からない人の名刺がたまっていることがある。そういう時には思い切って捨ててしまえばよいと説く。それで、仮に一度名刺を捨ててしまった人に会う機会があれば、「念のため・・・、」とまたもらえばよいだけのこととする。ちなみに自分もこれを機に一気に名刺フォルダーを整理し、40枚以上の名刺を捨てることができた。

 3つ目は、「机を立体的に使える人の場合の書類の置き場所」というものだ。

 これは、仕事をするにあたって、机の上には、2つファイル入れを置いておき、左側にその日処理しなければいけないもの、右側にその日処理が終わったものを移していくようにすることで視覚的にその日の仕事の進捗が分かるというものだ。

 4つ目は、「ポスト・イット」は作業にあったものを選ぶ、ということだ。

 ポストイットは100円ショップでも気軽に買えるため、ついついそれで済ましてしまいそうになりがちだが、ポストイットだからこそ、厳選した良いものを選ぶ必要があると説く。確かに、これまでにも100円ショップのポストイットを利用して、いつの間にか剥がれていたものなどがあり、結局役に立たずじまいということもまま見られたので、今後はこれを参考にしていきたいと考えている。

 本書では、具体的な整理の心構えから商品に至るまで様々なものが紹介されており、現在何が何だか分からないという人も、より作業の効率化を図りたい人にはぜひ一読していただきたい1冊である。