婚活という言葉もようやく聞かれなくなってきた。しかし、周りを見渡してみると早々に結婚する人(有力な候補者がいる人)と、長期のブランクに陥っている人に2分されているように感じる。

 こんなことを冷静に分析している自分はご多分にもれず後者の人間に分類されるのだが。正直なところ、結婚をしたいのかと言われれば「今は」したくない。やりたいことがまだまだ多く、とても家庭を持つということは考えられない。ただ、そういうことを見据えることができる相手は欲しい。しかし、なかなか見つからない。決して理想が高いわけではないのだがそのような人が見つからず、まれに見つかったとしてもそのような人とはうまくいかない・・・。

 愚痴が止めどなく溢れてきそうだが、私は私が良い恋愛をはぐくむことができるようになるための3つのポイントを探すために本書を読了した。

 1つ目は、「女性は、「愛され、大切にされている」実感が欲しい」というものだ。

男は、「女性が自分のことを理解、慰められることにより幸福感を味わう」ということが理解できず、女性を一人にそっとしてしまうという間違いをおかしやすいと指摘している。女性は、自分が面倒を見てあげる必要が無く、ただ自分のことだけを気にかけてくれ、精神的な支えになってくれるような相手が現れることを望んでいる、ということを男は理解するべきだとする。

 2つ目は、「もっとも犯しやすい男と女のすれ違い」というものだ。

女性が精神的に落ち込んでいるときに必要なことは、解決策をあれこれ提示することではなく、ただそばで話を聞いてあげることなのだと、とする。そうすることで女性は復活することができるのだという。

 3つ目は、「手始めに待つのをやめる」というものだ。

 女性の多くは、自分から積極的に相手に向かって愛情や思いやりある行動を示す必要はないと考えており、男に対して具体的に向かうことはないとし、逆に男は言われなければ動くことができないため、その違いについて理解した上で物事をとらえ、進んでいくべきだとする。

 本書では特に目新しいこと、突飛なことは主張されていない。しかし、最低限の基本と言われるものはここに紹介されていると思う。ここで挙げた3つのこともいざ実践するというのも難しいかもしれない。しかし、少しでも頭の片隅に入れておくことができればよいのではないだろうか。

 生きていたって、大して面白いことなんかありゃしない、着たくもないスーツを着て、くだらない人間関係の中で、本心ではないことを言わされ、かといってそれでも明るい未来が見えるわけでもない…、そんな世の中に期待を持てという方が残酷な気がする。子供作って幸せな生活、とはいうけれども、こんな世の中に子供を送り出すことが本当に幸せなのだろうか。最後は出家でもして俗世から離れて余生を過ごしていきたい、本気でそんなことを思い始めていたときに本書に出会った。

 私は、この希望も何も見えないこの社会を生きていく中においても、かすかな希望を捨てずに生きていくための10のポイントを探すため、本書を読了した。

 1つ目は、「正確な情報」というものだ。ここでは著者の講演会に参加した中学生とのやり取りを紹介しながら、著者が最後にその中学生に語りかけた言葉だ。「最後は、家族は家族、自分は自分。家族のために自分が犠牲になるなんて考えてはいけない。何があっても自分は幸せになるんだって思わなければだめだよ」というものだ。中学生にはきつい言い方かもしれない。しかし、だからと言って甘いことを言ってその場を丸く収めようとするいい加減な大人よりも立派な行動だと思う。

 2つ目は、「なぜ仕事なのか?」というものだ。日本における仕事の仕組みの変遷を紹介しながら、日本人は概して、仕事での能力=人間そのものの能力、価値、と見なしてしまいがちになる、と指摘し、あまりにも仕事に全てを捧げているといつかきつい時期が来るおそれもあるので、仕事と自分の間には一定の距離を保つように努めることが必要だと説く。

 3つ目は、「ウイーク・タイズ」というものだ。著者が以前に上梓した『仕事の中の曖昧な不安』の中で主張したウイーク・タイズという考えをもとに、決して今の仕事・職場がすべてではない、とし、「心の窓は職場以外にも1つ以上は必ず持つようにする。そのことが、自分自身を変に追い詰めることなくいられる」と紹介をしている。

 4つ目は、「無駄の効用」というものだ。ここではアンケート調査を紹介しながら、無駄をいとわない人の方が、より実現可能な未来の希望を持つ傾向が高いということを紹介し、昨今の合理主義的な風潮に対して、「無駄なものは何もない」と紹介をしている。

 5つ目は、「セレンディピティ」というものだ。これは無駄の話と関連があるが、著者の職場でであった島野卓爾氏の発言を引き合いにし、「目先の損得勘定に縛られて行動をしてはいけない。迷ったらやってみたらいい。そして、だめだったら止めればいい。やることで何かが見つかるかもしれないのだから」と、近視眼的な思考に収まることを否定し、もっと様々なチャレンジをすべきであると説く。

 6つ目は、「「わからない」ということ」だ。ここでは、著者が高校生との会話の中で、なぜ勉強をするのかということを問われた中で著者が導き出したもので、「世の中、わからないから不安や怖いと思ってはいけない。わからないからこそ、面白い」と思わなければいけない、という考え方を紹介する。

 7つ目は、「最悪でなければ」というものだ。学生を親に持つ大人向けの講演で将来子供に何になってほしいかという質問について、「親としてこれだけはなってもらいたくない、という仕事以外に就くことができたのであれば、どんな仕事でもOK。それくらいに考える方が重要だ」と説く。

 8つ目は、「大丈夫の使い方」というものだ。日常生活の中でついつい、大丈夫という言葉は使ってしまうかもしれないが、大事なことは「~すれば大丈夫」という前提条件付きであるということだ。全肯定する形で「大丈夫」とだけ主張してしまうと、あとでそれを守ることが辛くなる。だからこそ、ここには前提に条件を付してあげることが大切なのだとする。

9つ目は、「絶望の向こう側」というものだ。絶望の反対の言葉は「ユーモア」とした歌手を挙げ、人間はユーモアがあってこそ、そこに希望が生まれる余地がある、と説く。

10つ目は、「私の希望」というものだ。著者が昨今注目している「まんざら」ではない、ということだ。

 確かに現在は未来に向けて明るい希望を見つけることは非常に難しくなっている。しかし、だからといってそれを諦めるのではなく、なんとかその中から何かきっかけにして、何か希望の一端を見つけられればという、そんな思いが伝わってくる。楽しくもない、つまらないことも多いかもしれない、けれど生きることがまあまあ楽しい、ということを見つけるためのヒントとして本書は読まれるとよいであろう。

今回は読書ネタではなく。

部屋が汚くなってきて、どうすればきれいに出来るか調べてたときに発見。明日からこれやろ。

1日10個の物を処分(捨てる、リサイクルに回す、あげる)
チラシ10枚でもOK。体積的には、わずかの日もあるけど ひと月で300個の物が処分される。隙間ができると整理整頓の意欲もあがる。

備忘的にアップします。