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見た、気になってる映画館

クラシック映画を中心とした映画講評ブログ。
主に「知ってるけど見た事はない映画」になってしまっている偉大なる映画をテーマにします。核心的なネタバレは一切なし。とはいえ当方は相当なにわかファンなので内容はうっすい。
明日レンタルするDVDの参考にどうぞ!

今回はロッキーです。
ロッキーはメインテーマをはじめとしたBGMがいいですね。

見た、気になってる映画館-ロッキー
ロッキー(1976)
監督 :ジョン・G・アヴィルドセン
出演者 :シルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア
ストーリー:
フィラデルフィアに住むボクサーロッキー(シルヴェスター・スタローン)は賭けボクシングと取り立て屋の仕事でなんとか生活していた。これといった目的を持たず自堕落な生活を送っていたロッキーだがペットショップの店員エイドリアン(タリア・シャイア)に思いを寄せ、やがて結ばれる。
そんなある日、世界ヘビー級チャンピオンであるアポロ・クリードは負傷した対戦相手の変りとして、全くの無名選手と対戦する事を考え、ロッキーを対戦相手に指名する。

■貧乏がのし上がるまさにアメリカンドリーム映画
アメリカンニューシネマの流行で夢や正義といった感覚が麻痺していた時代、それに引導を渡したといわれるのが超アメリカンドリーム映画である本作ロッキー。ロッキーのテーマや太陽に向かってバンザイのポーズ、生卵の丸呑み、「エイドリアーン!」の叫び等、断片的なイメージは誰もがもつ本作。のちに大ヒットし、シリーズ化もされたこの映画は劇中の主役ロッキーとともに、それを演じるシルヴェスター・スタローンも、スターダムへと上り詰めるスーパーサクセスストーリーなのです。脚本と主演を当時無名であったスタローンが担当しています。自身が主演する事にこだわった為に制作費は非常に低いものであったそうです。そう、この映画もぼくの大好きな低予算名作映画だったりするのです。本編でも小規模な屋外ロケがほとんどですし、エキストラも素人で揃えたようです。特筆すべき点は「試合を最終ラウンドから第一ラウンドへと逆方向に撮影し、負傷の特殊メイクを少しずつはがしていった」という逸話。低予算故の光るアイデアです!そもそも主役のロッキーが貧乏という設定なので、低予算が気にならないどころか、様になってしまうのです。もしスタローンが脚本だけを売って大物俳優でやっていたら、多分ここまでヒットしなかったのではないでしょうか。

今回は「三角関係」をテーマと考えました。色々候補は出てきて、やっぱりラブストーリーかなとは思ったのですがちょっと変わった三角関係が描かれている本作に決めてみました。

見た、気になってる映画館-明日に向って撃て!

明日に向って撃て!(1969)
監督 :ジョージ・ロイ・ヒル
出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード
ストーリー:
アメリカ西部で名を馳せたギャングであるブッチ(ポール・ニューマン)とサンダンス(ロバート・レッドフォード)はある電車強盗をきっかけに最強の殺し屋集団から命を狙われる事になってしまう。サンダンスの恋人エッタもまきこみ、三人の逃亡劇がはじまった。

■男同士の愉快なやりとりを楽しむ痛快映画
60年代後半主流であったアメリカンニューシネマの中でも屈指の名作と名高い本作。実在の窃盗団をモデルにした実話の様なお話。同じアメリカンニューシネマでタイトルがややかぶりの『俺たちに明日はない』みたいなところはありますが、好きな人はこの二つを並べると怒るかも。最大の違い(というかこっちの長所)は本作は主役が男同士なのでその荒っぽいやりとりが痛快で非常に面白いという事だと思います。切れ者で口もうまいブッチとあまり考えないが凄腕ガンマンのサンダンスの組み合せが絶妙。さらにブッチはサンダンスの恋人エッタともただならぬ関係で、サンダンスも静かに容認しているという複雑なのかさっぱりしているのかわからない三角関係なのです!極めつけはこのやりとり!最もお気に入りの場面。

(サンダンスがブッチとエッタ目撃)
サ「何してる?」
ブ「盗み食い」
サ「もってけ」

こんな三角関係がありながら本作におけるブッチとサンダンスの関係は確固たるもので、険悪なムードは皆無ともいえる。かといって「走れメロス」のメロスとセリヌンティウスのような「美しい」関係ではなく喩えるなら漫画「ルーキーズ」の部員同士のような罵り合いながらもバカをやってお互い認め合う感じ。作中サンダンスが意外な弱点を露にする場面がありますが、そこでもブッチは大爆笑。その時二人は大ピンチなのですが大爆笑なんですね。そんなコンビものというか男同士の掛け合いとか好きな人には是非にという映画です。

次回は、、、アメリカンニューシネマに引導を渡したといわれている「ロッキー」でいってみようと思います。
今回は不朽の名作「カサブランカ」。ぼくは大好きな映画の一つです。やはり同世代の友人は見てない人の多い映画でもあります。

カサブランカ(1942)

見た、気になってる映画館-カサブランカ

監督:マイケル・カーティス
出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン
ストーリー
1941年モロッコの都市カサブランカにはドイツの侵略を逃れた人々はアメリカへの亡命を図ろうとしていた。
リック(ハンフリー・ボガート)もまた亡命の機会を伺っていたが、ある日ドイツ抵抗運動の指導者ラズロと出会う。その席でラズロの婚約者で、かつて理由を告げずに去った恋人イルザ(イングリッド・バーグマン)と、偶然の再会を果たす。

■69年たっても色あせない名優による名作
カサブランカはハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンの20世紀を代表する二人の名優が出演するすごい映画です。ハンフリー扮するリック(ハンフリー・ボガード)のきざなセリフと、正統派クールビューティ バーグマンの魅力、そして主題歌「As Time Goes By(時の過ぎゆくままに)」がこの映画のみどころです。ラブロマンスがベースですが、むしろリックをとりまく男性陣たちがいい味をかもしだしていて男同士の友情の熱さを感じる事が出来る作品でもあります。まさに老若男女問わずお勧めできる映画です。製作された年は第二次大戦中ということもあり、反独色がやたら強い映画でもありますが、この時代背景こそがこの物語りを構成する大事な要素だったりするので皮肉なものです。この時代周辺の映画は本作に限らずこうしたプロパガンダ的な要素を含むものが数多く見られる気がしますね。(映画の作られた時代背景をさぐるのもたまにはいいものです。)

■ハードボイルド
本作はハードボイルドものの代表として語られる事がよくありますが、その理由は「君の瞳に乾杯」をはじめとするリックのクサいセリフの数々でしょう。
「昨日の夜はどこにいたの?」といわれれば
「そんな昔の事はおぼえていない」と答え
「今晩はあえる?」
「そんな先の事はわからない」とあしらう。
これ普通の人が言ったら怒られますよ(笑)ハンフリーがいうからカッコいいんです。そして「君の瞳に乾杯」も相当クサい。しかし相手がイルザ(イングリッド・バーグマン)となると違和感なし。ハンフリーとバーグマン。この二人というだけで何を言ってもゆるされる感じがします。なおアメリカ映画協会(AFI)名セリフベスト100というランキングにおいて本作のセリフが多くランクインしているようです。
そして音楽家のサムが奏でる主題歌「As Time Goes By(時の過ぎゆくままに)」もストーリーを盛り上げます。この曲はリックとイルザの思出の曲という設定で登場し、ここぞという時に必ずかかる期待を裏切らない曲です。

■ラズロ、ルノー署長そしてリックの選択がラストを熱くする!
先述のとおり単純なラブロマンスではなく、男同士のやりとりの熱さが終始物語を盛り上げるのです。その二段構えの隙のないスタイルがこの映画の最大の武器といえるでしょう。


なんだか他のブログにも書いてある様なことばかりになってしまいました。。。語り尽くされているってぐらい超名作ですよ。見てない人は是非。
次回は三角関係をテーマにします!!