今日は相変わらず雲が多いが朝から晴天だ。このブログでも以前述べたが私の幼年期は秋から冬は雲一つない空が見られた。自宅に近い山からは遠くに富士山も見えた。しかし近年これも地球温暖化の影響からか「天高く馬肥える秋」のような青空はまずない。「天高く馬肥える秋」の空を無数に飛ぶアキアカネの姿も激減して秋の空を無数に飛ぶ姿などない。結局秋から冬にかけて澄んだ空など今季も無かった。しかし今日は天気そのものは良かった。記事によれば春の風物詩「渡良瀬遊水地の野焼き」が今日開催されると知り、いつもは近場のチョイドライブだが今日は少し遠征ドライブをすることに。渡良瀬遊水地は東日本最大級のヨシ原があり動植物の宝庫でもある。これまでにイヌワシ、オオワシ、オジロワシなどの大型猛禽類が確認されており運が良ければ見ることもできるかもしれない。実際に現地で何とか見られる猛禽類はトビ、ノスリ、チョウゲンボウ、チュウヒあたりだが野鳥の宝庫でもあることからバードウォッチングをする人の姿も多く見られる。今日は繁殖も確認されているコウノトリの姿も見られた。広大なアシ原の野焼きは壮大で、さらに土手にはカラシナ(菜の花)がやっと春が来たことを告げるように咲いていた。ただ吹く風はまだ冷たく本格的な春の訪れにはもう少しの辛抱といった感じであった。渡良瀬遊水地はバスやライギョ、ニホンナマズなども釣れる水域だが春は確かに来たものの吹く風はまだ冷たく釣り人の姿はなかった。

 

野焼きが行われた渡良瀬遊水地

遊水地と菜の花

桜の開花(ソメイヨシノ)はまだだが一足早く菜の花が春が来たことを告げるように咲きはじめていた。