私は釣りにおいて「来るもの拒まず」でたとえ本命でなくとも釣れればいいと思っている。釣り人は誰もがそうだがボーズが一番ツライ。ただ疲れるだけだからだ。たとえば普段は呆れるほど釣れてまず狙って釣ることはないハスもその日それまで一匹も釣れないでいたところやっとハス一匹が釣れただけでもホッとする(今は自分の釣り場ではハスはカワウの食害で皆無)。また釣ったことのない魚も大歓迎。自分の釣り場でワタカがルアーで釣れると知りこちらは狙って釣った。そして両親の介護のため釣行を断念した頃に霞ヶ浦湖内でコウライギギやダントウボウが釣れることがあると聞いた。もしかして自分の釣り場にもいるかも?と思ったのだが県の内水面水産試験所の話では流入河川では確認されていないとのことであった。しかも不思議なのはコウライギギもダントウボウもルアーで釣れるとされるがネット上でいくら見てもルアーで釣れたものを見つけることが出来ない。おそらくルアーで狙う人もいないと思うがバス釣りの外道で釣れてもいいと思うのだが。ちなみにコウライギギは最大で30㎝ほど(日本のギギは最大で50㎝に)ダントウボウはいろいろ説はあるが最大で70㎝ほどのようである。いずれも特別驚くような大きさにはならないが「来るもの拒まず」の私には釣魚として非常に興味がある。ルアーにどんな反応をするのか?どんなルアーがいいのか?どんな引きをするのか?。県の内水面水産試験所によればその後ダントウボウが私の釣り場で増えているという。また釣りが再開できたら是非狙ってみたいと思うがコウライギギといいダントウボウといい「なぜルアーで釣れないのか?」。

 

コウライギギ(水族館展示水槽)

ダントウボウ(水族館展示水槽)

 

釣りに行きサッパリ釣れないとよく川岸や河川周辺の生き物観察をする。釣れない時の気分転換の意味もあるが。そしてその後の両親の介護のため釣りを断念してもっぱら生き物観察が専門?に。しかもあくまでも近場と買い物ついでに(笑)。最近は以前二度見ただけのニワハンミョウ探しの旅をしていたが今年やっと悲願達成!。そしてこれも何年も見ていないウバタマムシやカマキリモドキやハラビロカマキリのオスをまた見てみたいと。ウバタマムシは松の木がないとダメなのとあってもいるとは限らない。カマキリモドキは外灯にも良く来るとされるが何しろ大きさが大きさなだけに夜見つけるのは容易ではないし日中でもまず探して見つかることはまずない。ハラビロカマキリのオスの方はというとこれまで三度しか見たことがない。オオカマキリやチョウセンカマキリ、コカマキリはよくオスもメスも見ることはあったのだが。昆虫写真家海野和男氏によればハラビロカマキリのオスは交尾時に多くはメスに食べられてしまうため野外で見ることがないのではないかという。ハラビロカマキリのオスが「なぜ見つからないのか?」はこれが最大の理由かもしれない?。今年もダメそうだがハラビロカマキリのオスを見つけるのは容易ではなさそうだ。何年か前に自宅二階の窓にいたため捕まえようとしたが遥か彼方に飛び去っていった。また隣町にウスバカマキリが生息していると聞くがこちらは生息域自体が限定的であり個体数が極めて少ないことが予想されオスどころかメスも見つけること自体困難だろう。

 

少し前にハラビロカマキリのメスには出会ったがオスの方は今年も会うことはなさそうだ。