今回取り上げたのはちょうど今頃成虫が見られるようになるからだ。いつものように魚とは直接生息圏は重ならないが見られる種類の違いはあっても川や池沼の周辺の草木には何かしらの種類はいるはずだ。ただしウスバカマキリは私の住む県では生息地は極めて狭く以前生息しているとされていた生息地は開発によって消滅したという(この地では絶滅が指摘されている)。ところが最近私の住む町の隣町で生息が確認されたとのこと。機会があれば買い物&チョイドライブに行ったついでに探しに行こうと思う(まず見つからないだろうが)。またハラビロカマキリのオスはまず見つからないので、こちらも機会があれば探してみたいと思う。特にオスの茶色個体はネット上を見てもまず見ないので極めて珍しいのではないか?と思っている。また最近あるブログで秋によくカマキリに捕まっているスズメバチをよく見るというのだ。オオスメバチが秋になりエサが少なる時期にエサの確保のため他のスズメバチの巣を襲ったりカマキリを襲うようになることが知られているがスズメバチを捕らえるカマキリやオオスメバチがカマキリを襲う場面を見たいものだ。これから、まだ見られる夏の虫や秋の虫が秋の深まりとともに次第に姿を消していく中カマキリとスズメバチの戦いも本番を迎えようとしている。

 

オオカマキリ

草むらや森林など他のカマキリ類より幅広い環境で見られるが草原類ではチョウセンカマキリがほとんどの印象がある。

草原類に住む肉食昆虫では最強で昆虫をはじめカエル、カナヘビ、トカゲや時に鳥も襲う(ダーウィンが来たで放送)。スズメバチとは食う食われるの関係だがオオスメバチになると背後からなどの奇襲、不意打ちで捕らえることがほとんどで正面からまともに戦っては勝てない。

 

オオカマキリ(オス)

オオカマキリ(メス)

コカマキリ

主に草原などに住む地上性のカマキリ。変異個体(体色)が他のカマキリより多いように思う。特に緑色個体は私もこれまでに三度しか見たことがない。昆虫好きの間ではミドリカマキリなどと言われ珍しいとされる。

ハラビロカマキリ(メス)

主に森林に見られ草原のみのような環境にはほとんど見られない。これはコカマキリと違い地上性のカマキリではないためだろう。圧倒的に緑色個体が多く茶色個体は少ない。特に茶色個体はほとんどメスでまずオスは見られない。私もオスの茶色個体は一度も見ていない。さらにオス自体が他のカマキリより見ることが非常に少なくこれまで三度しか見たことがない。

ムネアカハラビロカマキリ(メス・外来種)

現在帰化して在来のハラビロカマキリを駆逐しているところもあるという。自宅周辺でも在来のハラビロカマキリの姿を見ない。ただしムネアカハラビロカマキリもあまり見ない。というより原因不明でカマキリ類が自宅周辺で非常に見る機会が減った。