暦の上では秋だがまだまだ暑い日が続いている。政府の無策ぶりからコロナ感染拡大で様々な催し物の中止が相次いでいる。個人的には四季を楽しむのは釣りと生き物と花だと思っているが今年はコロナ感染拡大で「ひまわり畑」が人が集まらないようにするためか刈り取られている場所が続出している。花は春は梅、カタクリ、ツツジ、サクラ、初夏はアジサイ、夏はひまわりと四季を楽しむことが出来る。生活上の事情から釣りは休止状態の中、チョイドライブで四季の花を楽しむのも気分転換の一つだが、こういったこともコロナ感染拡大で出来ないのは残念だ。これから夏が終わってしまうと彼岸花ぐらいしかなく寂しい季節に移っていく。釣りも今年は終盤に入る。晩秋になると支流域では大半の魚は本流、本湖に帰ってしまうか深場に移ってしまい釣れなくなっていく。個人的に釣りでは春になるとマルタ、ウグイ、ニホンナマズ、夏になるとハス、バス、ワタカが思い出されるが、かつて霞ヶ浦でバスが釣れないと良くヒガイ釣りをしたことを思い出す。その昔明治天皇が食された際に「大変美味」だといわれたことから「」という字があてられたとされるが、元々琵琶湖固有でその後霞ヶ浦に移植され霞ヶ浦は多産地であった。バス釣りブームの頃でも昔よりは数は減ってはいたのだろうが、まだまだ釣れていた。大きいものでは30㎝ほどになり掛かった後の小気味よい引きが思い出される。かつて最盛期には年間60トンの漁獲高があったがバス釣りブームの頃には年間1~2トンほどまでに減少。10年ほど前の話だがネットで知り合った剥製業者(神奈川県在住)の方の話では、その方は幼年期に父親と良く霞ヶ浦にヒガイ釣りに来たそうで、また綺麗なヒガイの姿を見たくなり霞ヶ浦にヒガイ釣りに行ったのだが、釣れるのはオオタナゴばかりであったという。話に聞いていたがこれほどオオタナゴが多いとは思わなかったと。私もその頃流入河川に知人と釣りに行く機会があり私はルアー、知人はエサ釣りだったのだがエサ釣りで釣れるのはタモロコとオオタナゴばかりであった。ちょうどその頃オオタナゴがアメリカナマズとともに湖内で急増している頃ではあったが在来タナゴとくらべあまりに容易に釣れるのには驚いた。世界一釣りやすいという人もいるアメリカナマズ(笑)とともに容易に釣れる魚なのではないだろうか?(笑)。アメリカナマズの急増にビクともせず、その後霞ヶ浦全域で釣れるようになり利根川水系の多くで見られるようになった。現在ヒガイは非常に釣れなくなっていると聞く。かつては朝日新聞の茨城面に霞ヶ浦での釣果情報が記載されてヒガイの釣果も乗ることもあったが今はネット情報の普及もあってかそういう紙面もない。バスやギルの影響にも何とか耐えてきたがアメリカナマズやオオタナゴの猛威には耐えられなかったのだろうか?。個人的に飼育していたこともあったが天然個体は非常に憶病で不用意に水槽前に人が立ったりするとパニックになり水槽内で暴れ衝突死することもあった。さすがに観賞魚店などで売られているものは人に慣れていて水槽前に人が立つとエサをくれるのか?と思うのか寄ってくるほどであった。私の住む県では国内外来種ではあるが、生活上の事情から釣り休止の今、夏に良くハスが爆釣したことと、かつて霞ヶ浦でルアー釣りでの釣果が😢の時に良くヒガイ釣りをしたことが思い出される。当時はバス釣りブームであり子供から大人まで大半の釣り人はバス釣りでありエサ釣りは高齢者ばかりで私のような若造でエサ釣りをしているのは皆無であった。釣れたサイズは10㎝クラスが多く20㎝を超えるのは稀であったがヒガイ釣りをしていたある日に近くにいた年配の釣り人が30㎝近くあるような大物を釣り上げていた。今はヒガイが非常に釣りにくくなっている上に、このような大物にも出会えないだろう?。

 

多くの場所では人が集まらないようにするためか?刈り取られているが奇跡的に刈り取られずにあったヒマワリ畑。ヒマワリを見ていると「夏」という季節を感じる。

 

 

釣ってよし食べてよしと言われるヒガイ。大きいものでは30㎝ほどになるが大物はなかなか釣れない。

霞ヶ浦で見られるのはビワヒガイでアブラヒガイはかつて利根川、霞ヶ浦水系では一匹捕獲されただけだと聞く。