バスの釣れ方には四つのパターンがあるという。「捕食」「好奇心」「攻撃」「反射食い」だという。こういった釣れ方はブルーギルもあるがアメリカナマズにはあまり見られない。ナマズの仲間であるため「音」や「匂い」には敏感だと思うが少なくとも「好奇心」「攻撃」「反射食い」という釣れ方は印象がない。国内の淡水魚を見てもオヤニラミを除けばこういう反応をする魚はほとんど見られないのではないだろうか?。バスやギルに見られる「捕食」「好奇心」「攻撃」「反射食い」といった反応は釣れたルアーの大きさにもハッキリ表れており、どう考えても捕食出来ないと思う大きさのルアー(ほとんど自分の大きさと変わらないルアー)で釣れて来ることが良くある。こういった場合「好奇心」「攻撃」での反応ではないだろうか?。バスやギルではこういった釣れ方は珍しくないのだが、ところが自分が釣った魚種の中でバス、ギル以外でカワムツだけは自分より大きなルアーでも釣れてくることがある。しかもとんでもないルアーに。水質の良い河川では(カワムツは自然度が高いか残っている環境に多い)まるでイルカのように捕食というよりルアーと遊びたがっているかのように追ってくるのが見える。カワムツ、ヌマムツは性質は温和で水槽内でも協調性がある。むしろ水槽内ではオイカワに追われているぐらいで自然界でもオイカワが優先的位置に生活しカワムツはオイカワ群より外れた場所に多いという。ただし元々オイカワは流れがあるところ、カワムツ、ヌマムツは流れがあまりないところと生活圏に多少違いはあるのだが。そしてカワムツ、ヌマムツともに性格は温和なのだが貪欲である。水槽内でもこれ以上腹に入らないぐらいエサを食べて後で全て吐き出すということが多々あった。しかも同居していたヒガイ、タナゴ類などより先にエサを大量に捕食するため厄介だった。ダイワ釣魚図鑑の中でも「」カワムツの濃いところでは、オイカワやアマゴの先にエサをとるので全部を釣り上げないと主役が出てこないといわれる」と。ダイワの図鑑ではないが魚影が濃い場所では飽きるほど釣れる(;^_^A。正直釣ること自体エサ、ルアーといずれも容易で(特にエサ釣りは凄い)あるため釣魚としての魅力には欠けると言わざる得ないが「ボーズを避けるため」とか「キャスティングの練習代わりに」とか「家族みんなで釣りを楽しむため」といった釣りには最適だと個人的に思う。私自身釣りに行く川で本命が期待できそうにない場合に「ボーズを避ける」ためだけに釣っている。最初から本命にしたことはない。ただし、本命にしたことはないがカワムツを釣る場合に、まずいないだろう?と言われる30㎝サイズのカワムツ(渡辺昌和氏は見たことがあるという)が釣れないかと期待して釣ることもある。以前このブログでも触れたが魚影が多い水域ではルアー一投目に多数群れでルアーを追って来るほどで、そしていつも二投目には一匹も追ってこない(笑)。スレやすい。使用ルアーを上手く変更しながらやることだが虫に似たルアーが特に有効のようだ。

 

カワムツ、ヌマムツといずれも綺麗な魚で観賞魚として魅力があり性格も温和ではあるが大変貪欲。

ルアーの大きさが自分の大きさと変わらない。こんなルアーにもカワムツは掛かってくる(笑)。