今月もまた釣りに行けそうにない😢。マルタは繁殖期が終わり河口に帰っていったことだろう。そしてニゴイとコイ、フナの遡上が始まる時期になった。この中でマルタやニゴイ、コイはルアーで釣れるがフナが釣れることは知らない人も多いかもしれない。フナにはギンブナ、キンブナ、ゲンゴロウブナ、ニゴロブナ、ナガノブナ、オオギンブナなどいろいろあるようだが一般的に見られるのはギンブナ、ゲンゴロウブナが多い。私の住む県でも見られるのはギンブナ、キンブナ、ゲンゴロウブナだ。ゲンゴロウブナの方はゲンゴロウブナと言っても改良型のヘラブナだが。まずフナをルアーで狙って釣る人はいないと思うが私も狙っていたわけではないのに釣れた。日頃低コストの釣りなので使用するルアーも安価なもの。したがってルアーも小さめのものが多くゲスト(外道)や小物も少なくない。エサ釣りだがギンブナの大きいものは50㎝を超す記録がありヘラブナも60㎝超す記録があるようだが腕とルアーの選択肢が広い人はフナのルアー釣りで日本記録を狙ってみたらどうかと思う。バスやハスのようなルアーへの積極性に欠ける上に普通エサ釣りでも釣れる大物はギンブナでもヘラブナでも40㎝クラスなので上記の大きさへの挑戦はハードルが高い。そして特にヘラブナはスレで掛かることが多いので正真正銘の釣れたという記録の上での達成はさらにハードルが高い。さらにコイではないがフナもルアーよりフライの方が断然有利なのだ。したがって記録に挑む変わり者(笑)、または果敢な挑戦者がいるとしたらフライでの釣りがいいかもしれない。そして、これは個人的な見解だが繁殖のため遡上して来た頃が釣りやすいように感じる。フナは繁殖のため遡上してくると繁殖に控えエサを積極的に食べるからだと思う。私がルアーで釣ったのもいずれもこの時期であった。昔は「釣りはフナにはじまりフナに終わる」というが、これはマブナ(ギンブナ、キンブナ)ではじまりヘラブナで終わるという意味だそうだ。ちなみに東京あたりの海釣りの歴史の中では「釣りはハゼ(マハゼ)にはじまりハゼ(マハゼ)に終わる」とか言うそうだが、これは個人的な見解だが幼年期に遊びの一つとしてハゼ(マハゼ)釣りなどをやり老後になって子供が独り立ちした頃、親としての生活がやっと落ち着き、そんな中でまたハゼ(マハゼ)釣りをやるといった江戸時代からある生活の一つの姿から来るものだと思っている。何しろ淡水域も海水域も今ほどルアー釣りが盛んではなく昔はフナ釣りやハゼ(マハゼ)釣りが子供たちの遊びとして人気であったはずだ。ただしフナではないがハゼ(マハゼ)もルアーで釣れるのだ。フナ同様狙う人はいないと思うが(笑)。しかも何とマハゼ用のルアーも存在するのだ(一般的に広く市販されているルアーでは釣れないようだ)。そしてハゼといってもマハゼ以外にもアナハゼ、国内では南方の離島にしかいないタメトモハゼ(外見から和製タライロンなどと言う人もいるが大きくても30㎝ぐらい)などマハゼ以外にもルアーで釣れるハゼの仲間がいるのだ。ハゼのルアー釣りも奥が深い(笑)。ルアーで釣れる可能性があるハゼの仲間全種制覇挑む人はいるだろうか?。まずいないだろう?(笑)。特にハゼの仲間は南方系に偏っておりタメトモハゼ等大型のハゼは関西の人でも離島に遠征しなければならない。さらに淡水域でも大型のハゼ類でドンコは都市型河川や汚染水域にはまず見られないしカワアナゴは生息地域でも数が少ないため、これら淡水の大型ハゼを狙うこと自体難しい。さらに淡水ハゼ類は底生の生活色が強く、おそらく表層中層では釣れないだろう?。ちなみにアユカケなどもルアーで釣れることがあるというがアユカケはカジカの仲間であり、ここでは対象外とする。最後にギンブナ、ヘラブナのルアー釣りでの釣果は聞くがキンブナの釣果は聞いたことがない。ギンブナより小型であることとフナの放流が行われる場合ほとんどがギンブナであることが多いこと、さらに西日本には生息していないようなことからルアーはもちろんフライでの釣果がほとんどないのだろう。ちなみにだいぶ前になるがエサ釣りで37㎝が釣れた記事が新聞に載っていた。おそらくキンブナとしては記録的な大きさではないかと思う。

 

ギンブナ

ヘラブナ