どうせ釣りをするなら少しでも水が綺麗で木々も多い緑が多い川でするのが一番だが、残念ながら都市部の河川はコンクリートで固められたり地方も公共事業の餌食になり清流と言える川は身近なところではほとんど姿を消した。そんな環境の悪いところで釣れる魚はせいぜいバス(しかもチビバス)、ギル、コイ、フナ、ヘラブナぐらいだろう。ただ清流と言える川では釣れる魚はオイカワ、ウグイ、カワムツあたりが多く規模の大きい本流でニゴイまたは稀にニホンナマズといったところで、やはりこういった環境は釣りといっても、まさに雰囲気(いい環境)で釣りをすることを楽しむところではないか?と思う。「来る者拒まず」の釣りの私には「身近な釣り」とともに「清流で釣る」が釣りの楽しみ方。こういった環境は自然観察もしやすい。釣りをしているとカジカガエルの声がしたり水の中ではカマツカが独特の餌の取り方をしながら動いていたり石の隙間にはモクズガニがいたりと見ていて飽きない。場所によってはそれほどの山地ではないのにヤマセミが見られたりする(この鳥を見ることが出来るのはカワセミ以上のこと!)。これからの季節川が一番楽しい季節。釣りに川遊びにキャンプにバーベキューと、そうだ!清流に行こう!である。