とあるタイヤ屋さんでの話。
複数の人数で作業していると
必ず「伝達」が発生します。
その伝達でちょっとした
トラブルがありました。
中型トラック(2-4D)のローテーション作業中に
ある熟練作業者がもう一人の後輩作業者に
「後右を左に」と言った後、
左後タイヤを指差して「これを右に」と言いました。
さて、何て言おうとしたか分かりますか?
普通なら
後輪の右と左をローテーション
と思ってしまいますよね。
でも正解は
後右タイヤを後左にローテーション
後左外タイヤを前右にローテーション
という意味でした。
言われた方は一瞬「えっ」と思ったものの
頭の中で考え直して、タイヤの山を見て
正解を導き出しました。
聞けばよかったって
聞けるんだったらトラブルにはならないですよね
後左タイヤを指して「これを前右に」と指示すれば
何の問題も無かったんです。
こういう中途半端な、言葉足らずや
見てわかるだろう的な伝達が多いと危険です。
それは事故を誘発する原因にもなります。
そして、一方的に言い放って行くのではなく
相手が理解したか確認するのが大事。
思いやって作業するということです。
ここで一句。
「伝達は、的確・簡潔・思いやり」