今日のタイヤはこちら。
セリアルは4811なので2011年の11月頃に作られたタイヤです。
製造から7年半程度が経過しています。
溝深さは4分山といったところなのでもう少し使えたのですが・・・
トレッドの溝に深いひび割れが入っています。
この部分はどこのメーカーのタイヤでも古くなってくるとひび割れが出やすいので、ヨコハマだからというわけではありません。
ブリヂストンでもトーヨーでも出るタイヤには出ます。
今この記事を読んでいる皆さんのタイヤの溝にも、ここまではひどくないにせよひび割れが確認できるかもしれません。
タイヤメーカーなどが加入する日本自動車タイヤ協会(JATMA)のひび割れ資料を添付しますので、皆さんもご自分の車のタイヤをチェックしてみてください。
リンク 日本自動車タイヤ協会(JATMA)のひび割れ資料
https://www.jatma.or.jp/tyre_psd/safenews72.pdf
上記の資料はサイドウォール=タイヤの側面のことしか書かれていません。
今回取り上げているひび割れは、タイヤのトレッド=接地面に発生したものです。
トレッドの下にはスチールワイヤーで出来たベルトがあって、ひび割れがそこで止まるため、簡単にはパンクに至りません。
よって、トレッドのヒビはJATMAの資料のレベル5より状態が悪くても使用可能であるということがいえます。
ただ、深くて大きい、スチールベルトに到達してしまったようなヒビをそのまま放置していると、いずれはタイヤ変形やバーストなどのトラブルになる可能性はあります。
トレッド面に関しても、JATMAの資料のレベル5のように、ヒビが深く、広がってきてしまったような場合には交換しておいた方が無難であると思います。
今回のタイヤもひび割れが深い上に広がってきてしまっているため、安全のために交換となりました。