死にたくなるくらいの幸せと、泣きたくなるくらいの現実 | I'm blessed to have your in my life ~先生がいてくれて、私は幸せです~

I'm blessed to have your in my life ~先生がいてくれて、私は幸せです~

Dear先生へ

私が好きになった貴方は先生でした

先生を好きになった私は生徒でした

どんなに好きだと叫んでも

どんなに先生を想っても

この恋は叶わない

そんな恋の物語




夏休みの遠征に行ったときに買ったチョッパーのキーホルダー

先生はチョッパーが好きだから選んだキーホルダー

夏休みが終わっても渡せなかった

受け取ってもらえなかったらどうしよう。って思ったから

嫌な顔したらどうしよう。って思ったから

嫌われたくなかった

だからずっと私の鞄の中にいたチョッパーのキーホルダー

毎日出しては今日も渡せなかったと落ち込んでいた

でも、やっと昨日、やっと渡せた

いや、渡したというより友達が渡してた

「照れて渡せないみたいなんですよ」

って言ったら

「あいつ何照れとんねや(笑)」

って玄関までわざわざ探しにいった先生

体育館から皆が私を呼ぶ声が部室まで聞こえた

先生は

「うわぁ!ありがとう!やっぱりこういうことしてくれるのは松本だけやわ!これ使うわな」

って言ってくれてたらしい

その場にいなかったけど先生の笑顔が脳裏に浮かんだ

嬉しくて、嬉しくて涙が出そうになった

喜んでくれたことに

そして今日

教官室に鍵を借りにいく私が見たのは………

先生の机に置かれたカバン

カバンにぶら下がるチョッパー

嬉しそうに笑ってるように見えた

今まで私の暗いカバンのなか

それが渡したかった大好きな先生のカバンに付いてる

キーホルダーとか付けない先生のカバンに付けられたチョッパーはなぜか不自然だった

けどそれを見た瞬間嬉しくて死にそうだった

偶然かもしれないけどチョッパーはちゃんと見える方向

もー、先生……

そんなことしないでよ

期待しちゃうから

その先生の優しさをしったのは

死にたくなるくらいの幸せ

先生ありがとう



でも、やっぱり幸せだけじゃない

今日の練習は久しぶりに先生も女子の練習を見ていた

張り切る私

リバウンドだって何本も取れた

シュートだって何本も入った

いつもより何センチも高く飛べた

いつもより何秒も速く走れた

先生が見てるから自然に体がプロになる

どこまでだって、どんなことだってやれると思った

練習も終わり自主練をする

その時見た先生の笑顔

それは私に向けられてるんじゃなくて先生のお気に入りの生徒にだった

先生は私のものじゃないけど、何故か独占欲が生まれた

他の生徒に見せないでその笑顔

他の生徒にかけないでその声を

他の生徒にそんな優しく接しないで

こんな女最低だ

でもどうしても思ってしまう

だって先生が大好きだから

先生お願い

その大好きな笑顔を私にも下さい










Android携帯からの投稿