今まで各メンバーがめいめい書いていたブログなんですが、ある一つのテーマに関して綴ってもらおうという企画を考えてみました。



その第一弾は、




“人生が変わった”アルバム5選!




です。




いわゆるHM/HRと呼ばれる音楽をやっているBASKERVILLEなんですが、まあこれが6人6様、様々なバックボーンがありまして、それが昇華されてあのメロスピ厨みたいな音楽性に繋がってるんですね。意外ですね。
 


そんな訳でまずはVoのKazuyaから人生が変わったアルバムを5つ、出会った時系列順にエピソードなどを交えながら書いていきますんでお付き合い下さい。




【1】SEGA GAME MUSIC Vol.2

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いきなりゲームミュージックなんですけどね。
初めて自分のお小遣いで買ったアルバム(?)で、当時はまだカセットテープでした。
中学の時分の話なんですが、まあ当時は大層なヲタでして、アニメとマンガとゲームと大洋ホエールズにしか興味ありませんでした。

当時の自分はと言えば無類のセガ好きでして、もうその時点でアレなんですが、やはりと言いますか「ファミコンとか解ってねーよな」などとドヤ顔で嘯く重篤な中二病を罹患中だったことから、毎日、BEEP片手に近所のゲーセンに寄ってはエイリアン・シンドロームやったり、セガ・マスターシステムのアウアーアーアーを買っては泪で枕を濡らしたりしていました。酷い話です。

で、このSEGA GAME MUSICシリーズの話です。
多分、BEEPで知ったんだと思うんですが、Vol.2には自分の大好きだったファンタジーゾーンの曲が網羅されていて勇躍レコード屋に走った次第です。

他にも、体感ゲームのエンデューロ・レーサーやハングオン、そして今を以って語り継がれる名テーマ曲を擁するカルテットなんかが収録されていました。カルテットはちょっと前に、初音ミクのProject DIVAで“多重未来のカルテット~Quartet Theme~”としてアレンジされてましたね。



【2】THE SQUARE “Truth”

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言わずと知れたF1のテーマ曲“Truth”が収録された現T-Squareの通算12枚目のアルバムです。これも中学の時ですね。

ゲーム音楽ばっか聴いてたんですが、その頃、業界内でゲーム音楽を生演奏しようなんて動きがあって、各メーカーに生演奏バンドが続々と誕生しました。
贔屓のセガにはS.S.Tバンドなんてのが出来まして、シーンの牽引役となる程の人気があり、自分もアレンジバージョンのアルバムを買って聴いていました。

確かアフターバーナーのアレンジバージョンが入ってたアルバムだったと思うんですが、CACIOPEAの野呂一生がゲストでギター弾いてまして、それが凄く良かったんですよね。
じゃあ、CACIOPEA聴けよって話なんですが、一緒にゲーム音楽聴いてた友人が、CACIOPEAはつまらないからTHE SQUAREを聴けと。で、“Truth”を借してくれたんですが、ぶっ飛びましたね。

冒頭を飾る“Grand Prix”のテンションの高さ。そして間髪入れず流れ込むアップテンポの“Celebration”。中間における各パートのソロ掛け合いもやばい。

軽快な“Beat in Beat”、バラード“Unexpected Lover”を挟んで、いよいよ“Truth”。
誰でも知ってる超有名曲なんで今更どうこう言う必要無いんですが、もう掛け値無しの名曲で今聴いても勃起もんですね。他にも佳曲揃いの名盤です。

その後も、“Adventures”、“Stars and The moon”、“Resort”、“Sports”、“Yea,No”、“Wave”あたりは鉄板で聴きまくってたんですが、伊東たけしが脱退して、本田雅人が加入したあたりから聴かなくなりました。何かピンと来る曲が少なくなって行った感があったんですが、丁度、HM/HRを聴き始めた時期でもあったからかもしれません。




【3】LOUDNESS “Disillusion”

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THE SQUAREにどっぷり浸かりながらも、普通のJ-POP的な音楽も聴いたりしていた高校時分、たまたま浜田麻里の“Colors”というアルバムをとても気に入ったので、全部揃えてやるとヲタ心理が鎌首をもたげたのが運の尽きでした。
遡れば遡る程、曲調はアップテンポにギターはザクザクに浜田さんの歌唱はアグレッシヴに・・・。元々、“Colors”のポップな曲調が好きだったのに、気が付けばよりアグレッシヴな曲を渇望する有様。そんな時、ロックに詳しい友人が、浜田麻里のアルバムにも参加している樋口宗孝さんの居るLOUDNESSを勧めてくれました。

最初に買ったアルバムが“Disillusion”だったんですが、1曲目の“Crazy Doctor”よりも、2曲目の“Esper”に雷に打たれたような衝撃を受けましてね。
疾走するドラムに続いて切り込んでくる高崎さんのギター。もうカッコ良過ぎて死ぬかと思いましたよ。他にも“Dream Fantasy”や“Milky Way”といった代表曲が入っている超名盤です。

LOUDNESSはマイク・ヴェセーラ期までは聴いてたんですが、その後は聴かなくなりました。Voが山田さんになって路線変更し始めた時期でもあるんですが、音楽的なことよりも海外のバンドの方を熱心に聴き始めたからだと思います。

いずれにせよ、このアルバムを聴いて以降、未だ続くHM/HRの世界に飛び込むこととなりました。
なお、“きっかけ”という意味では浜田麻里の“Colors”なのかもしれないので、結構悩んだんですが、純粋なHM/HRであり、その後の人生を決定付けたという意味で、LOUDNESS “Disillusion”を選びました。




【4】KANSAS “Leftoverture”

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高校を卒業してからちょっとしたくらいの頃、メタル好きの友人から「凄まじいアルバムが出た」と勧められたのがDREAM THEATERの“Images and Words”でした。
これまた言うに及ばない不朽の名作ですが、所謂プログレッシヴ・ロック的な要素を持ったアルバムに触れたのはこれが初めてでした。また同時期にSHADOW GALLARYのデビューアルバムもリリースされたんですが、この2枚のアルバムのそれこそ擦り切れる程聴き込みました。

どっちも国内盤だったのでライナーノーツが付いており、当然のように目を通していたのですが、いずれのライナーノーツにおいても言及されていたのがアメリカン・プログレハードの開拓者としてのKANSASについてでした。

ヨーロッパで隆盛を極めたプログレッシヴ・ロックをアメリカ人的な解釈で再構築した偉大な功績、そして、MTV時代の到来と共にポップに同化した罪・・・

みたいな文章だったと思うんですけど、他にもMAGELLANのライナーにも似たようなことが書いてあって(まあ全部同じ人がライナー書いてたんですけどね・・・)、一体このKANSASってバンドはどんなバンドなんだ?何故こんなに持ち上げられて、そして、こんなに落とされなくてはならないんだ?と。
ただ、70年代のバンドとか聴いたこと無かったし、何か古臭いんだろうなぁ・・・という茫漠とした感覚から、何となく忌避していたんですよね。

しかし、タイミングというのは面白いもので、まさにそんな折、ソニーが往年の名バンドのアルバム群をお手ごろ価格で再発してくれまして、その中にKANSAS “Leftoverture”も含まれていたので思い切って買ってみました。幻想的なジャケットも購買意欲を後押ししてくれました。

アルバム冒頭を飾る代表曲“Carry One Wayward Son”からして掴みは完璧。一聴するや「古臭いのでは・・・」などという杞憂はいっぺんに吹き飛び、続く泣きの超名曲“The Wall”で、いとも簡単にその虜に。。。他にもライブの定番である“Miracles Out of Nowhere”や“Cheyenne Anthem”、そして8分を超える組曲“Magnum Opus”なんかが収録されててもう傑作中の傑作ですね。特に“Magnum Opus”の中の小曲の邦題が“ファーザー・パディラと完全なるブヨの対面”とか“ビーバーを自由に”とか意味わかんないのも中二病の心を大いにくすぐってくれて最高です。そう言えば、イングウェイのアルバム“Magnum Opus”はKANSASの曲名から来てると思うんですが、“Carry One Wayward Son”のカヴァー・・・じゃなくてインスパイアして、盛大に曲をぶち壊してくれた時は何かアレでした。。。
また、他のアルバムと比べて特に音が良いのも幸いしたかもしれません。他のアルバムは何か音が籠もってるんですよね。まあスティーヴ・ウォルシュが居るアルバムはどれも最高なんですけど。

“Leftoverture”は自分にとって70年代の音楽、そしてプログレッシヴ・ロックの原点でして、この後、果てしないプログレの迷宮にはまって行くきっかけになりました。つか、KANSASの次に買ったプログレのアルバムが、DICEの邦題“北欧の夢”とFRUUPPの“Seven Secret”とか意味わかんないんですけどね。素直にYESとかKING CRIMSONとか聴けよって感じで、いきなり足を踏み外した感が拭えませんが、実にその通りでして、しばらく迷宮を彷徨う亡霊が如き有様でした。
でも、FRUUPPの“Faced With Shekinak ”のイントロとか超やばいんですよ。ライナーにも書いてありましたけど、この曲とGRYPHONの“Midnight Mushrumps”のイントロはその場の空気を一変させる魔力を秘めていると思います。

いずれにせよKANSASは自分にとって本当に大事なバンドで、今でもほぼ毎日聴いています。10年くらい前に行った厚生年金会館での来日公演はこれでもかってくらい名曲を畳み掛けてきやがりまして泣きそうでした。一生忘れられない財産です。




【5】U2 “The Joshua Tree”

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そんなこんなで大学に入る頃にはすっかりメタルヘッズになってましてね。
中学の時はリアルヲタな風体だったくせに、この頃になるとダイムバック・ダレルみたいなヒゲ長髪ネルシャツ&ハーフパンツになってしまったりとかして、やはりと言いますか「メタル以外は全部ウンコ」などとドヤ顔で嘯く重篤な中二病を罹患し、毎日、CORONERとかFORBIDDENとかANNIHILATORのTシャツとかで街を闊歩していました。酷い話です。

そんなある日、テレビでたまたま見たU2の“Where The Streets Have No Name”のPVには目が釘付けになりました。

雄大なシンセから始まり、ジ・エッジのキラキラしたアルペジオ、そして、熱く歌いあげるボノのヴォーカル・・・圧倒されましたよ。「何だこれは?」って。いや、普通のロックなんですけどね。
翌日にはレコード屋に走っていました。ネットなど無い時代なんで、テレビの画面の端にクレジットされたアルバムのタイトルをしっかりと目に焼き付けて。

このアルバムは他にも“With Or Without You”、“I Still Haven't Found What I'm Looking For”、“Bullet The Blue Sky”なんていう代表曲の詰まった、これまた説明するまでも無い超の付く名盤。
この日以来、「『メタル以外は全部ウンコ』とか言う奴は全部ウンコ」と、あっけなく転向を遂げたのでした。相変わらずMACHINE HEADのTシャツとか着てましたけどね。

大学の時は軽音サークルでベースを弾いてたんですけど、U2ばかりはどうしても自分で歌いたくて、でも他の唯一のベーシストがちょっと前にフラれたばかりの女の子しか居なくて、ダメ元で頼んだらやっぱり断られたので、ベース弾きながらU2歌ったりもしました。
U2結構やったんですよ。上記の曲はどれもやりましたし、他にも“Pride”とか“New Years Day”とか“Sunday Bloody Sunday”とか、BEATLESのカヴァーですが“Helter Skelter”とか。

これ以降、ベース兼ヴォーカルっていうスタイルで色々とやるようになりました。元々、ジョン・ウェットンに憧れてたのもあったんで、ずっとやりたかったスタイルではあったんですが、ここぞとばかりに、BLIND GUARDIANやったりPRO-PAINやったりCHATHEDRALやったりWHATEVERやったり、果てはARCATLAZZまでやったりして・・・結局メタルなんですけどね。いずれにせよU2との出会いというのは色々と思い出深い出来事でした。




以上です。
他にも悩んだアルバムがあって、例えば、洋楽HM/HRを聴くきっかけになったRAGEの“Perfect Man”とか、ケルト音楽始めトラディショナルな音楽にはまるきっかけになったRunrigの“Amazing Things”とか。

まあそんなこんなで色々聴いてきた訳なんですが、未だにメロスピ厨です。すみません。
もう、君は観たか。

アンダー・フレーミング・ウィンター・スカイズ-ライヴ・イン・タンペレ [DVD]/ビクターエンタテインメント

¥6,825
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ドラムのヨルグ・マイケルがバンドを脱退するとのことで行われたツアーのDVD。
数年前の来日公演では、全くやる気を感じられなかったイェンス・ヨハンソンが
かなり本気でプレイしているのが熱い。
ああ、真面目に弾くこともあるんだなとw

Stratovariusと言えば大好きな曲はEagle Heart とか Hunting High and Low なんですが、
このライブではEagle Heartのリフをキーボードではなくギターのマティアス・クピアイネンが弾いている。
なぜ、キーボードで弾いてくれないんだ!そこはシンセリードの聴かせどころだろう(泣


ところで、イェンスが弾いているクワイアの音源は何なんだろうか。
あんなに良いクワイアの音源にはお目にかかったことがなく、いつも自分としては苦労しているところなので、あの音源が手に入るなら是非使ってみたいなあ。


Sky High / Baskerville
大学生の時、友人のMacを七万円で譲ってもらった。
当時、音楽制作をするならMacだというのが普通だった。

2005年ごろ、iPod miniを買った。
当時上京して間もない頃でお金が無く、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで
手にしたのがiPod mini。
買ってすぐ、なぜもっと早く買わなかったのかと後悔した。

2008年、iPhoneを買った。
未来が手の平に来た、と思った。
今でも手の上で自在に動くアプリケーション、動画を見ていると不思議な感覚に陥ることがある。

2011年、iPad2を買った。
まるで世界が変わった。
仕事のやり方が変わった。
音楽の作り方も変わった。
十数年ぶりに絵を描こうと思った。


おっさんが一人死んだだけだろう、なんてとんでもない。

俺たちの世界にこんなにも影響を与えてきたんだぜ。