今回はシュートについて
書きたいと思います。

シュートの際に、シューティングハンド側の肘が開いてしまうエラーはよく見受けられます。
開いていなくても無理に肘を閉じる事で、
前腕(肘から手首まで)が外側に傾斜してしまう
代償運動が起きます。
試合の前半は大丈夫なのに、後半になりフォームが崩れるのもエラーの一つですね。

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これはスキルの部分を多く占める事ではあるのですが、
身体機能的にどうしても開いてしまう
選手は少なくはありません。

肩を挙げる動きといっても
挙げ方は様々です。
①肘が開いて上がる
②肘が閉じて上がる
それ以外にも数通りあります。

シュートを打つのであれば上の①②どちらかになります。

①は三角筋(前部後方線維〜中部線維)がメイン
②は三角筋(前部前方線維)と大胸筋上部がメイン
となり、肩を挙げます。
②に必要な筋肉がもし、何かの影響で機能低下を起こしていた場合は
①の挙げ方になります。
そうなると肘が開いてしまいます。
コーチングで「開いてるから閉じる」と言っても
それが再現出来ません。
再現しようと①に必要な筋肉を使わず第2第3の筋肉を使う事でさらに代償運動が起こり
肘は閉じたけれども他に影響が出る事になります。

①が働かない原因を改善して
①に必要な筋肉のトレーニングをする必要があります。
もちろんもともと①が出来ていたとしても
何かの影響で出来なくなる事もあります。
怪我だけでなく、日常生活などで容易に起きます。
なので①が出来ている人も事前にケアなどをする事も必要です。
1日にシュートをたくさん打てば打つほどその筋肉は疲労し、機能が正常で無くなります。
次の日の為にケアをする事が必要です。

トレーナー以外から見るとほんの小さな事かもしれませんが、
この影響は凄く大きいです。

肩だけの話ではなく、手首や指でも同じ事が言えます。

シュートフォームが崩れる原因は
こういった事から起きます。
あくまでも一つの原因に過ぎませんが。


興味のある方
悩まれている方は是非ご連絡下さい!