【ロンドンにて】何のために勉強するの? イギリスの2£コイン | basispointのブログ

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先日、うちの子供に「どうして勉強しなきゃならないの?」と聞かれた時にイギリスの2ポンド・コインの話をしました。

2ポンド・コインのフチの所には、今でも文字が入っているものがあります。そこには、”Standing on the shoulders of Giants” と記載されています。

イギリスのCardiffの街の北西にある貨幣鋳造所(The Royal Mint Experience)を訪問した際、そこの案内人から聞いたところによると、これは、1676年にアイザック・ニュートン卿が仲間の科学者ロバート・フックに宛てた手紙に記載されていたもので、過去の科学者(Giants)の偉大な努力のおかげで自分がある、という文脈で述べられています。


 「私が遠くを見ることができるのは、過去の偉大な先人達のおかげ」、「過去の発見がなければ、今日の実績はなしえなかった」ということです。


 アイザック・ニュートン卿は1699年から1727年まで王立造幣局の局長だったので、この言葉が採用されたのかと思われます。


勉強は頭の良い一部の人だけがするものではなく、みんなが少しでもより良い未来とすべく、努力しなければならない、ということですね。


新500円硬貨は2ポンド硬貨のように2色ですが、このような深い言葉を入れても面白いのかもしれませんね。


なお、The Royal Mint Experience は貨幣鋳造に興味のある方は是非行かれた方が良いと思います。ロンドンから電車とバスを乗り継いで4時間くらいかかりますが。

記念に自分で本物の流通可能なコインが作れます(といっても、ボタンを押すとガチャンとコインがプレスされて出てくるだけですが、裏面は毎月違う柄なので楽しいです)。

Cardiffのあたりは昔は炭鉱で栄えたものの、炭鉱が斜陽産業となってからはめぼしい産業がなく、街が苦しんでいたため、政治家が貨幣鋳造所をロンドンから今の場所に移したそうです。貨幣鋳造所のまわりをバスで移動すると、悲しくなるぐらい貧しい町並みなのがわかります。