いつもダンナの帰国時には
アフリカンプリントを1ヤードずつ
何枚か買ってきてもらうのですが
以前のが まだ残っているのと
だいたい頼んだのとは全く違う布を
持ち帰ってくれるため
買わなくて良いよ、と伝えました。
悪いと思ったのか
「じゃあテイラーから貰ってくるよ」
と、言い残し
ガーナへ帰って行きました。
ダンナは貰って来ると言っているし
他のガーナ人も「元々捨てるものだから
タダだよー」なんて反応だから、
うちが貰うことでゴミ削減になって
喜んでいるのかと想像してたら…
どうも事情が違うみたい。
ガーナでは、お客さんは買った布を
テイラーのところに持ち込んで
希望のデザインの服を
作ってもらうシステムです。
余った布で、私のように何か
布バッグとか、ヘアアクセ等々
作って売るテイラーもいるそうですが
パッチワークのように端切れを縫い合わせ
自分用の服を仕立てる人もいるのだそう。
そのような服なのか、
組み合わせた布のことか
「ンスサワ」と呼ぶそうです。
ンスサワって、小魚のことですよね?
ダンナが「スープに使いたいから
ンスサワ買ってきたよ」と言って
袋から煮干しを取り出した
なんてことも、あったっけ。
ま、そんな訳で
テイラーさんにとっては端切れも
大事な副収入?副産物?であるので
今回は少しお金払ってくる、とダンナ。
実は、以前貰い物のカーテンを
ガーナの我が家で使おうと送ったのを
そのテイラーさんがタダで
寸法直ししてくれたことがあって
何かお礼をしたかったみたい。
私も前回のお礼をしたくて
以前作ったがま口を2、3個
持って行ってもらうことにしました。
すると、ダンナ「ごめんね、ガーナの人は
アフリカンプリントはたくさんあるから
本当は あんまり嬉しくない。
違う布の方が好きなの」
・・・
私の表情を見て、マズイと思ったか
「あ、でも、これはレザーが付いてるから
大丈夫よ」と、速攻 荷物の中へ。
ダンナの友達が私のAP作品を
喜んでくれるのは
日本に住んでいるからなんでしょうね。
日本文化にあまり関心のない
ダンナを見ていると
和布で作ったものをあげても
ガーナのテイラーさん
たいして喜ばない気はするな…
自分好みのAP布を手に入れるには
日本でネット等で買うか
アフリカへ行って、自分で探すのが
一番失敗がないのでは? と思ってます。
ここまでは、帰国前の話。
ここからは、帰国した後の話。
がま口をテイラーにあげたら
すっごく喜んでたよ、とダンナ。
良かったー♪
大きめの端切れをたくさん
用意してくれたそうで
「かわいいの たくさん取ったよ」
ドヤ顔ならぬドヤ声。
調子に乗って別のテイラーさんの所にも
布を所望しに行ったとのこと。
そこは以前、ダンナと私の
お揃いの服をオーダーしたお店。
私がその服を着た写真を見せた?
と、聞くと
「着るのは良いけど、脱ぐのが大変
って話したら、凄く笑ってた!」
痩せないとねーなんて 私をネタに
盛り上がったらしい。
なんだよー
ダンナが小さく見積もって
オーダーしたからじゃないの。
でも、こちらの店でも たくさん布を
分けてくれたそうで、感謝感謝♡
さぁて、ダンナが帰って来る前に
今ある布を さっさと活用しなくては!
嬉しいプレッシャーです。
て、ことで
小さく残った端切れを繋いだンスサワの
ケンテ柄コースター作りました。
(記録として載せただけですので
拡大などしないで、さっと飛ばしてね)
Harry さんのような大物 を作るのは
ずぼらでガサツな私には厳しいです。
小物ですら この歪み具合 ![]()
柄と柄を組み合わせるのも
美的センスが要るだろうし。
むしろ柄があるせいで、どこをどう
切り取ってどう組み合わせるか…に
凄く時間とられます。
なので柄物AP布と、別布(廃棄予定だった
ランチョンマット)の組合せ。
AP布だけで上手にさっさと
組み合わせてパッチワークできる人
凄いと思います。
ホント尊敬します。
古くなったコースターと入れ替え。
ダンナが居ない間、地道に
断捨離や模様替えもしてます。
中途半端に色々手を付けてしまい…
ダンナの帰国前に終わるんだろうか?![]()
