ガーナのガラスビーズが、使い終えた瓶から
出来ていることは、ご存知でしょうか?
ガラスを細かく砕いて、溶かして型に入れて固めたものに
手描きで 模様をつけます。
(↑以前ダンナに買ってきてもらったビーズ)
バンクー等の練り物を作る 大きな鍋
dansen と書いて「ダンセイン」とダンナたちが発音するこの鍋も
アルミ缶の リサイクルです。
(以下スペル通りダンセンと表記します)
近場にこれを作っているところがあったので
見学に行きました。
まずアルミ缶を 熱で溶かします。
逆さになった自転車は 空気を送り出す“ふいご”で
ペダルを手で回すと
地面下のパイプを通って
奥の、お兄さんが立っている場所に空気が送られ
炎が勢いよく燃え上がります。
その上に載せられた缶が 溶けていきます。
中が空洞になるよう、鋳型に砂を詰め
地面の下にセットして
上の穴から 溶かしたアルミを注ぎます。
冷えて固まったら 余計な突起物を取り除き
表面を磨いて きれいにします。
アルミにしては重さがあって硬いので、
何か他の金属も含まれていると 思われます。
こんな風に ひとつひとつ手で作っているとは思わず
感心してしまいました。
話は変わって・・・
タクシーに乗った時のこと。
途中で燃料が切れ、乗客を乗せたままスタンドへ。
こういうの、ガーナではよくあります。
しかし、そのときは いつもとちょっと様子が違いました。
ガスを入れている間は 危ないから車から離れているように
と言われ、皆、車外へ。
ガス? ガソリンのことをガスって言うよね?
ガスで走るタクシーが日本にもあったよね? なんて考えながら
給油ならぬ 給ガスが終わるのを待っていたら
あれ?この匂い、どこかで嗅いだことある、知っている匂い。
実は人糞から発生されたガスなんですって。
(お食事中の方、ごめんなさい)
めちゃくちゃエコじゃない?
いや、よくわからないけど、凄いリサイクル!
ガス入れ終わるときは臭いけど
車出すころには、全く匂いません。(慣れた?)
↓写真は車用ではなく
一般家庭で使うプロパンガスを 充填してもらっている所
ダンセンの写真を撮らせてもらったら
買わないと悪いような気もして、一番小さいのを注文しました。
以前ノルウェー人が花を植えたいからと、
たくさん買っていったのだそうな。
ダンセンに色とりどりの寄せ植えを想像したら
なかなか素敵に思えてきました。
材料のアルミ缶を持っていくと
割引になるって聞いてたけど
そのときは手元になく、
器¢7、蓋¢3、払いました。
1時間もあればできる、なんて言ってたのに
実際は器4日、蓋3日かかりました。
やっぱりガーナだ…。
私たちの帰国が迫っていたこともあり、
不覚にも ちょっとイライラしちゃった。
後日アルミ缶のゴミが出たので、捨てるよりかは…と
持って行ってみたら、喜んでくれましたよ。
以前は無造作にゴミが捨てられていた場所も
分別して捨てるよう整備されていました。
次にガーナに行ったときに
どう変化しているのか、楽しみです。