かなぽんの姉、子宮頚部腺癌の闘病記です。
右肺の胸水を1リットル抜きました。
翌日、私たちは期待に胸を膨らませ、病院に向かいました。
良かった!!!
お姉ちゃん、今日からは苦しさから解放される!!!
病室に入り、姉に聞きました。
「昨日はどうだった?眠れた?」
「眠れたよ~~~」
やったーーーーー!!!
毎日聞いてきましたが、毎回
「息が苦しくて眠れなかった」
と聞かされてきました。
やっと息苦しさから解放されました。
「でもなんか、気持ち悪いんだ・・・。
今日は何も食べられないかも・・・。」
え・・・。
気持ち悪い。吐きそうってこと?
姉は夕方までほとんど何も食べませんでした。
私が帰宅した後、少しだけ果物とおかずを食べたようです。
でも、明日はもっと良くなっているに違いない。
明日はたくさん食べるだろうから、
おいしいと気に入ってくれた
鶏だんごのスープを作っていこう。
翌日、スープジャーに入れて持って行きました。
姉の病室に入ると・・・。
「息が苦しいよぉ、なんでだろう・・・?
ぜんぜん眠れなかったよ・・・」
・・・予想外でした。
たった一日だけ。
息が苦しくなかったのは・・・。
更に悪いことに、この日から衰弱が激しくなったようです。
食べなかったせいだけではありませんでした。
胸水は栄養の水だそうです。
医師もたまっていたのは承知していたけれど、
なかなか抜かなかったのは、
抜水後の衰弱を考慮していたせいかもしれません。
だから、なるべく尿として水だけを排水したがったようです。
姉の場合、利尿剤を使っていましたが、
カテーテルの管が不純物で詰まりやすく、
詰まると尿が出ないせいか、
大量の発汗や手足の冷えがあり
なかなか調節が難しいようでした。
家族がいる間は、カテーテルの管をみて、
詰まっているようなら、管を動かして尿の出をうながしたり、
看護師さんを呼んで対処してもらったりとできるのですが、
姉一人だと、カテーテルが詰まっているかどうかさえ
見ることができないので、対処できないのでした。
胸水を抜いても、すぐたまるそうです。
そのたまり具合は人によるそうですが、
まさか1日でもとに戻ってしまうなんて・・・。
姉はひどくがっかりしてました。
家族もがっかりしましたが、
姉の落ち込みは、本当にかわいそうでした。
胸水は右肺だけ抜いてましたので、
今度は左肺の水を抜いてほしい。
姉は医師に訴えました。
医師は
「まだそんなにたくさんはたまってないから、
もう少ししたら、抜くからね
息も吸うのが浅そうだから、もう少し深く吸ってごらん?」
姉「できません、やろうにも息が苦しいんです。」
医「それは精神的なものもあるから、精神を安定させる薬ものむ?」
姉「安定剤・・・。お願いします。」
安定剤を処方してもらって、当面はこのままでした。