胸水を抜く | 緩和ケアって何だろう?

緩和ケアって何だろう?

40才独身
子宮頸部腺がん3bから再再発。頚椎転移で下肢麻痺となり緊急入院!
転院先は緩和ケア病棟…。
壮絶な100日を過ごした後、セデーションを経て永眠。

緩和ケア病棟で過ごした時間は、苦痛を緩和できてたの??

かなぽんの姉、子宮頚部腺癌の闘病記です。

 

主治医に胸水がたまっていると言われ、

パニックになってしまったのか、

姉の呼吸はますます苦しくなりました。

 

とにかく、胸水を減らすために

利尿剤が処方されました。

また姉のパニックに対し

安定剤が処方されました。

 

利尿剤は2種類出ていました。

すぐに大量のおしっこが出てきました。

 

これで息苦しさが減ると思っていたのですが、

あまり状態はよくなりませんでした。

まだまだ息苦しいと訴えました。

 

医師も

「それは、心がパニックになっているせいだよ」

「おしっこがたくさん出ているから、足も腰も細くなってきたでしょ?」

「肺の水も同じように少なくなってきているんだよ」

 

一時はそんなものかと落ち着きを取り戻すのですが、

数時間後には

「やっぱり苦しい。なんで苦しいの?聞いてきて!」

 

このような状態が約3週間続きました。

状態はどんどん悪化。

息が苦しくて、食事もほとんどできないようになりました。

 

あるとき病院から両親へ電話がかかってきました。

「娘さんのCTをとりたいんだけど、かたくなに拒否してる。

 ご両親から説得していただきたい」

 

両親は驚いて、急ぎ病院に行きました。

すると、CTをとるためにベッドを水平にするため、

姉は、息が苦しくて水平になれないから、CTはとれない。

 

医師からは

CTをとらないと胸水の状態が分からない。

胸水を抜くならCTは必要だ。

 

姉に胸水を抜いてみるかと聞くと、

「抜きたい。楽になるんでしょ?」

CTをとらないと、針を刺す場所がわからないんだよ。

「でも苦しいから、CTはとりたくない」

じゃあ胸水は抜けないけど、いいの?

「CTとらなくても抜けるんじゃないの?」

 

堂々巡りでした。

でも胸水を抜けば、呼吸が楽になると期待し、

姉はCTをとりました。

 

そのCTは息を止めずに撮影したために、

肺の中ははっきりと取れなかったそうです。

 

CTをとった後、疲れと緊張のために

さらに呼吸困難になってしまったため、

姉は3時間ほど休みました。

 

さあ、胸水を抜くときです。

姉はもちろん、家族もこれで呼吸困難から解放されるんだ

ああ良かった、安心だ。

 

先生と看護師さんで処置すること30分。

抜けました!

なんと右だけで1,000mlもの水が。

色は濁った黄色い水。

こんなにたくさんの水が肺を押しつぶしていたんだ、

そりゃ苦しいはず。

 

先生によると、

「左にもたまっているけど、右ほどじゃないから、

 まだ抜かないね。」

 

姉もホッとした様子。

ああよかった。これで良くなる。

 

姉はすぐに効果がでると考えていたようなので、

「苦しさ、減らないじゃん!」

と怒っていましたが、なんとかなだめすかして、

少し様子を見ようとその日は過ごしました。