食事療法の弊害 | 緩和ケアって何だろう?

緩和ケアって何だろう?

40才独身
子宮頸部腺がん3bから再再発。頚椎転移で下肢麻痺となり緊急入院!
転院先は緩和ケア病棟…。
壮絶な100日を過ごした後、セデーションを経て永眠。

緩和ケア病棟で過ごした時間は、苦痛を緩和できてたの??

かなぽんの姉、子宮頚部腺癌の闘病記です。

 

緩和ケア病棟へ来て1カ月。

以前やっていた食事療法もあまり強くこだわらず、

なんでも食べるようにしていた姉。

 

私もスナック菓子やチョコレートを持って行くようになりました。

でも食べるのは少しだけ。

商品裏の成分表示を見て、

「毒だらけだ」

と言っていました。

(でも食べてましたけどね。)

 

食事療法。

否定するつもりはありません。

食べ物って大事です。

 

でも、がん患者への食事療法ってストイックすぎると思います。

本当に癌と戦える強いからだになるのでしょうか。

体が強くなるための栄養を削ぎ取っているように思えるのです。

 

肉はダメ

魚はダメ

糖分はダメ

塩分はダメ

 

なぜダメなんでしょう?

そこが明確になっていないと思います。

 

よく言われる、糖分はがんの餌。

人間のエネルギーも糖なのでは?

脳は糖分がエサのはずです。

素人考えですが、

糖分の遮断ってできないのではないでしょうか?

 

病院の先生によると、

がんはエサとなる栄養をより分けるようなことはないそうです。

体から吸収できるものはすべて吸収していく。

 

この話の方が私にはしっくりきます。

そうでなかったら、

姉が痩せるのはおかしい

という事になります。

 

入院前、自炊が困難で食べてなかったとはいえ、

あの痩せ方は半端じゃありませんでした。

 

がんがエサをより分けるのであれば、

とっくに小さくなって、転移なんかしなかったでしょう。

だって2年以上も食事療法を続けていたのですから。

姉の体の中に、いわゆる

「毒素」

はみじんもなかったはずです。

 

でも癌はどんどん大きくなっていきました。

転移して下半身麻痺を引き起こしました。

 

食事療法の効果はなかったと言っていいと思います。

 

以前通っていた大学病院の主治医が鼻で笑うはずです。

 

「もう少し、患者の心に寄り添う声をかけてくれてれば・・・。」

こんなことにはならなかったかもしれません。

今更こんな風に思うことはズルいことですが。

 

 

話は病院生活に戻ります。

緩和ケアでの検査で、

血液の状態が悪い、

栄養状態が悪い、

と告げられた後、姉のしたことは、

また食事療法でした。

 

「病院食が毒だらけだからだ!!」

 

肉は食べない

魚は食べない

家から持ってきたものだけを食べる。

 

もう、やめてほしい。

 

本人はただ生きたいだけなのに、

死に急いでいるようにしか見えませんでした。

 

何度も何度もやめるように言いました。

お菓子なんかは食べなくてもいい、

でも肉や魚は食べなければいけない。

こんな痩せた体で、癌と戦えると思っているのか。

体を丈夫にしないと肺の治療もできないのが

なぜわからないのか。

 

緩和ケアの主治医も加わり、必死に説得しました。

お医者さんの言葉は、効果がありました。

 

「アルブミン値が下がっているよ、この数値を上げなきゃいけないよ、知っているよね、ずっと病気の勉強してきたでしょう。」

「たんぱく質をたくさん取らなきゃいけないよ、それも動物性の方がすぐに効果がでるから、肉・魚・卵をたくさん摂りなさい。」

 

やっと、鶏肉と卵を食べることを承諾しました。

毎日、母も私もそれを使った料理を作るようになりました。

シラスをいれた玉子焼き

野菜たっぷりのオムレツ

タマゴサンド

鶏だんごのスープ(味噌汁バージョンも)

鶏肉で作ったハンバーグ

焼き鳥

などなど。

 

やっと人間の食事になりました。