フォン=カラヤン盤蝙蝠 | Intermezzo ~幕間のおしゃべり~

Intermezzo ~幕間のおしゃべり~

しがない歌劇愛好家Basilioの音盤鑑賞録。
備忘録的に…

フォン=カラヤンはほかにふたつの蝙蝠のスタジオ録音があるけど、たぶんいちばん出来がよい(^^)後年の鈍重さはなくオペレッタ的な軽さがある。
アイゼンシュタインのヴェヒター、フランクのクンツは前回同様上々、ファルケのベリーも流石に手慣れたもので安心し、かつ楽しく聴ける。ロザリンデのギュ―デンはローテンベルガーのうきうき感とは違うんだがまた愉快、アデーレのシュトライヒは優等生イメージがぶっ飛んだwwアルフレートのG.ザンピエリはマントヴァ公やらカヴァラドッシやら遊び放題だしブリントのクラインも巧い。
しかし素晴らしいのはオルロフスキーのシュトルツェ!名キャラクターテナーらしい、練りに練られた歌唱と科白まわしで大怪演www宴の主に相応しいカリスマもあるし、これは聴きもの。
ガラではディ=ステファノも登場!これは彼の中でも指折りのパフォーマンス!