ダノン盤蝙蝠 | Intermezzo ~幕間のおしゃべり~

Intermezzo ~幕間のおしゃべり~

しがない歌劇愛好家Basilioの音盤鑑賞録。
備忘録的に…

強面過ぎるロンドンのファルケ目当てでしたが、大ヒット!ひょっとしたらクライバー盤より好きかもしれないww
アイゼンシュタインのヴェヒターは粋で粗っぽいが品があるし、ロザリンデのレイもとにかく陽気!チャールダッシュであれだけうきうきしたのは初めてwwアデーレのローテンベルガーも悪いはずがないし絶好調。スティーヴンスの怪演と言うべきオルロフスキーも聴きもので、不気味でおっかないwwwロンドンは予想をさらに上回る無駄な重厚さでおよそオペレッタ的でないのが逆におかしい。こいつを蝙蝠の格好で放置したアイゼンシュタインは大物wwwフランクのクンツも役を自家薬籠中にした快演!ブリントのマイクトもいかにもで笑えるが、アルフレートのコンヤが信じられないぐらいのコメディアンぶりを発揮していておかしい。
そして何より隠れた名匠ダノンの手腕の素晴らしさ!オケを爽やかに鳴らし軽やかに全曲引っ張っていく。この人やはりただ者ではない。
科白がカットでイーダやフロッシュが出てこないのがちと残念だが、オペレッタの音楽を楽しみたいなら太鼓判を押せる名盤!