2025年は私にとって激動の年で、勤めていた会社がつぶれて転職を余儀なくされました。
転職、というのは不思議な言葉で、少なくとも日本の場合、同じ業界の同じ職種だけれども別の会社と雇用契約を結ぶ、というのも「転職」と表現されます。
今回の私の転職はまさにそのパターンで、そういう意味では大きな変化はありません。
しかし、どんなことでもところ変われば人も変わり、人が変われば文化や制度も違います。
それに、今まで自分が勤めていた組織と比較して規模が数十倍、という「大企業」に入ることになったので、これまでだったら現場のコミュニケーションであっさり解消されていた手続きが、いちいち複雑で面倒くさい。そして細かい個人の事情に配慮しないので、ぶっきらぼうで乱暴です。
そこにアジャストするのに3か月かかったな、という感じです。
まず年初から振り返ると、昨年の夏に会社がなくなることを知らされ、転職することを決意しました。
実は倒産ではなく、別の会社に吸収合併されるという話だったので、「残る」という選択肢も無くはなかったのですが、条件が悪かったので、やめました。
前の職場は人間関係が比較的良かったし、通勤も楽だったし、給料はクソみたいに安かったけれども、長年勤めていたのでほとんど業務内容で分からないことはない状態で、ストレスも少なかったです。
そんな職場に見切りをつけるというのはいささか後ろ髪惹かれる思いがありましたが、仕方ありません。
経営者も屋号も変わって、業務内容も大幅に変わるということで、結局こういうパターンで吸収される側の会社の従業員は、自分から「やめる」と言わざるを得ないような状況になることが多いそうですね。
まあ、必然だと思います。
そんなこんなで、転職活動をしたものの、現在40代半ば(ど真ん中の氷河期世代です★)の私を求める企業なんてほとんどありませんから、転職サイトの紹介求人は書類審査すらほとんど通りませんでした。全部で100社以上応募しましたが、書類が通過して面接まで進めたのは結局同業他社ばかりでした。
本当は業界の将来性を絶望視していたので、別の仕事がしたかったのですが、選べる立場でもないので、雇ってくれる、という組織に入ることになりました。
そういうわけで、1月・2月は転職活動、3月頭に内定をもらって、4月入社でスタートし、3か月じたばたもがきながら少しずつ適応しだして現在に至っています。
ここ数年はゲームの記事中心で更新してきましたが、今年はまだ全然書いてません。
このブログも別に誰に求められているわけでもないのでいいのですが、自分の日常の記録として停滞していたのには、以上のような背景があったのでした。
少し余裕が出てきたので、ぼちぼちまた更新できればと思います。