20時間弱で、ラスボス目前となった。

 

まあ、こんなものだろう。

正直、これ以上引っ張るにはストーリーが薄すぎる。

 

何しろ、タイトルが「聖剣・伝説」だから、聖なる剣についてのあれこれで引っ張らなければならない。

しかも「3」だよ。

もうここまで来たら、開き直って王道のお約束をなぞるだけ、幼稚ではあるが、しかし小中学生を対象にしたゲームのシナリオとしてはこれで十分、ということではないか。

だからこそ、選んだ主人公によって異なるシナリオ&ラスボスというアプローチで、単純すぎるシナリオに複眼的と言うか群像劇的と言うか、そうした奥行が必要だったのだろう。

 

そのほかにも、ゲーム進行ごとに楽しみ方に変化が生まれるような工夫がちりばめられており、やはりゲームバランスはかなり良くできていると思う。

 

①チュートリアル&仲間との出会い

 

②ストーリー進行

ここまではボタン連打だけで進められる

 

③ワールドマップ解放

クラスチェンジも解放され、育成も楽しめる

 

④ボス討伐×8

パターンを覚えて敵が大技を出すタイミングでダウンを狙う

これもバラエティーに富んでいて良かった。

 

⑤ラスダン&ラスボス

 

ストーリーも単純、操作も単純、それでもクリアまでちゃんと引っ張れる、このゲームの最大の評価ポイントはここじゃないかな。

評価はどこに目をつけるかによって、あるいはもっとざっくりと、好みによって、だいぶ変わると思うが、基本的に「ゲーム」として抑えるべきところがしっかり押さえてある、良作だと思う。

レトロゲーのリメイクとしては、これで良いのではないか。

 

ただ、前回も記事にした通り、間違いなく大きな欠点となる要素も。

繰り返しになるが、もう一度確認。

 

●ロードが多すぎ&長すぎ。せっかくテンポのいいシームレスエンカウントが台無し。

※個人的に、昼夜が入れ替わった時に入る演出も邪魔だと思った。画面の端にでも表示させれば十分だったのでは?

●COM操作の仲間が無能すぎてすぐ死ぬ。回復アイテムを浪費されるだけ。

●町の中を行ったり来たりするだけのお使い/話しかけたかどうかのフラグが出ない

●カメラワーク(というか、とにかくどこもかしこも狭すぎる)

 

ストーリーは原作通りで仕方ないとして、上記4点はもうちょっとどうにかなったのではないか。

 

ラスボス倒していないけど、もうストーリーはこれ以上何があっても評価が上がったり下がったりすることはないから、採点してしまう。

 

聖剣伝説3リメイクの点数は…

 

78点。

歴史探訪の一環として、味わい深かった。

単純さだけでしっかり最後まで遊べる良作。

このバランスを楽しむのが良い。

イマドキのやたら複雑で覚えることがたくさんあるアクションRPGに、シンプルという美学の存在を思い出させてくれるような作品だった。

 

ただ、私はキャンペーンか何かで3000円台で買ったが、この内容でフルプライスというのはちょっとありえない。

グラフィックや音楽は手抜きなしで作ってあるが、PS4のゲームとしてはもはやこれぐらいは当然のレベルだ。

 

連休中にパワプロと同時進行でクリアできる程度で、ボリュームもちょうどよかったから、個人的には満足している。