久しぶりのRPG
2025年、年が明けて2024年の夏から続いていた転職活動が3月頭にようやく終わり、20年近く勤めた中小企業を辞めて、4月から新しい職場に移ることになった。
それから7か月ほど。
新しい環境に慣れることが先決で、正直ゲームどころではなく、主に遊んだゲームの感想を書いているこのブログの更新も進んでいなかった。
ようやく生活が安定してきて、また、転職前に比べて給料が良くなり経済的余裕=心の余裕も出てきたので、そろそろゲームでもやろうかな、という思いが湧いてきた。
プレステでストアを物色していたら、FFの派生作品、ワールドオブファイナルファンタジー(以下WOFF)が1000円ちょっとという価格で投げ売りされていたので、駄菓子を買うような感覚でポチ。
やりこみなし・レベリングがっつり(※私のプレイスタイルです)で45時間プレイして、今日クリアしたので、以下感想です。
ネタバレなしです。
良かった点
・FF古参ファンの私としては、往年のナンバリング作品で出てきたキャラクター、モンスター、街、そして音楽を、純粋な「ファンサービス」として受け取ることができた。
・ポケモンやペルソナと同様、遭遇したモンスター(この世界では「ミラージュ」)を捕獲して、育成して、獲得したアビリティを使って有利に攻略していく、というゲーム。そこに本作品オリジナルの「のせのせシステム」を掛け合わせて、ユニークさを出していた。大味で洗練されているとまでは言えないものの、3頭身のデフォルメキャラが登場する世界観ときれいにマッチしていて、試みとしてはおおむね成功しているように思う。
・さすがきれいなグラフィック。キャラクターのモデリングやモーションにも手抜きは感じられず、特にムービーシーンでの目や表情の表現はとても豊かで、イキイキとしていた。
・収集ややりこみ、育成なども含め、クリアしたらおしまい、ではない奥行きがある。
残念な点
それなりにまとまった作品で、1000円ちょっとという価格を考えれば十分元が取れる作品。
一方で、ここはどうにかならなかったのか?と思うようなところもしっかり存在している。
どれも致命的な欠点というほどでもないのだが、これらの点を踏まえると、
「凡ゲーと良ゲーの中間ぐらい」
「遊べることは遊べる、気になった人はやってみてもいいんじゃない?」という感じ。
以下、私が残念に感じたところを箇条書きに。
1)【演出】主人公2人、特にラァン少年の寒いセリフ回し
誰向けに作られているのか分からない。
このノリ、令和の今となっては子供にも通じないと思う。
一方で、過去作のキャラやエピソードが出てきても、未プレイの人は何のことだか分からないだろう。
長い歴史のあるシリーズで、新規若年層向けに作られたという趣旨の記事を読んだが、見た目は子供向けでも中身は古参向けで、立ち位置が微妙すぎ。
2)【シナリオ】無理矢理後付けの「世界の原理」
ファンタジーなので、ゲーム内専門用語でいろんな説明がされるのは構わない。
が、突然不思議な現象が起きて突然その原理の説明がとってつけたようになされるというのは、世界観の底の浅さを感じる。
また、最終章を迎えるまでは世界の謎を解き明かす、というテーマも全く出てくることがなく、前述の寒い会話が繰り返されるのみ。
よく分からない設定に途中でついていく気力を失い、冗長なムービーはスキップ一択だった。
3)【UI】拠点からでないと使えないファストトラベル
各街やダンジョンにファストトラベルの出入り口があるのだが、なぜかこれが拠点からでないとアクセスできない。
ファストラをしたかったら、まず拠点に帰って、そこから改めて行き先を指定する必要がある。これが地味に面倒くさい。
なぜ直接目的地を指定できない仕様にしたのか、謎。
4)【システム】ミラージュ集めから育成までの流れが無駄に面倒
この作品のゲーム性を支えている重要なポイントが、とにかく面倒くささの塊。
① ミラージュ収集
→ エンカウントした新規ミラージュを回収するために特定の条件を満たす必要があるのだが、その条件を遂行可能なアビリティを持ったミラージュがまだいない/いても同行していない、ということがとても多い。(特定の状態異常を付与しろ、とか。)
② 同行可能な枠にセット
→ ゲームが進んで数十体回収しても、同行させられる枠が10体と決まっている。
さらに道中で面子を変更したくなってもセーブポイントかファストトラベルのゲートか所持数の上限3個までの消費アイテムを使わないと変更できない。
これはいただけなかった。
前述の①をクリアして新しく回収しても、もう枠が埋まっているので使うことができない。
この仕様で大きく本作のゲーム性が「面倒くさいもの」になってしまった。
③ ミラージュの育成
→ 主人公のレベルが50とか60とかにまでなっても、例えばそこで新しくボスレベルのミラージュを回収したとしても、レベル1~育成することになる。
①~③により、ミラージュをどんどん回収し、どんどん試行錯誤しながらのせのせを試して、そのダンジョンの最適解を見つけていく、という楽しみ方は出来ず、結局序盤でレベルがそこそこ上がったミラージュを最後まで使い続けた方が強い、という味気ない仕上がりになってしまった。
破綻しているとまでは言えない、実はそれなりに細かいところまで配慮がされていると感じる部分もあっただけに、調整不足、という印象も否めない。
5)【ムービー】よく分からないアニメパート
??
これ、最近のゲームにたまにあるよね。
テイルズオブアライズとか。
なぜ3DCGのムービーがあるのに、突然それと噛み合わせの悪いアニメをくっつけるのか。
違和感しかない。
総合評価
いつものことながら、マイナスポイントばかり長くなってしまった。
しかしクリアまで安心して遊べる作風でもあり、キャラクターはみんな可愛らしく、FFネタで久々にRPGができた、しかも1000円で、ということで、それなりに満足。
今日の昼飯はコンビニのおにぎりでいいや、っていうときあるよね。そんな作品です。
というわけで、WOFFの総合評価は…
73点!
次は何をやろうかな…