アラフォー独身男の愚痴と焦燥の吐き出し口に過ぎなかったこのブログは、いつの間にか(明確にはコロナ以降)「ゲーム日誌」と化してしまい、ゲームで遊びながら「記事にはなんて書こうかな?」とか考えているのが結構楽しかったりする。
新作のレビューなどはそこそこ需要があるらしく、読んでくれる人もいる。
で、毎年年末に「今年遊んだゲーム」のまとめ記事を書いているが、今年は年を越してしまったので、「振り返り」というタイトルになった。
時系列で、私が昨年遊んだゲームは以下の通り。
赤字は90点以上の神ゲー認定作。
FF7リバース
ラチェット&クランク パラレルトラブル
スパイダーマン マイルズ・モラレス
ユニコーンオーバーロード
ウィッチャー3
サガコレクション(GBサガ1・2)
スーパーマリオ ワンダー
パワプロ2024
マリオカート8
グラビティ・デイズ1・2
聖剣伝説VOM
メタファー リファンタジオ
ロマンシングサガ2 リメイク
最初と最後に神ゲー認定作が。
やっぱり私はRPGが一番好きなのかな。
あと、一番長時間遊んだのはパワプロ。
実は今も毎日のようにやっている。
試合時間20分ぐらい、というのがすき間時間にちょうどよかったりする。
マリオをやって気づいたのだが、もはや私はアクションゲームではときめかなくなった。
子供のころはあんなに夢中になれたのに、「学習する」ということにかかるコストが面倒くさくなってしまっている。
おまけに操作を覚えるのも時間がかかるし、有効な操作を瞬時に繰り出すような反射神経も醜く衰えている。
だからアクションと同じ理由で、シューティングやリズムゲーも無理。
昔は自分がこういう操作をすればこの局面が突破できるはず、というイマジネーションが脳からギュンギュン湧いてきたのだが、もうそんなクリエイティビティは発揮されず、ベルトコンベアーに乗っかって作業をしているだけ、という感覚になってしまった。
これらのことがかなり明らかになった1年だったので、今後私はアクションやシューティングはもとより、フロムゲー、死にゲーの類にはよほどのことがない限り手を出さないだろう。
自分のそうした「変化」をいささか寂しくも思う。
就職氷河期世代は「生業」にも出会えず、家族形成の機会も喪失し、結果的に「大人」になることができないまま子供(学生)時代と同じサブカル(アニメ・漫画・ゲーム・音楽etc…)にとどまっており、供給側のエンタメ産業も、マーケティングの対象としてそこを狙っているわけなので、FF7のリメイク作品を“神ゲーだ!”などと評してブログにつづっている自分などは典型的なカモなのだろう。
この世代が客としてみなされているのは、アニメやゲームといった数千円のコストで何時間でも遊べてしまうような産業だけであって、自動車メーカーなどはもうあきらめて海外に市場の軸足を移しているのではないか。
いつか、FFもドラクエもパワプロすらも発売されなくなる世界が訪れるだろう。
そのとき、自分は幸せに生きているだろうか…?
そんなことをぼんやり考えながら、あまり明るいとは思えない自分の未来を憂いつつ、「今を生きる」ことを自分に言い聞かせて、相変わらずゲームに現を抜かす、2025年の正月でした。