スイッチのサガコレクションで、GB完全再現のレトロゲーの再プレイ。
現役時代は実はクリアできなかったのだが、思い出のゲームだ。
このゲームの発売当時、私は小学生だった。
FF3とサガ1のどちらから先に遊んだのか覚えていないのだが、これが私にとって初めてのRPGだった。
スクウェアというゲームメーカーの名前も覚えたころで、熱中した「魔界塔士サガ」の続編が出るということでかなり期待していた。
サガ2の発売日に、たまたま風邪をひいて学校を休み、病院に行った帰りにイトーヨーカドーのゲーム売り場で買ったような…
みんなが学校に行っている裏で、最速で最新のゲームで遊べたという僥倖に心が震えたのを覚えている。
パッケージも普通のGBソフトと違って妙にでかかったなー。
ところがこのゲーム、成長システムがとっつきにくい上に、人間とエスパーの成長速度が激遅で、おまけに装備品の価格がクソ高い。
さらに武器は使用回数が決まっていて、0になると買い直し。
というわけで誰かの体内で白血球とかと戦ったところまでは覚えているが、その序盤あたりで挫折したのだった。
今回のサガコレクション、バグも含めほとんど完全再現されていて、本当に懐かしかった。
今は子供のころと比べて圧倒的にゲームで遊んだ経験値もあるし、何よりネットで攻略情報が完璧に手に入るし、これでクリアできないわけないのだが、いや、それにしても難易度高かった。
どう考えても高すぎるエンカウント率。
ダンジョンでは一歩進むごとにエンカウント。
しかも出現する敵が10体超えてたり。
素早さ依存で行動準が決定されるのだが、素早さなかなか上がらんし。
なんで魔法使いにまで素早さ上げ要求するのか意味わからん。
で、いつの間にか敵の素早さについていけなくなって、多勢の敵にエンカウント直後に袋叩きにあって全滅、ということもざら。
私はレベリングの作業が大好物なので苦にならなかったが、最近の「普通に進めていればちょうど適正レベルになっている」「敵が強すぎると感じたらサブクエやりましょう」みたいな洗練された作風とは真逆の設計思想で、このいささか理不尽な仕様を楽しめるぐらいじゃないときついと思う。
※元の発想がFF2だったこと、ピクセルリマスターでFF2も経験した今となっては、「なるほど」という感じ。
仕様を理解してステータス上げにいそしんだ結果、HPだけカンストしたのだが、その後どんなに戦ってもほとんどステータスが上がらなくなってしまい、カンストでの攻略はあきらめて、中途半端な育成にモヤモヤしながら今日ラスボス討伐しました。
30年以上たって攻略できたことに一抹の感動が。
とっつきにくさとか、ゲームバランスの悪さとか、バグの多さとか、いろいろあるけど、やっぱり面白かった。
モンスターの肉とか、こんなの情報がなかった当時の子供にとっては運でしかないだろ(笑)。
一番良かったのは、音楽。
今でも鮮明に覚えていた。
ゲームボーイでこの音楽はすごい。すごすぎる。
思わずサントラもダウンロードしてしまった。
3は駄作だと聞くが、サガこれに入っているから、ついでに遊んでみます。