今年のゴールデンウィークはユニコーンオーバーロードで遊ぶことにした。

発売されてまだ間もないが、評判が良かったので。

 

現在20時間程度プレイして、おそらく中盤の入り口、ぐらいだと思う。

私はゲームを進めるのが人一倍遅いので、速い人ならもっとサクサク行くのかも。

 

とりあえずノーマルモードでプレイ。

よほどのことがない限りゲームオーバーにはならなそう。

手触りは悪くない。

以下、ここまでの感想です。

(ちなみにPS5版)

 

①ひとまず80点以上の「良ゲー」

ゲーム系ユーチューバーの中には「神ゲー」評価を連発して再生回数を稼ごうとする向きがあるかもしれない。

このゲームをそう評している配信者も、実際に何人かいた。

彼らの評価は個人のものだからひとまず参考程度にして、実際自分がやってみたここまでの感想は、80点。

ゲームとしては十分面白い。

やめ時が分からずずっと遊んでしまう。

戦闘も面白い。

Switchのファイヤーエンブレム(風花雪月)に作風がよく似ている。

おそらく参考にしているだろう。

ただ、物足りないところも色々感じる。

 

②好みが分かれるグラフィック

13機兵防衛圏を作った会社ということで、画風はそのまま。

水彩画っぽいというか、紙芝居っぽいというか、どこかレトロな雰囲気のある独特のタッチだ。

これはこれで、アートとして面白いのだが、あまりにも「そのまんま」なので、手癖ととらえられないことも無い。

どの曲にも似たようなフレーズが出てくるロックギタリストを何人か思い出したが、それと似ている。

これは正直、好みが分かれるだろう。

ただ、ゲーム業界というのもいろいろ大変みたいだから、スクエニのように超美麗グラフィックで開発期間が延び、巨額の費用が掛かるようなゲームとは違う作品を作ろうとしている、ということは伝わってくる。

 

③たくさんいるキャラの魅力が物足りない&UIがイマイチで管理も面倒

・「王道」と「テンプレ」の狭間で

まだ最後まで遊んでないので何とも言えないが、どのキャラクターも内面を描くほどの深さは持っていない。

王道と言えば王道なのだが、完全にテンプレ化されたあるあるキャラばかり。

キャラクター同士の食事会や会話イベントもあるのだが、この内容もありきたりでフックが足りない。

・ボイスの種類が少ない

戦闘の前後など、時々同じセリフを2回続けて言うこともあるぐらい、種類が少ない。

・色で区別できない

赤い服を着ているキャラなんて、イメージがもう赤になっているのに、装備や編成の画面ではなぜか全員青っぽい色に統一されており、たくさんいる中から見つけるのも一苦労。

編成時にも、アタッカーは赤、回復役は緑、みたいに色分けしてくれないと、文字情報と知識だけを頼りに延々と試行錯誤するので時間がかかる。このUIはお世辞にも良いとは言えない。

 

④調整が大味と感じる面も

・アイテムは所持も使用も無制限。チート級の効果。

・レベルやスキルよりも兵種の相性で、手の出し方が10種類ぐらいあるジャンケンをしている感じ。

・複数のユニットが重なっていたりすると目的のユニットを選択しづらくなったり、特定のユニットだけが連戦になってしまったりする。

・料理も制限なく金さえ払えばいくらでも食べ続けられる仕様。これじゃ作業化するでしょ。

・普通にマス目で管理&コマンドバトルの方がキャラゲーとは相性良い気も。

 

 

今のところ、私は風花雪月よりもこっちの方が面白いと感じているのだが、ところどころ「物足りなさ」があり、「神ゲーは言いすぎだろ」と感じている。

感じ方は人それぞれだが、私は13機兵すらも80点と評しているので、単にこの会社との相性が(別に悪くはないと思うが)良くないだけかもしれない。

気になる人は、自分で遊んでみるしかないんじゃないでしょうか。