「超」がつくほどの運動不足の私も、一応休日はできるだけウォーキングに出かけることにしている。

目標は大体1万歩。

近所の河原を端から端まで90分程度かけて一往復すると7キロちょっとで、ちょうど1万歩ぐらい。

気分や時間帯によっては別のコースを歩くときもあるのだが、冬場は午後4時頃出発すると、夕焼け空を眺めながら気分よく歩くことができる。

 

昔から、空を眺めて歩くことは好きだ。

明け方の空と夕方の空が特に良い。

昼夜の境界線でグラデーションがかかっていて、刻々と色も景色も変わっていくので、飽きない。

 

さて、ウォーキングのお供に欠かすことができないのが音楽だ。

スマホにイヤホンをつないで、その日の気分でいろんな曲を聴いている。

 

以前も書いたが私は幼少のころから妄想癖がなくならず、大人になるにつれてむしろひどくなっているようなきらいもあり、四六時中あんなことやこんなこと(?)を脳内で思い描いては、一人ほくそ笑んでいる。

大体誰でもこんなものなのか、それとも自分だけが特にそうなのか、知らない。

しかし何はともあれ、「いまここ」に心がなく、いつも空想の世界で過ごしている方が居心地が良いのである。

現実逃避なのかな?

 

だから、散歩中に聴く音楽というのも、空想・妄想を掻き立てられるような楽曲に偏っている。

気に入った服装で、空を眺めつつ、好きな音楽とともに、勝手に妄想を膨らませながら、のんびりお散歩。

有酸素運動+ストレスコーピングということで、健康にはとても良いと思う。

 

以下、2024年1月に私が聴きまくっているプレイリストをご紹介したい(誰に?)。

 

【HR/HM部門】

私は高校生のころからハードロックとヘヴィメタルばかり聴いている。

今やこの手の音楽は絶滅寸前、長いイントロや速弾きギターソロなんか、誰も求めないんだそうな。

このジャンルから供給されるのはそれこそ私が学生のころ全盛期だった、今や50代・60代のメンバーが中心の初老バンドの新譜。

かつてほどの輝きがなくて、悲しい。

 

そんな中でも昨年出会った「当たり」の楽曲はこの2曲。

 

#1 RISE/EXTREME

#2 72 Seasons/Metallica

 

エクストリームは昨年出会った曲の中で個人的年間大賞だ。ロックは死んでない!!

(メタリカの新譜は、タイトル&オープニングトラックのこの曲「だけ」がとても良かった。あとは…残念。)

 

ヌーノのハーモニクスで速弾きという変態プレイには笑った。

メタリカも歌が始まるまで2分半もリフを弾きまくり。この曲のカークのソロはメタリカの曲の中でも特に好き。

やっぱりギターのリフとカッコいいギターソロ、これがなきゃロックは物足りないよ。

16小節も待てない?

ソロはスキップする?

喝ーーーーーーーっつ!

 

 

【「令和の音楽」部門】

私は昭和生まれ・平成育ちの40代。

令和の若者の音楽には全くついていけていなかったが、そんな私でも昨年覚えたいくつかの音楽がある。

令和の天才ミュージシャンたち、カッコいいなあ。

 

#3 阿修羅ちゃん/Ado

#4 ギラギラ/Ado

#5 アイドル/YOASOBI

#6 怪物/YOASOBI

#7 綺羅キラー/ずっと真夜中でいいのに。feat.Mori Calliope

#8 ワタリドリ/Alexandros

#9 絆ノ奇跡/MAN WITH A MISSION & milet

 

Adoの曲の中でもこの2曲は特に好きだ。

歌詞世界とAdoの表現力が素晴らしいと思う。

YOASOBIはとある中学生に「群青」を教えてもらってから聴いているが、もはや私はキラキラ青春ソングには共感できない。

むしろ原作の世界観に忠実でありつつ自分たちの個性もしっかり表現、なおかつちょっと毒と狂気をはらんでいるという、この2曲は抜群だと思う。

 

ずとまよ。謎だ。

マキシマムザホルモンみたいに、歌詞を見ながら聴いても早口すぎて何を言っているか分からないのに、なぜか中毒性がある。

YOASOBIのIKURAちゃんにも言えることだが、キーの高さが「20歳前後の若い女性」という問答無用の目立ち方なので、耳にしたら誰もが気になってしまう感じ。

日本語と英語が混ざった高速ラップの「森カリオペ」なる謎の女性も、なんかカッコいいなあ。

 

ロックバンドはいつの時代でも私のあこがれだ。

プロ野球選手並みにカッコいい。

アレキサンドロスの魅力はまだ全然理解できていないが、この「ワタリドリ」という曲の2番の歌詞、「傷ついたあなたを笑わせたいから」というフレーズにやられた。

マンウィズの曲は、最初「和楽器からリフに移行する展開、カッコいいな」と思って聴いていたのだが、鬼滅の刃の曲だったということを最近知った。あと、miletさんという謎の歌手、良く知らないが、youtubeで見たら別嬪さんで、好きになってしまった。

声質と顔が結びつかん。

 

【ゲーム音楽部門】

ペルソナやFFのサントラはいろいろ聴いている。

妄想癖にはゲームは好相性。

昨年はペルソナ4と3もやったので、サントラもいろいろ聴いた。

 

#10 Reach Out To The Truth/平田志穂子 ※P4OST

#11 Break Out Of…/平田志穂子 & Lotus Juice

#12 闘う者たち/FF7R OST

#13 仲間を求めて/FF6 pixel remaster OST

 

ペルソナシもFFも、実はこれと別に独立してプレイリストを作ってある。

ゲーム音楽、という枠の中でも、ペルソナとFFシリーズの楽曲はちょっと次元が違う。

散歩にも、ドライブにも最適。

妄想も加速。

 

他にも数曲入っているが、推しはこんなところ。

今年はどんな1年になるか、いろいろあって正直期待は出来んが、それでもウォーキングしながら、音楽と妄想と人生を噛みしめて、1万歩、2万歩、歩き続けます。