クリアしました。
探索95%程度終了で、レベル91。
裏ボスも討伐済み。
45時間程度。
以下、ネタバレアリの感想です。
先に採点から。
イース10の点数は…
80点!
しかし狙って80点にしてあるのだから、むしろ満点と言えなくもない。
満点を取ろうとして力不足で80点なのではなく、初めから80点を取るつもりで綿密に調整した結果の80点なのだ。
その意図を随所に感じるし、実際45時間もかけてクリアまで遊べてしまったのだから(もっと言うと8・9・10と3作連続で合計150時間ぐらいプレイしてしまったのだから)、ゲームを作った人には拍手を送りたい気分だ。
以下、各項目の点数。
項目の内容は個人的視点。つまり、適当。
グラフィック 6.5
誰もが指摘するレベルのクオリティの低さだが、一部のムービーや戦闘でのモーションはなかなか迫力があった。
しかしどんなフィールドもこのグラでは没入感は得られない。
白鯨とのQTEっぽいシーンもとっても残念な仕上がりだった。
ストーリー 5
これについてはツッコミどころがありすぎるので、最後にまとめて書く。
キャラクター 7
ヒロイン・カージャはとてもいいキャラクターだった。
弱っている彼女には、アバターのアドル君で優しくしてあげたくなる。
8のダーナも人気があるそうだが、個人的にはこっちの方が好きかな。
ただ、なぜ途中から女言葉で話し始めたのか、この設定がまるで理解できない。
そういうキャラ付けを好む層へのマーケティング的判断なのだろうと推測するが、二重人格のようで不自然。
それ以外のキャラは、正直、どうでもいい感じ。
唯一、カージャの父グリムソンだけ、存在感と威圧感が圧倒的で、すごいと思った。
声優さん(山路和弘氏)、この声いろんな映画やアニメで聞いたことあるけど、男の色気や逞しさまで声だけで表現できる、すごい人だと思う。
戦闘 9
簡単操作で派手な技を連発できる、育成も楽しい戦闘。
一部若干操作性に難があった(ボタンの推し間違いが頻発する)のと、単調になりがちだったことを差し引いて、9点。
UI・操作性・快適さ 7
UIはそれほど使いやすくもないしお洒落でもない。
かといって欠点らしい欠点もない。
船の移動が風向き次第、速度のチューンナップをMAXにすると逆に停泊しづらくなる、等の仕様はストレスになった。
音楽 8
特別何度も聴きたい、というものはなかったが、場面を盛り上げる良質なBGMだった。
8で体験した衝撃のダサさからだいぶ垢抜けたと思う。
電子楽器にストリングスが加わっているのが大きかったかな。
ゲームバランス 8.5
・まず冒頭から、民間人をあっさり斧で殺すカージャ。
この時点で、どんなきれいごとを並べたとしても、カージャは人殺しには違いない。
・ピンチになれば異界にワープ
この作風も8・9・10と続いているが、さすがに続け過ぎでは?8のダーナだけで十分。つまらんよ。
・伏線と思しきものはほとんど誘導尋問で種明かしの前に答えが分かってしまう
カージャがロロの末裔であること、謎の老人こそがロロ本人であることなど、展開が見え透いていて何の感動もない。
・ラストバトルの必要性?
最後は何のために戦っていたのだろうか?
ロロが自決すればそれで済みそうなものだが。
間違ってアドルとカージャを殺してしまったらどうするつもりだったのか。カージャに至ってはそのせいで実の親にまで殺されかけたんだぞ。「君たちのような若者に出会えて…」なんて言ってる場合か。
・アドルとカージャを誘導していたのは?
グリムソンなのか、リラなのか、ロロなのか、それにしては偶然も重なりすぎているし、結局何だったのか。
確認するのもどうでも良くなってくる。
・グリーガーの正体
イース9のラルヴァもそんな感じだったが、人間の負の感情から生まれるモンスター、っていう屁理屈、あれでうまくいったのはペルソナだけだ。
ついでに言うと、「神」・「呪い」であらゆる原理を説明したことにするのも、最終的なメッセージを(人間の意志の)「自由」や「可能性」に結びつけるのも、脈絡がなさ過ぎて何だそりゃ、って感じ。
あくまでもゲームのシナリオであり、これに乗っかって探索・戦闘・育成を楽しんでください、っていう作品と見るのが妥当。
そういうつもりで見れば、本当にうまく調整されているとも思えるが、40時間以上付き合わされた物語から何も得られないとちょっと虚しい。
まあ、何はともあれイースシリーズを堪能した2023年の年末だった。
次は何をやろうかな…