☆ネタバレアリで感想書きます。
P5(R)とP4(G)は神ゲー認定です。
して、その礎を築いたP3もやってみました。
温故知新の過去作探訪
今回遊んだのがP3Pのリマスター版ということで、正直ポータブル機向けに引き算で移植された作品の再移植(アトラスはなぜこっちを選んだのだろう?)だったのは残念。某レビューによれば、複数あるリマスター版のうち、PSP版は「(その他のエディションと比較して)最悪」のとのこと。
遊んでみると、なんとなくその意味が分かる。
5と4で遊んだ後だから猶更そう感じるのだろうが、「ポータブル機のスペックの制約により削除された機能や演出(ムービーその他)」があるというのが大きい。
ただ、リマスター作品を遊ぶ際の「温故知新」という目的からすれば、「ポータブル版」でも十分楽しめた。
この3作目があればこそ、シリーズの飛躍がありえたということは確認できた。
ベースとなるカレンダーシステム、そして「コミュ」やペルソナ合体、ダンジョンの攻略や戦闘などは、この時点である程度プロトタイプが出来上がっていたと見ていい。それをより多くの人が共感できるようなキャラクターとストーリーに落とし込んでさらにバランス調整した作品が4だったのだろう。
そこからさらに見た目を派手&お洒落にしたのが5、という感じか。
これはRPGの歴史においては革命的な発明だったと言ってよいのではないか。
このシステムがあまりにも完成度が高かったために、4や5ではほとんどそのまま流用されている。
ただし3の場合、登場人物が多くコミュのスケジュール管理があまりにもタイトだったり、メインとなるキャラクターのコミュが最終盤まで解放されなかったりと、全体のゲームバランスの点から見てどうなのかと思う点もあった。
しかし何はともあれ、3作+派生作品を遊んで、ようやくペルソナというゲームの楽しみ方を理解しだした気がする。
P3Pの個人的評価
元のオリジナル版が2006年、PS2で発売されている。
17年も前のゲームだとは思えないほど完成度も高く、今遊んでも十分楽しめた。
評価はこんな感じ。
グラフィック ★★☆☆☆
これは、そういうゲームじゃない、っていうことで良いんじゃないか。
ただし、アニメムービーの演出などが大幅にカットされていたのは残念至極。
音楽 ★★★★☆
やっぱりペルソナシリーズは音楽がいいなあ。
神ゲーに神音楽は必須か。
ストーリー ★★★☆☆
人によっては3のシナリオを高く評価していて、これはあくまでも私の好み。
正直、好きなテイストではない。
・思わせぶりだった割に存在感のなかったストレガの3人
・女性(異性)キャラとのコミュがすべて恋愛にのみ収束していく展開
・ファルロス=綾時であることがあまりにも分かりやすい(分からせようとしていたのか?何のために?)
・主人公が犠牲になって終わるエンディング(テイルズオブベルセリアのベルベットと似ている)
・現実離れしたキャラとのコミュが面白くない
・最終的にはアイギスだけが特別にすべてを理解している存在になっている(エンディング曲の歌詞もアイギスの想いを歌っている)が、アイギスとの関係や内面を掘り下げるイベントが後半に詰め込まれすぎていて、話の理屈として納得はできるがイマイチ感情移入できない
・ラスボス戦が長すぎる
キャラ ★★★☆☆
遊んだ順番が逆(5→4→3)だったから本作の評価とするのはいささかフェアでないのだが、あまりにも設定がテンプレ化されすぎていないか。
家を継ぐ(その過程で結婚させられる)ということに悩む美鶴パイセンは、4の雪子、5の春(生徒会長という属性は真)と同じ。
初日に出会って親友的立ち位置になっていく順平は、4の陽介、5の竜司。
ロボットのアイギスとAIのソフィア(P5S)。
唯一、ナビゲーター役が3から風花→りせ→双葉と変遷していった点は良かったか。
他のメンバーと比べて戦闘中のボイスが多いから、全く違うキャラクターにしないと飽きられると考えたのかな。
世界の破滅や死と向き合っているはずの美鶴パイセンが、政略結婚を受け入れることに悩んでいるというのは、現実的なのか非現実的なのか分からん。気位が高いだけで結構「過剰」な「イタい女」になっていないか。仲間はみんな高校生なのに一人だけ30手前のキャリアウーマン(5の冴)みたいで、変。
しかも女性のコミュは結局最終的にみんな恋愛へと収束していくのに、中盤~終盤にならないと解放されないという仕様だから、初めのうちは千尋一択。(この子も性格が良いのかそうでもないのか分からない。消極的な割に妙に嫉妬深かったりする。)
ガングロの馬鹿そうな女子高生、確かに当時いたけど、今やみんなおばさんになってるね。コミュ掘り下げる気にならん。
※※4の修学旅行で千尋が登場、王様ゲームをやったところは坊さんがいたクラブだった(曲は3のED曲)、3のクラブにキャサリンのヴィンセントが登場する、など、ネタが分かったのは面白かった。
ゲームバランス★★★★☆
日常パートはコミュの管理が難しすぎ。自由度高いかと思いきや、「正解」を選び続けないと完走できない。
結局正解の選択をこなすだけの作業になる。
そしてシリーズの肝、ペルソナ合体。
「攻略情報なしにできるわけない」というところはシリーズ全体に言えることで、ここははっきり言って好きでない。
あとタルタロス。
多くの人が指摘しているが、長くてだるくてつまらない。苦行。
と、バランスについて悪いところを先に書いてしまったが、日常パートとダンジョン攻略パート、ペルソナ合成、サブクエ、やりこみ、アイテム合成、これらを高次元で融合させて一つのゲームとして仕上げたというのは見事の一言。4と5は神ゲーだが、神ゲーは一日にしてならず。3は0から1を生み出したという点で、その意義は計り知れない。
歴史的意義 ★★★★★
というわけで前述の通り。本作を遊んだ最大の意義はここにある。
これらを総合的に判断して、P3Pの評価は…
87点!
「歴史的意義」で5点追加。
さて、遊ぶゲームがなくなってしまった。
ゼルダをやりたいが、FF16や7R続編のためにPS5が必要で、ここにニンテンドースイッチまで買ってしまうといよいよゲーム廃人が決定的になりそうで…